まーさ
赤ちゃんがママ以外の抱っこを嫌がったり、ママ以外の人の顔を見て泣いたりなどの反応をするのは人見知りをしているからです。赤ちゃんの人見知りは、他人だけじゃありません。
パパ
のようにいっしょに住んでいるパパなど家族にも人見知りします。
- なんで赤ちゃんは突然人見知りするの?
- え……なんで顔見ただけで泣き出したの?
- 全然こっちに来てくれない。寂しい( ;∀;)
家族のこんな声を聞くとやっぱりちょっと寂しくなりますよね。
人見知りは、赤ちゃんの成長過程で精神的・身体的機能が発達するため起こる現象です。そのため一定時期が過ぎれば、人見知りは自然となくなります。
ただ、赤ちゃんの人見知りを早く脱出する方法はあります。この記事を読んで赤ちゃんが人見知りをする原因と対策を知ってください。
目次
赤ちゃんの人見知りの原因
まーさ
赤ちゃんは新生児期から声、匂い、顔でママの存在を認識します。生後5-6ヶ月にはママを特別な存在だと認識すし、「ママとそれ以外」を分けて考えるようになります。
この「ママとそれ以外」という認識が、赤ちゃんの人見知りの原因です。
ただし赤ちゃんの人見知りは、単純に人に近づきたくない・怖いという感情じゃなく、「興味があって近づきたいけど、なんだか怖い。」という心理が働いています。
科学技術振興機構の調査によると、人見知りについて以下のことがわかっています。
- 人見知りが強い子は、ママ以外の人もよく観察している
- 人見知りが強い子ほど、「相手に近づきたい」と「相手から離れたい」という相反する気持ちがある
- 人見知りが強い子は、相手の目を注視する傾向がある
- 人見知りが強い子は、相手がよそ見をしたときに相手を見る傾向がある
人見知りが強い赤ちゃんは、人見知り対象が赤ちゃんを見ているときよりよそ見しているときに注視する時間が長いという結果が出ています。
つまり人見知りで激しく泣いたり、拒絶反応を起こす赤ちゃんほど人見知り対象に興味を持っているということです。
赤ちゃんのパパ見知りの原因
パパ
赤ちゃんの人見知り対象はママ以外の人すべてです。赤ちゃんにとってはずっといっしょにいるママだけが信頼できる存在で、ママ以外は信頼できない人になるんです。
パパは「俺はちゃんと育児もしてる!」と思うかもしれませんが、ママと同じくらい触れ合わないと、他の人同様に人見知り対象になってしまいます。
夜だけお風呂だけ授乳だけ嫌がる
普段の接触は大丈夫でも、寝かしつけ、お風呂、授乳など一部の育児だけパパを嫌がる子もいます。とくに寝かしつけはありがちですね。
これは赤ちゃんの性格によるもので、「寝かしつけはママじゃなきゃイヤ!」と感じているからです。
人見知り時期の赤ちゃんの接し方・対策
まーさ
時間をかけて何度も会う
赤ちゃんがママ以外の人を信頼するには時間がかかります。赤ちゃんの人見知りを和らげるには、時間をかけて何度も赤ちゃんに接して不安を減らしましょう。
ただパパ見知りする子は人見知り傾向が強いので、会うだけだとなかなか打ち解けてくれないと思います。
ママと仲良くする
赤ちゃんはママが1番信頼できるので、人見知り対象とママの仲が良い状況を見ると安心感が高まります。反対に人見知り対象がママと喧嘩したり、話をしないと信用されません。
また赤ちゃんはママが触れているときは落ち着いています。そのため、ママが赤ちゃんを抱っこ中に話しかけたり、頭や体に触れるようにしましょう。
赤ちゃんと目を合わせない
赤ちゃんは人見知り対象に「恐怖」と「興味」を持ってるので、あまり目を合わせずに観察します。赤ちゃんと目を合わせようとすると、恐怖が強くなる可能性があります。
赤ちゃんとの間に空間を作る
赤ちゃんが近くにいると近づきたくなりますが、人見知り対象の人は少し我慢してください。赤ちゃんは安心できる場所から、人見知り対象を観察したいんです。
距離を縮めたいなら間におもちゃをおくなど赤ちゃんの興味を分散して、徐々にパーソナルスペースに入りましょう。
ニコニコ笑顔でいる
人見知りをする赤ちゃんは、人の顔を観察しています。そのため、なるべくニコニコ笑顔を作りましょう。口元がニコニコしている方が、赤ちゃんは早く安心します。
目は鼻や口に比べて注視時間が短いんですが、人見知りが強い赤ちゃんほど目を合わせずに目を観察する傾向があるので、目元もニコニコが良いですね。
大きな声を出さない
赤ちゃんはママを基準に人の声を判断するので、ママより大きな声や低い声だと警戒心が強くなります。赤ちゃんと同じ空間にいるときは、ゆったり高めの声で話をしましょう。
また赤ちゃんはおなかの中の静かな環境で過ごし、生まれてしばらくはほぼ寝てるので大きな音に不慣れです。赤ちゃんに嫌われたくないなら、大きな音は出さないでください。
ママと3人でお散歩に行く
パパ・ママ・赤ちゃんでお散歩に行きましょう。お散歩に行くと赤ちゃんの興味は外の景色に向きます。そのためパパが触れたり、抱っこしても泣かないことがあります。
毎日声をかける
おはよう、いってきます、ただいまなどの挨拶を基本として、赤ちゃんには毎日声掛けして安心感を与えましょう。赤ちゃんへの声掛け、語りかけは以下を参考にしてください。
時間が過ぎるまで待つ
赤ちゃんの人見知りはずっと続くものじゃありません。赤ちゃんは信頼できる人を少しずつ増やしていくので、警戒が解けるまで焦らずに待ちましょう。
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?
パパ
赤ちゃんの人見知りは「ママとそれ以外」という区別がつくころに始まるので、目安は生後5-6ヶ月からです。
早い子は生後3-4ヶ月で人見知りが始まります。ママを早く認識する赤ちゃんは人見知りも早いので、人見知りが早い子は「賢い子だなぁ。」と成長を喜びましょう。
人見知りは赤ちゃんが周囲の環境に慣れ、自発的な行動を取れる2歳ごろまで続きます。
パパ見知りは人見知りより早く終わる
パパ
赤ちゃんが対象の顔や声を覚え、信用できると認識すれば人見知りは和らぎます。そのため、気をつけて接していればパパ見知りが長く続くことはありません。
ただパパ見知りがなくなっても、家族以外の人見知りがなくなるわけじゃないです。久しぶりに会う祖父母や親戚、初めて会う人の人見知りはまだしばらく続きます。
赤ちゃんの人見知りは、成長の証として喜ぶことですが、それでもわが子に泣かれたくないパパは、パパ見知りが始まる前から育児の関わり方を考えてみてください。
人見知りしない子は自閉症?
まーさ
うちは息子が生後5ヶ月から生後8ヶ月までパパ見知りで、1歳半まで人見知りが続きました。ところが娘は人見知りもパパ見知りもありませんでした。
目で物を追わない、後追いしない、人見知りしないなど自閉症を疑うきっかけはいくつもあります。ただ自閉症と言っても個別に重度が違います。
わたしは何人も自閉症の子を受け持ちましたが、みんな性格も物事の反応も違います。自閉症で人見知り傾向が強い子もいますが、「人見知りしない=自閉症」は乱暴です。
自閉症の判断は医師でも2歳ごろまでは難しいそうです。そのため「○○だから○○」などのネットの記事に流されずに、今目の前にいる子を全力で育ててください。
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