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父親の育児参加は将来の投資!パパが子育てで得る10のメリット

パパが子育てをする10のメリット

最近いろいろな子育てブログを読む機会が増えましたが、「イクメン」という言葉が浸透している通り、「パパの子育て」がテーマのブログが増えています。育児をするパパが増えるのはとても良いことですね。

ただ、育児をするパパが増えることは良いのですが、まだ育児を”手伝う”という感覚のパパは多いと思います。

育児を手伝うではなく、パパが自分事として真剣に子育てに取り組むほど、子供だけではなく家族やパパ自身にも大きなメリットがあります。

そして、パパが真剣に育児をするメリットは、今だけではなく将来のためでもあります。変な言い方をすると、パパが積極的に育児をすることは、将来のための大きな投資になります。

では、パパが真剣に育児をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。パパの育児が将来の投資になるとは、一体どういうことなのでしょうか。

今回は、パパの本気の育児が将来のどんなメリットにつながるかについてお話したいと思います。

パパが子育てをする10のメリット

子供からの愛情が深くなる

子供が一番可愛いときに、子供から「パパが1番好き!」と言われるのは難しいことです。「ママがいたら1番になれないし……。」と半ば諦めているパパもいるでしょう。

ただ、1番が無理だとしても真剣に子供に向き合わなければ、パパは2番手をキープするのも難しくなります。

「ママが1番で~、妹が2番で~、3番がじいじで~、4番がばあばで~、5番が◯◯くん(お友達)で~、6番が◯◯先生で~、7番が◯◯くんのママで~、8番がパパ。」これは実話……。

いくらパパが心の中で子供に愛情を抱いていても、子供が愛情を感じなければ意味はありません。パパはなるべく子供に触れ、濃い時間を過ごして、子供の愛情を獲得しましょう。

ちなみに、夫は余程ショックだったのか、それ以降息子と積極的に遊ぶことが増えました。その結果、「おれパパのこと一番好きー。」と息子に言われるようになりました。

ママからの愛情が深くなる

リクルートライフスタイルが、2014年に0-2歳の子供を持つ既婚男女2000人を対象にして行なった「乳児のパパ・ママ意識調査」によると、出産後のママがパパに望むことは以下のものです。

乳児のパパ・ママ意識調査2014_妻から見た夫に望むこと

乳児のパパ・ママ意識調査|リクルートライフスタイル

上記を回答が多い順に並べると以下のようになります(「あてはまるものはない」は除く)。

自分一人の時間をもっと持たせてほしい|35.2%
育児や子供と接する時間を増やしてほしい|33.6%
もっとねぎらいや、いたわりの言葉がほしい|33.4%
家事をもっとしてほしい|25.0%
今までの生活スタイルを変えてほしい|21.2%
会話の時間をもっと増やしてほしい|19.8%
父親としての自覚を持って行動してほしい|17.3%
自分勝手・わがままな行動をやめてほしい|17.0%
浪費をやめてほしい|16.0%
朝ちゃんと起きてほしい|14.7%
もっと子供のしつけをしたり、子供の相談に乗ってほしい|12.6%
私の健康に気を使ってほしい|11.0%
短気・ヒステリーをやめてほしい|10.3%
私の親ともっと仲良くしてほしい|7.9%
愚痴や不満を言うのをやめてほしい|6.4%
親戚との付き合いに積極的になってほしい|5.3%
暴力(言葉の暴力も)をやめてほしい|5.0%
働いてほしい|2.0%

上位にランクインしている要望の多くが、パパに育児や家事をして欲しい、または育児や家事をしているママを労って欲しいというものです。

ママは単純に自分の時間が欲しいこともありますが、育児を通して夫婦で幸せや苦労を共有したい気持ちの方が強いと思います。

とくに、出産後のママはマタニティブルーになりやすい時期です。子育てを通じて苦労と幸せを共有できないと、「産後クライシス」の原因になるかもしれません。

近所の評判が良くなる

パパが積極的に育児を行うと、ママ友からの評判が良くなります。さらに、まわりまわって近所での評判も良くなります。

ママ友や近所の人は、子供のことをよく知っているので、子供を遠くから見かけても意外とわかります。

そのため、パパと子供がいっしょにお出かけするところを見かけると、パパが育児に積極的かどうかがすぐにわかります。もちろん、パパは見られていても気付きません。

ママ友から「この前旦那さん見たよ。すごく良いパパなんだねぇ。羨ましい。」と言われると、ママは謙遜しながらも鼻高々です。そして、これがママの日々のやる気にもつながります。

ちなみに、保育士内でも評判になります!若くて可愛い先生が「◯◯さんって良いパパで素敵ですね!」と職場で話をすることはよくあります。

ママが精神的に楽になる

ママが一家の大黒柱だという家庭は少なく無いですよね。これは経済的な大黒柱ではなく、精神的な大黒柱という意味です。

先ほどのリクルートライフスタイルの調査結果からわかる通り、ママは「自分一人の時間をもっと持たせてほしい(35.2%)」と思っています。

子育てには波があり、手抜きができたり、子供に癒やされる時間もありますが、それでも24時間365日拘束されているため、気が休まることはありません。

パパは真剣に考えてください。もしママが精神的に病んだり、病気で1週間入院してしまったら……怖くないですか?

子供のご飯はどうしますか?寝かしつけができますか?保育園の準備や行事はわかりますか?送り迎えは?普段の洋服や着替えは?お弁当は?予防接種は?病気のケアは?……挙げるとキリがありません。

ママは積極的に言わないだけで、子供の病気や保育園やお友達や近所付き合いのストレスを抱えているかもしれません。ママを普段から少しでも休ませたりケアをしないと、パパはいざというときに困ります。

子供の心の拠り所が分散できる

昔から「パパが子供を叱ったら、ママが優しく受け止めてあげる。」と言いますよね。その逆も然り。

ママに叱られた子供がパパを拠り所にできなければ、気持ちを落ち着かせる場所がなくなります。子供には叱られた理由を理解させ、気持ちを消化させなければいけません。

そのためにも、パパママの役割は関係なく、一方が叱ったときに一方が受け止めてあげる2人体制を作ると育児がとても楽になります。

もし、パパが普段から子供に触れ合っていなければ、ママにきつく叱られた子供はパパを心の拠り所にせずに、1人の世界に入ってしまうでしょう。

パパが子供の社会を学べる

今の子供のお友達付き合いは、少なくとも小学生になるまではママ込みで行われることが多いですよね。

わたしが子供のころのように、1人でお友達のお家に遊びに行って、1人で帰ってくることは減りました。つまり、お友達との話題や出来事は、全てママに共有されているということです。

子供は、ママに話す感覚そのままでパパに話をします。

「きょうね、◯◯くんと◯◯して遊んだんだぁ。」
「昨日テレビでみた◯◯って◯◯先生ににてるんだよー。」
「◯◯ちゃんのママが、パパのことかっこいいって言ってた。」パパ「なにぃー!」

さて、パパは子供の会話に出てくるお友達や先生の名前など、固有名詞がどれだけわかるでしょうか。

子供が使う固有名詞がわからなければ、子供とコミュニケーションを取ることが難しくなります。「パパかっこいい」という報告を聞いても、誰から言われたかもわかりません。

子供のIQや言語能力が発達する

イギリスのニューカッスル大学の研究結果によると、成長期にパパと多くの時間を過ごした子供は、そうではない子供に比べてIQが高くなったそうです。

さらに、パパが子供によく本を読んだり、よく遊んでもらった経験をした子供は、大人になって社会的地位が高くなる傾向があるそうです。

また、アメリカのノースカロライナ大学の研究によると、パパによく話しかけられる子供は、そうではない子供に比べて3歳時の言語能力が大きく発達していたそうです。

パパと毎日の●●がもたらす好影響 – エキサイトニュース(1/3)

子供の身体が丈夫になる

ほとんどの夫婦において、ママよりもパパの方が運動能力や筋力があるはずです。

そのため、ママは高いところから飛び降りませんし、子供がそうすることを止めるかもしれません。でもパパは、積極的にやらせようとします。

子供の好奇心を尊重しつつ、自分が助けられる範囲がママよりも広いから可能なことですね。

また、遊び盛りの3歳くらいになると、子供の体重は13-15kg前後になるため、ママが子供を持ち上げるのは辛くなってきます。

ママでは子供に身体的な体験や挑戦をさせるのは限界がありますが、パパの身体能力なら子供の好奇心をより引き出すことができます。

そのため、パパが遊んであげる方が幼児期の子供の運動能力は高まり、体力もつき、身体は丈夫になります。

子供の自尊心や社会性が高まる

アメリカの心理学者カルデラ博士(Caldera)は、パパが子育てに積極的な家庭では、子供たちに成長の共通点があることを発見したそうです。

・よく笑うなど、明るい感情表現が豊か
・お手伝いや頼みごとを素直に聞いてくれる
・他の子と簡単に仲良くなることができる
・新しい遊びや運動に挑戦する
・パパ・ママととても仲が良い
・人見知りが少ない
・癇癪をおこしにくい
など

また、イギリス国立児童発達研究所のデータをオックスフォード大学が分析した結果でも、パパが子育てに積極的な家庭で子供が成長すると以下の傾向があることがわかったそうです。

・人間関係が良好な傾向がある
・ぐれず、成績も優秀な傾向がある
・新しいことへの挑戦心が強い
・成人して能力に優れた職業につきやすい
・結婚すると家庭が幸せになる

カナダのNPO法人「Fathers Involvement Research Alliance(FIRA)」ではパパによるこのような効果を「お父さん効果(The Effects of Father Involvement)」と呼んでいます。

パパと毎日の●●がもたらす好影響 – エキサイトニュース(1/3)

父親が子供に関与する効果|Fathers Involvement Research Alliance

もしもに備えられる

ママが精神的に安定している・安定していないにかかわらず、病気や事故など、もしものことがあるかもしれません。

子供のIQを発達させるよりも、身体が丈夫になるよりも、社会性が高まるよりも、心の拠り所よりも、ママやパパのことよりも、まずわたしたちは、子供が自分の力で生きていける年齢までサポートしていかなければいけません。

その過程でパパ・ママどちらかに「もしも」があることは十分考えられます。

ママに「もしも」があった場合、パパもつらいですが子供たちの悲しみはどれだけのものでしょう。子供たちは気持ちの切り替えもできませんし、パパを助けることもできません。

パパが普段から育児に積極的に向き合うことで、ママの役割を把握しておくことは、子供の将来に対する最大のリスクヘッジになります。

パパが育児をするデメリットは?

パパが本気で育児をすることのメリットはわかりましたが、反対にデメリットはあるのでしょうか。

恐らく最も大きなデメリットはパパの仕事の時間が減ることです。2013年のライフネット生命のアンケートによると、パパが育休を取ることで、以下のデメリットがあったようです。

育児休業を取得したことによるマイナスの効果についても聞いたところ、「家計のやりくりが厳しくなった」が最も高く44.4%、次いで「子供の世話で疲労感が増した」(31.0%)、「復職に対する不安感から精神的に追い詰められた」(15.7%)が続きました。主に、休業による収入の低下や復職に関する精神的な不安が上位項目に挙がり、この傾向は20代でより強くなりました。

また、「復職後、人事面で不利益な扱いを受けた」(7.2%)や「復職後、給与面で不利益な扱いを受けた」(6.5%)といった回答も一部で見られ、復職後の給与面や人事面で『不利益な扱いを受けた(計)』と答えた人は、11.4%にも上りました。

育児休業に関する意識調査 | 生命保険・医療保険のライフネット生命

「家計のやりくりが厳しくなった」「復職後、人事面で不利益な扱いを受けた」というのは、育休を取らなくても残業が減ったり、時短勤務をすることで、同じ状況になることは考えられます。

パパが育児メリットを得るためには、デメリットの影響をなるべく小さくして、育児時間と天秤にかけるしかありません。育児休業給付金の詳細や計算方法は以下を参考にしてください。

パパの育児は将来のための投資

家計の状況にもよりますが、パパが育児にかけられる時間は、ママの育児時間の10分の1以下でしょう。それでも、パパには短い時間で良いので育児に真剣に取り組み、子供と向き合って欲しいと思います。

わたしたち大人は、子供のころの体験が成長に大きな影響を与えることを経験から知っています。そして、パパが子供やママの愛情を得られた方が、家族が幸せになることもわかっています。

パパが積極的に育児をすることで子供から好かれ、ママから信頼され、子供が素晴らしい大人に育つと理解できても、育児に少しも時間を割けないものでしょうか?

パパの積極的な育児によって、子供に社会性や幸せな家庭を築く能力が備わり、将来家族を養える仕事に就ければ、きっととても可愛い孫の顔が見られます。

週末には孫を連れてお家に遊びに来て、「じいじだいすき!」って孫に言われるかもしれません。孫たちが、じいじの取り合いをするかもしれません。

こんな幸せな環境は、いくら稼いでもお金で買うことはできないはずです。

というわけで、これがパパの育児が将来のための投資という意味です。……ピンと来ないかもしれませんが、孫に会ったときの両親の顔を思い浮かべてみてください。