まーさ
つわりが重いと安産になるという話は聞いたことがありますね。……これは迷信です。
つわりには昔から言われる迷信やジンクスがあります。つわりがつらい人ほどつわりのジンクスに頼りたくなりますが、どれくらい信憑性があるんでしょうか。
今回は、つらいつわりに関する迷信・ジンクスと信憑性についてお話します。
目次
つわりに関する迷信やジンクス
つわりに関する迷信やジンクスをまとめてみました。
つわりが重いと赤ちゃんは丈夫になる
つわりが重いと赤ちゃんが丈夫になる・健康になるという話は残念ながら迷信です。
世の中にはつわりがつらすぎて、人工中絶を望む妊婦もいます。そのため、つわりを乗り越えて赤ちゃんを出産できるようにという励ましの意味が含まれてるんだと思います。
つわりが軽いと難産
同じく、つわりが軽いと難産になる、つわりが重いと安産になるという話も迷信です。
妊婦のつわりが重いと「良かったねぇ。つわりが重いなら安産よ。」という年配の方がいますが根拠はありませんし、そもそも安産・難産の定義は人によります。
初産婦よりも経産婦の方がつわりが重い
つわりは、1人目よりも2人目以降の妊娠の方が重いという話があります。反対に、つわりは2人目以降よりも1人目の妊娠時の方が発症率が高いという話があります。
これは日本産科婦人科学会によると「その傾向がある」とのことなので、迷信じゃなく本当の話です。
つわりは全妊婦の50~80%に発症するが,妊娠悪阻の頻度は全妊婦の0.1%前後といわれる.また,経産婦より初産婦にその頻度は多いとされているが,重症化するものは経産婦に多い.
つわりが重いと女の子、軽いと男の子が生まれる
つわりが重い・軽いで性別はわからないので、これは迷信です。
ただし経産婦はつわりが重い傾向があり、人口比で女の子の方が割合が高い事実があるので「経産婦はつわりが重い=女の子が生まれる」と考えられやすいかもしれません。
つわりが軽いとママと同じ血液型になる
赤ちゃんの血液型は、つわりが重い軽いで変わりません。両親の血液の遺伝子型で血液型の確率が変わるので迷信です。ちなみに日本人の血液型と遺伝子型の割合は以下の通り。
A型(AA型)|8%
A型(AO型)|31%
B型(BB型)|3%
B型(BO型)|19%
AB型(AB型)|10%
2人目のつわり症状が1人目妊娠時と違う場合は性別が異なる
1人目が男の子で、2人目を妊娠したときに1人目のときとつわり症状と違うと女の子が生まれるという話ですね。もちろん迷信です。つわりの症状で性別はわかりません。
つわりが重いと赤ちゃんの髪が薄くなる
つわりが重いと髪の毛が薄く、軽いと髪の毛がフサフサの赤ちゃんが産まれるという話がありますが、何の根拠もありません。
赤ちゃんは生理的脱毛や脂濡性湿疹、後頭部の擦れによる切れ毛で髪の毛が薄くなりますが、2-3歳までには太く重い髪に生え変わるので心配はいりません。
つわりが重い方と子供の頭が良くなる
つわりが重いと子供の頭が良くなる……もちろん迷信ですが、頭の良い子に育つならもう少しつわりが重くても耐えられるかな……と思うかもしれません。
つわり中に好きになった食べ物は子供の好物になる
ママに食べ物の好き嫌いがあると、嫌いな食べ物は基本的に食卓には並びません。幼少期の味覚形成は一生の味覚を左右し、 とくに食べ物の好みは3歳までに慣れた味が関係します。
そのためママがつわり中に好きになった食べ物というより、ママの好き嫌いと子供の好き嫌いには一定の関係はあるんだと思います。
つわりの迷信やジンクスは信憑性なし
というわけで残念ながらつわりに関する迷信やジンクスは、ほぼ信憑性がないと言って良いですね。
つわりの迷信・ジンクスが多いのは、妊婦がつらいつわりを耐えて出産までがんばる希望を持てるようにという励ましが多いようです。
昔はつわりの対処法もなかったので、何かにすがるしかなかったんですね。
もちろん迷信やジンクスは人によっては信憑性云々より、「~~らしいよ。」という言葉に面白みを感じたい人もたくさんいるため、使われ続けているものだと思います。
他にも迷信や言い伝えはたくさんあります。
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