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妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響?妊娠中の迷信やジンクス

ikujilog

母親や先輩ママ友から、「あー、そういうことすると、赤ちゃんが生まれてから○○になっちゃうよ。」と聞いたことがあるでしょう。

妊婦の普段の行動が赤ちゃんに影響を及ぼすという話は、本当の話と迷信・噂話がごっちゃになってますよね。

ただ普段は迷信やジンクスを信じていない人でも、妊娠中の妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響を与えると聞くと妙に気になるります。

そこで今回は、妊婦の行動が赤ちゃんの性格や病気に影響を与える迷信、ジンクスが本当なのか嘘なのかというお話をします。

赤ちゃんの性格・特徴・病気に関する迷信やジンクス

妊娠中の行動によって、赤ちゃんの性格や病気などに影響を与える迷信やジンクスをまとめてみました。

おなかを触ってもらうと赤ちゃんが人見知りしない

人見知りしない子が産まれるならどんどん触ってもらいたいと思うかもしれませんが、もちろん迷信です。人見知りは成長過程に起こるもので、悪いことじゃありません。

妊婦が心配症だと赤ちゃんが神経質になる

妊婦の性格が、そのまま赤ちゃんに影響を与えるわけじゃありません。妊婦はストレスを溜めないことが良い出産になるので、心配しすぎる妊婦を戒める言い伝えなんでしょう。

妊婦が転ぶと赤ちゃんにアザができる

妊婦が転ぶと、産まれた赤ちゃんにアザができるという話があります。もちろんこれは、普段の生活に注意するように妊婦を戒める言い伝えです。

妊婦がパーマをかけると子供が天然パーマになる

妊婦がパーマをかけても、子供が天然パーマにはなりません。両親ともストレートなのに天然パーマの子は、祖父母や曽祖父母の髪質が隔世遺伝している可能性があります。

火事場に行くと赤ちゃんにアザができる

妊婦が火事場に行くと赤ちゃんにアザができるというのも迷信です。火事現場は人が集まるので、ふらっと行くのは危険です。こちらも妊婦を戒める迷信なんだと思います。

腹帯をしないと巨大児が生まれる

腹帯をしないと赤ちゃんが巨大児になるというのは迷信です。妊婦が腹帯をすると腰痛などを抑え、体が楽になります。妊婦の体を気遣った言い伝えなんだと思います。

胎動が強いと落ち着きがない子が産まれる

胎動が強いと男の子が産まれるという話が迷信であるように、胎動の様子でその子の性格が変わるわけじゃありません。胎動は大切なので、感じられる準備をしましょう。

妊娠初期にショックを受けると先天性異常児が産まれる

先天性異常とはダウン症や奇形児など形態的・機能的異常のことで、軽いものを含むと新生児の5%と言われます(そのうち重篤な先天異常は1-2%)。

先天性異常が起こる原因は不明(60-70%)、遺伝性異常(15-20%)、染色体性異常(5-6%)、母体感染疾患(2-3%)、薬剤科学・環境物質(2-3%)です。

19.新生児の管理と治療|日産婦誌61巻1号|日本産科婦人科学会

妊婦の精神状態と先天性異常児に直接の関係はないですが、精神状態の安定は良い出産要素の1つです。そのためこれも普段の生活に注意するための戒めですね。

胎児に話しかけないと自閉症になる

自閉症とは対人障害、コミュニケーション障害、構音障害などの発達障害のことです。胎児に話しかけないと自閉症になるというは根拠がない迷信です。

ただ妊婦が胎児に話しかけるのは語りかけ育児の練習になりますし、赤ちゃんの存在を身近に感じて親の自覚が芽生えるので行った方が良いものですね。

ママが音痴だと子供も音痴になる

これには2つ要素があります。まず1つは親の音痴が遺伝する説ですが、これは多少は関係あると言われてます。それよりも、子供が音痴になる原因の多くは環境の影響です。

正しい音程できれいな歌声を聞かせれば子供も歌がうまくなり、そうでなければ子供が音痴になる可能性があるので、子供が音痴だとしたら……つまりそういうことです。

妊婦の飲食による赤ちゃんの影響に関する迷信やジンクス

妊婦の行動の中でも、飲食が赤ちゃんに影響を与える迷信やジンクスは多いですね。

妊婦がタバコを吸うと赤ちゃんが色黒になる

妊婦がタバコを吸っても色黒の赤ちゃんは生まれませんが、出産のリスクや胎児発育不全、先天異常の確率が増えます。妊娠が発覚したら絶対にタバコを吸ってはいけません。

妊婦がお酒を飲むと赤ちゃんの目が腫れぼったくなる

妊娠中に妊婦がお酒を飲むと流産や胎児の先天性異常(胎児性アルコール症候群)の確率が上がります。胎児性アルコール症候群になると頭蓋顔面奇形で目が腫れぼったくなります。つまり、この話は本当です。

妊婦がコーヒーを飲むと赤ちゃんが色黒になる

妊婦がコーヒーを飲んでも赤ちゃんは色黒になりません。ただ妊婦が大量にカフェインを摂取すると、胎児の発育阻害や死産のリスクが上がります。

妊婦がアワビを食べると目がきれいな子になる

妊婦がアワビを食べて赤ちゃんの目が大きく、黒目がきれいな子になる話は迷信ですが、アワビを食べたいために信じるのはアリです(^_^;)

アワビは栄養価が高く、妊娠中や産後の疲労回復に適しています。ただし海産物はしっかり火を通してから食べましょう。

妊婦がキムチなど辛いものを食べると目が悪い子になる

妊婦が辛いものを食べても赤ちゃんの目は悪くなりません。ただし辛いものを食べすぎて体調を崩すと、良い妊娠生活を過ごせません。こちらも妊婦の生活習慣の戒めですね。

妊婦がタコやイカを食べると骨が柔らかい子が生まれる

妊婦がタコやイカを食べても、骨が柔らかい赤ちゃんは生まれません。ただタコやイカは生で食べない方が良いです。とくにイカはリステリア菌やアニサキスが懸念されるので、控えた方が良いですね。

妊婦が兎肉を食べると兎唇の子が生まれる

兎唇としんとは、上唇の奇形がある口唇口蓋裂のことです。上唇が裂けているとうさぎの口に見えることで言い伝えられたようですが、もちろん迷信です。

妊婦が海草類を食べると赤ちゃんの髪の毛がフサフサになる

生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛の量は個人差がありますが、妊婦がミネラルが豊富な海藻類を食べても赤ちゃんの髪の毛が増えるわけじゃありません。

抜け毛や薄毛は別に原因があり、心配いりません。詳しくは以下を参考にしてください。

迷信を気にし過ぎず割り切りも必要

妊婦の行動によって赤ちゃんに影響を及ぼす言い伝えにはそれなりの根拠があったり、妊婦の無理をたしなめるものもあるので、「それ迷信でしょ?」とは言えませんね。

赤ちゃんだけじゃなく妊婦自身の体に影響がある話もいくつかあるので、「なんでこんな迷信があるんだろう。」と考えることは大切だと思います。

もちろん全て鵜呑みにすると妊婦の行動は制限されますし、気も休まりません。そのため自分で納得できた言い伝えは実行し、そうでないものは切り捨てる割り切りが必要です。

それなりに根拠がある話でも、「わたしは気にしませんでした。」という意見はよく聞きます。赤ちゃんのためにどういう行動を取るかは、十分に注意をしたうえでの自己責任だと考えてください。

妊婦は精神的に不安定なことがあるので、迷信なのか本当なのかをわけるのは難しいかもしれませんが、負担にならない程度に考えてみましょう。他にも、迷信や言い伝えはたくさんあります。

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