まーさ
旦那さんがまったく育児をしないことでイライラしているママは多いと思います。育児どころか、子供と関わろうとしない人もいますよね。
うちの夫もあんまり育児はしませんでしたが、子供が保育園に入ったくらいから積極的に関わろうという姿勢は見えました。そういう人多いんだろうなぁ……。
旦那さんが育児に積極的じゃない理由はこちらで解説しましたが、旦那さんに育児をさせるには育児に興味をもたせて、徐々に意識改革をする必要があります。
- どうしたら育児をしないパパが、積極的に育児するようになるの?
- 旦那の育児意識の改革っていつごろすればいいのかな?
- 夫が育児に興味ない……子供のこと愛してないのかな……。
このような疑問や不安がある人はこの記事を読んでください。この記事が旦那さんの育児に対する意識改革をして、楽しい家庭を作る助けになれば幸いです。
目次
夫に育児参加を促す方法
まーさ
旦那さんに育児させるには、興味をもたせる、ハードルを下げる、徐々に引き込むという方法が有効です。
子供の成長記録をいっしょに作る
撮った写真のアルバム作りや動画のまとめなど、子供の成長記録は夫婦で作りましょう。
今はスマホで撮影して、オンラインアルバムを作る人が多いと思います。また一眼レフカメラや高価なビデオカメラでも、データはオンライン保管が当たり前ですよね。
写真や動画の管理サービスには、amazonプライムフォトやGoogleフォトなどがあります。
うちはGoogleフォトです。Googleフォトは15GB/月まで無料です。15GBの目安は写真サイズにもよりますが2,000-3,000枚が目安で、動画の方が写真より容量は大きくなります。
15GBから100GBまで月額250円、100GBから1TBまで月額1,300円です。うちは5年で15GBを超えて今は月額250円払ってますが、100GBを超えることはないですね。
- 0GB-15GB|無料
- 15GB-100GB|250円/月
- 100GB-1TB|1,300円/月
- 1TB-2TB|2,600円/月
- 2TB-10TB|13,000円/月
- 10TB-20TB|26,000円/月
- 20TB-30TB|39,000円/月
整理時に写真を見ながら出来事や子供の成長について話すことが日課になると、旦那さんは「あれ?今日は写真も動画もないの?」と言い始めます。
自分が知らない子供の表情を見ることで、もっと違う子供の表情を見たくなります。そのため旦那さんの育児の機会が増えたり、遊びに行く機会が増えるようになります。
子育てを感謝する・ほめる
世の中の男性が育児に熱心になってきたことは良い傾向ですが、育児の端っこをかじったくらいの「自称イクメン」はたくさんいます。
ママが自称イクメンに対して、「最後まで夜泣きに付き合え!」「寝かしつけるまで帰ってくるな!」とイライラする気持ちはよくわかります。
でも思い出してください。ママも最初は赤ちゃんの扱い方がわからずオロオロしてたはずです。育児書やネットで寝かしつけ方を調べて、「早く寝て~。」と祈ったはずです。
そのため旦那さんが子供をお風呂に入れたり、おむつを替えたり、歯磨きしてくれたら中途半端な育児でも感謝して、今後も続けるように褒めて促しましょう。
旦那さんの育児のやり方を修正するのは、習慣ができてからです。子供とのコミュニケーションの前に夫婦間でコミュニケーションを取って、イクメンに導いてください。
ベビー服や子供服を一緒に見て選ばせる
ベビー服や子ども服をカタログ通販やネットで購入するママは多いですよね。どちらも可愛いモデルの子がおしゃれに洋服を着た姿が載っていて、見るだけでも楽しいものです。
子供の洋服を選ぶときは旦那さんのセンスがアレだとしても、「どれが似合うかな?」と会話を振ってください。初めは遠慮していても、そのうちアレコレ言い出します。
ママにこだわりがあっても、一度旦那さんに選ばせてください。選んだ服は着せたくなります。ここで大切なことは、子供の特徴を把握させることです。
- 子供の身長・体重と洋服のサイズ
- 汗かきや咳が出やすいなどの子供の体質
- 子供が好きな色や喜ぶキャラクター
旦那さんに育児をさせるには、子供の周辺情報の把握が必要です。子供の身長や体重、洋服のサイズ、体質などを把握してない旦那さんは結構多いと思います。
洋服を選ばせるときは、「ピクニックに行く服を選んで。」「お風呂でパパが着せるパジャマを選んで。」など利用シーンをイメージさせると、育児のやる気も引き出せます。
変わった育児グッズを見せる
育児グッズはたくさんあります。工夫されたもの、変わったもの、一見何に使うかわからないものなど、遊び心をくすぐるグッズは男性の大好物です。
母乳姿勢で飲める哺乳瓶|ドクターベッタ
我が家では夫が気にいった「ドクターベッタ哺乳びん」を使ってました。目を惹くのは変わった形ですね。
この角度がついた形は赤ちゃんに飲ませやすく空気を飲み込みにくい小児科医考案の形状で、赤ちゃんが母乳授乳と同じ「頭を起こした姿勢」でミルクが飲めます。
この形のおかげで赤ちゃんのゲップが減り、溢乳が減ります。夫は「形に意味がある」というのが気に入ったようです。男性はうんちく好きなので。
一般的には赤ちゃんの口に対して哺乳瓶を90度にすると赤ちゃんが飲みやすくなりますが、そこから少しずつ調整して授乳にベストな角度を探ってください。
2歳からの練習用箸|エジソンのお箸
ママには有名なエジソンシリーズです。これも同じく夫が気に入りました。と言っても、エジソンのお箸は多くの家庭で使われてるので珍しいものじゃないですね。
このような変わった育児グッズをカタログやネットで旦那さんに見せ、「こういうの買わない?」と促すと食いつきが良いです。
抱っこ紐も「パパ用の抱っこ紐買おうよ!」と促すと真剣に選びます。旦那さんがこだわると余計なグッズまで買おうとしますが、育児してくれるなら必要な投資です。
他人の育児相談をする
子育ての情報交換のために、ママ友ネットワークは重要です。育児のコツを知ったり、深い育児知識を得ることはよくあります。
ところが旦那さんには育児情報の入手経路がないので、ママからの一方的な情報だとつい反発します。そこで、ママ友同士の話題を旦那さんに振りましょう。
たとえば「○○さん家の○○くんが△△なんだって!どう思う?」などです。男性は単純に話を「ふんふん」と聞くのは苦手でも、意見を求めるとたくさん話します。
トンチンカンな回答でもイライラせずに旦那さんの意見を聞いて会話することで、育児知識を少しずつ高めください。
“他人の育児相談”なので、喧嘩するほど意見が対立することはないはず。ただ育児のやる気を引き出すことが目的なので、バッサリ切り捨てないよう注意しましょう(^_^;)
旦那さんが育児に興味を持てば自分で調べますし、実践したいと考えるようになります。
ここまで書きましたが、正直子供が生まれて時間が経ってるほど旦那さんの意識改革の難易度は高くなります。
もしあなたが今妊娠中、またはこれから子供を作りたいなら、妊娠中に父親の自覚を促した方が意識改革はかんたんですよ。
妊娠中に父親の自覚を促す3つの心構え
まーさ
すべての男性が勝手に父親の自覚を持つわけじゃないです。なるべく早く父親の自覚を持たせたいなら、基本を押さえましょう。
妊娠中から子供を意識させる
旦那さんに父親の自覚を持たせるには、出産までに夫婦で赤ちゃんに対する意識の差を作らないことです。
女性は妊娠中から赤ちゃんを実感できますが、旦那さんは赤ちゃんの存在を実感できません。そのため10ヶ月の妊娠期間で、赤ちゃんに対する意識の差が生まれます。
妊娠をどう無事に過ごすかで頭が一杯になる気持ちはわかりますが、妊娠中は常に旦那さんに赤ちゃんの存在を意識させることで父親の自覚の出現時期が大きく変わります。
妊娠したことを旦那さんに感謝する
妊娠した奥さんに対して旦那さんが「俺の子を妊娠してくれてありがとう!」と感謝するドラマのシーンを見て、「あー、言われたいわー。」と思ったことがあるでしょう。
妊娠・出産の経験は、女性が赤ちゃんを愛おしく思える要素の1つです。そんな気持ちになれるのは、旦那さんと結婚してお互いが赤ちゃんを迎えることに合意したからです。
そのため旦那さんからの感謝を妄想するより、「わたしたちの赤ちゃんを妊娠できたよ。ありがとう。」と奥さんから感謝の気持ちを伝えましょう。
旦那さんが赤ちゃんの存在を実感するには、赤ちゃんを授かったことがとても嬉しいことだという気持ちを共有することが大切です。
して欲しいことをはっきり伝える
妊娠中はつわりや腰痛で、家事などが手につかないことがあります。ましてや2人目、3人目の妊娠だと、子育てが大変で満足に自分の体調を気遣うこともできません。
旦那さんから積極的に気遣って欲しい気持ちはわかりますが、「これから大変になるから、今のうちに役割分担しておこう。」と自分から声掛けしてください。
旦那さんは自分が何をして良いかわかりません。そこで頼りにしてることを伝え、旦那さんにして欲しいことを伝えれば環境の変化を意識付けられます。
妊娠中に父親の自覚を持たせる方法
まーさ
父親の自覚がないのは、子供の存在を意識するスタート地点が違うことで夫婦で子育てするイメージが共有できていないためです。
いっしょに妊婦健診に行く
妊婦健診で赤ちゃんが動いている様子を確認できると、旦那さんも赤ちゃんの存在を実感できます。ただし妊娠中も仕事を続ける女性は多く、土曜日は病院が混みます。
そのため毎回旦那さんに同行してもらう必要はありません。赤ちゃんが確認できたら1度同行してもらい、妊娠12週までは流産リスクが高いことも共有しましょう。
いっしょに名前を決める
エコーで赤ちゃんが確認できたら、次は性別の話になります。性別がわかるのは妊娠16週以降なので、それまでに旦那さんに男女両方の名前をたくさん考えてもらいましょう。
名前の候補は夫婦で挙げるなどママの意見とルールを伝えて、お互いが納得した上で旦那さんに考えてもらうことが大切です。名付けは以下を参考にしてください。
育児雑誌をいっしょに読む
ママは空いた時間に1人で育児雑誌を読みたいと思うかもしれませんが、まずは一通り雑誌のつまみ食いをしたら夫婦の時間に旦那さんに育児雑誌の話題を振りましょう。
育児雑誌は種類がありますが、基本的な育児の説明はどれも同じです。そのためおしゃれママ寄りの育児雑誌じゃなく、ファミリー向けの方が旦那さんも興味を持ちます。
「たまごクラブ」「ひよこクラブ」は基本として、ファミリー向けには「クーヨン」、男性向けには「FQ JAPAN」など一通り確認してください。
ベビーグッズを選んでもらう
出産後はお金の意識も大切です。ベビーベッドやベビーカーなど大きなものから、抱っこひも、哺乳瓶など小さなものまである程度計算しておいた方が良いですね。
そこで1度必要なものをリストアップして、それぞれ雑誌やカタログを見ながら予算に合わせて旦那さんにベビーグッズを選んでもらいましょう。
おなかを触らせて胎動を感じてもらう
妊娠20週を過ぎると赤ちゃんが胎動を始めます。旦那さんには赤ちゃんの動きが活発な時間帯におなかを触らせり、おなかに耳を当てて胎動を感じてもらいましょう。
この時期の赤ちゃんは耳が聞こえてるので、名前が決まっていたら呼んであげましょう。そのときに「パパの声に反応したよ!」と言ってあげるのはお約束です。
父親学級・両親学級に参加してもらう
妊娠後期に入ると母親学級とは別に父親学級・両親学級が行われます。父親学級と言っても男性一人で参加するわけじゃなく、夫婦参加が一般的なので両親学級と同じです。
父親学級・両親学級では育児の他に出産までの妊婦の体調や出産に向けた準備も学べるので、旦那さんには参加してもらうべきです。人に言われると感じ方も違いますしね。
この父親学級・両親学級は、事前に参加の約束を取り付けましょう。性別がわかって胎動を感じれば気持ちが乗るので、約束させる良いタイミングです。
赤ちゃんがいる家族と食事会をする
旦那さんが赤ちゃんを実感するには、本物の赤ちゃんと触れ合った方が良いです。そのため赤ちゃんがいる家族と食事会を開いて、触れ合う機会を作ってください。
ただし6ヶ月未満は授乳が忙しく、赤ちゃんも眠ってる時間が長いので、1歳未満の子がいればベストです。もちろんそれ以上でも、小さな子と触れ合えればOKです。
育児に興味がある旦那さんは多い
「旦那が育児しなくて困るのよ~。」という話はよく聞きますが、「育児してよー。父親の自覚持ってよー。」と口だけで言っても、旦那さんはイメージが湧きません。
ベネッセが父親を対象に行なった「乳幼児の父親についての調査」を見ると、もっと育児に取り組みたいと考えている旦那さんは意外といます。
旦那さんはきっかけをつかめてなかったり、育児に苦手意識を持ってるだけかもしれません。
子供の成長記録やベビー服、育児グッズなどを通して子供の日常を知り、接触機会が増えれば、子供や育児をもっと身近に感じます。
父親になるイメージを持つことは欧米では当たり前ですが、日本では誰も大切さを教えてくれません。
まずは旦那さんに今より子供に興味を持たせること、そして旦那さんの育児に対する意見を聞くことから始めましょう。
旦那さんが育児に積極的に取り組むことで、子供や家族だけでなく、旦那さん自身のメリットも説明してください。きっとより育児に積極的な旦那さんに変わるはずですよ。