まーさ
赤ちゃんの後追いは可愛いですよね。でもずっと続くと辛くなります。赤ちゃんは、ママが少しだけいなくなることが理解できません。目の前にいるかいないかで判断します。
家事のときもトイレのときも追いかけられ……視界から外れただけでギャン泣き……。毎回赤ちゃんを抱えたままトイレに行くママも多いはずです。
赤ちゃんの後追いが激しくなると、ママはより時間の余裕がなくなります。あんなに可愛かった後追いが、「もう勘弁して……。」とストレスに変わるんです。
- なんで赤ちゃんはママの後を追いかけるの?
- 赤ちゃんの後追いっていつまで続くの?
- 何かいい後追い対策ってないのかな……。
赤ちゃんの後追いがつらい人は、この記事を読んで赤ちゃんが後追いする理由を理解してください。
後追いする理由を理解できれば赤ちゃんの気持ちがわかりますし、効果的な後追い対策もできるはずです。またわたしがした後追い対策も紹介するので参考にしてください。
目次
赤ちゃんが後追いをする時期と理由
まーさ
後追いをする理由
赤ちゃんが後追いするのは、ママの側にいたいからです。赤ちゃんが後追いをするには、4つの成長が関係しています。
ママを認識できるようになるから
赤ちゃんが後追いするのは、ママの存在を認識できるようになるからです。そのため赤ちゃんは、少し離れた場所にいるママも判別して後追いをするようになります。
ママを探せるようになるから
赤ちゃんはママと愛着関係を築くことで、ママがいることが当たり前になります。そのためママが離れると不安を感じるようになります。
赤ちゃんが物の存在や人の存在を認識できるようになると、目の前にあったものがなくなったときに探す行為ができるようになります。
体を動かせるようになるから
赤ちゃんが後追いできるのは、体を動かせるようになるからです。ハイハイが本格的な後追いの始まりで、時期は生後7-8ヶ月が一般的です(平成22年度乳幼児身体発育調査)。
- 生後04-05ヶ月未満:0.9%
- 生後05-06ヶ月未満:5.5%
- 生後06-07ヶ月未満:22.6%
- 生後07-08ヶ月未満:51.1%
- 生後08-09ヶ月未満:75.4%
- 生後09-10ヶ月未満:90.3%
- 生後10-11ヶ月未満:93.5%
- 生後11-12ヶ月未満:95.8%
- 生後12-13ヶ月未満:96.9%
- 生後13-14ヶ月未満:97.2%
- 生後14-15ヶ月未満:98.9%
- 生後15-16ヶ月未満:99.4%
- 生後16-17ヶ月未満:99.5%
ストレスを軽減したいから
赤ちゃんが後追いするのは、ストレスを解消する愛着行動をしているからです。
愛着行動とは愛着を抱く対象者に対して親密さを求める行動で、赤ちゃんはママが応えてくれることで親密さを確認できストレス解消につながります。
後追いはいつからいつまで
まーさ
後追いの時期には個人差がありますが早い子だとズリバイで生後6ヶ月ごろ、通常はハイハイで7-8ヶ月ごろからママの後を追いかけ始めます。
そして赤ちゃんが自分一人で行動でき、周囲への興味関心が高まり、ひとり遊びが上手になる1歳半-2歳ごろまで続きます。
後追いのピークは生後8ヶ月から1歳ごろですが、ひとり遊びが上手な子はもう少しピークが短く、ママが大好きで執着が強い子は2歳までべったりが続きます。
また後追いが終わっても、子供の「ママー、ママー」は続きます。2-3歳になると後追いでべったりは薄れますが、基本的にはママといっしょにいたい子がほとんどです。
そのためママは子供の後追いが激しく、時期が長くても心配する必要はないです。後追いが多少つらくても、普通のことだと認識した方が良いですね。
息子は生後6ヶ月から2歳過ぎまでべったりでした。6歳になった今は1人でお友達の家に泊まりに行きますし、遊んでいても「ママこないで!」と言うようになりました。
娘の後追いは1歳前に終わりました。わがままを言って「もう知らない!」と物陰に隠れても、わたしを探さず起こしに来るまで5分は地面に寝そべっていた強者です(^_^;)
どちらが良いとは言えませんが、後追いがいつまで続くか、どれくらい激しいかは性格が関係するということですね。
赤ちゃんの後追い対策
まーさ
赤ちゃんが起きている間ずっと後追いが続くと、さすがのママもつらいですよね。そんなひどい後追いを少しでも軽減できるように、複数の対策で乗り切りましょう。
大好きなおもちゃを与える
生後5-6ヶ月を過ぎると赤ちゃんはおもちゃでひとり遊びを始めます。お気に入りのおもちゃで遊んでるときは、ママを忘れて夢中になる子もいます。
そのため赤ちゃんの側を離れるときは、お気に入りのおもちゃを与えて離れましょう。
テレビ・DVDを足止めに使う
赤ちゃんは生後10ヶ月を過ぎると、内容を理解できなくても音が出て絵が動いているという理由でテレビに興味を示します。
そのためテレビやDVDを使えば5分は足止めできます。もちろん赤ちゃんにテレビを見せるのは以下のメリット・デメリットがあるので、見せっぱなしはダメですよ。
ベビーゲートを設置する
ベビーゲートを設置すると最初はママに近づけないので赤ちゃんは激しく泣きますが、ベビーゲート越しのママに慣れれば、後追いも少しずつ減ります。
ベビーゲートはママが片手で開閉でき、子供が簡単に開けられないものを選びましょう。ロックを開けるのに1アクション必要なものなら3歳未満まで使えます。
- 開閉できるロック式ゲートがついたもの
- 開けたゲートが自動で閉まるもの
- ロックの開閉はママが片手でできるもの
- ロックの開閉に1アクション必要なもの
- 高さが60-70cm以上あるもの
- 付け場所を変えるため拡張性があるもの
- 子供が揺らしても壊れにくいもの
これらの要素を満たしたベビーゲートがおすすめです。
声掛けしてを離れる理由を伝える
トイレや洗濯物を取りに行くなどほんの1-2分赤ちゃんから離れるときは、「トイレ行ってくるね!」「洗濯物取りに行くね。」と赤ちゃんに声掛けしましょう。
戻ってきたときは「ただいま!待っててくれてありがとう。」とスキンシップします。声掛けがあるとママがいなくなり、少しすれば戻ってくることを徐々に学習します。
赤ちゃんに触れ合う時間を増やす
スキンシップを増やすと赤ちゃんの安心感が増し、早めに後追い時期を脱出できます。
ただ赤ちゃんはママが1番でママが側にいないとダメなことが多いので、家族には家事を中心に手伝ってもらいつつスキンシップを増やしてください。
気分転換に外出する
ママだけじゃなく赤ちゃんにも気分転換は必要です。気分転換のために、ママと赤ちゃんで外出をしましょう。
外出すると赤ちゃんの気分転換になるだけじゃなく、周囲の興味関心が高まってママへの執着も薄れます。
たくさんの人に会わせる
毎日赤ちゃんと2人きりでいると、ママに対する赤ちゃんの執着が強くなります。そのためなるべく多くの人に抱っこしてもらったり、哺乳瓶で授乳してもらいましょう。
人見知りが強い子も、人と触れ合うと少しずつ慣れていきます。赤ちゃんだから人見知りは仕方ないと思わずに、無理のないコミュニケーションを取るようにしましょう。
ドアを開けっ放しにする
赤ちゃんは、ママの姿が見えないことに不安を感じます。そのためドアが閉まったことに気付くと、激しく泣いてママを探します。
赤ちゃんと2人のときはドアを開けて、赤ちゃんの視界からママの姿が消えない工夫をしましょう。入浴中もトイレ中もドアを開けっ放し……はみんな経験します(^_^;)
おんぶ育児をする
赤ちゃんの後追いがひどくて家事ができない場合は、おんぶ育児をしましょう。
おんぶ育児は体力が温存できる、両手が空けられる、行動範囲が広がるなどたくさんメリットがあります。以下を参考にして後追い対策に取り入れてください。
等身大パネルを置く
これはTwitterで話題になっていたやり方です。テレビでも取り上げられてましたね。
結果、20分くらい気づかれず。これはたまには役立つかも…
このパネルは、ビッグダミー(スーパーとかにある巨大なパネル)など、販促物をつくってるリンクスさんにお願いして、「ビッグマミー」をつくってもらいました🙏https://t.co/zLfGDZpiPa pic.twitter.com/zp5qiyqoRq
— 佐藤ねじ🌲ブルーパドル (@sato_nezi) December 8, 2019
うちの赤ちゃんが後追いしない理由
まーさ
後追いをしない一番の理由は性格
赤ちゃんが後追いをしない一番の理由は性格です。ひとり遊びが好きな赤ちゃんの場合、ママがいないことに気付かずに遊びに夢中になることもあります。
また兄弟姉妹がよく遊んでくれたり、大家族の中で過ごす赤ちゃんは毎日いろいろな人と触れ合うので、ママ以外の人を代わりにして安心感を得ています。
そのため人見知りが弱い子は後追いが少ない傾向があります。
後追いだけで自閉症は判断できない
赤ちゃんが後追いしないと自閉症や多動を心配する人もいますが、それは1つの判断材料でしかなく、「後追いしたから正常」とも「後追いしないから障害」とも言えません。
症状が軽い自閉症を見分けるには、医師が2-3歳まで様子を見なければ判断できない場合もあります。そのため赤ちゃんが後追いしないことを心配しすぎないでください。
後追いをしない以外に、「目が合わない」「名前を呼んでも見ない」「笑うなど表情を作れない」など、愛着関係の形成で不安な点がある場合は医師に相談しましょう。
後追いは慣れと安心感の学習で乗り切る
まーさ
赤ちゃんの後追い対策で一番やっちゃダメなのは、ちょっと目を離してるすきに「今のうちだ!」とその場を離れることです。これは確実に気付かれますし、余計泣かれます。
なので、どうせ気付かれるなら声掛けをした方がいいんです。わたしの場合は、
- STEP.1ベビーゲート内に子供を入れる初めからベビーゲート内に子供がいることが理想です。
- STEP.2何をするか声掛けをする単純にちょっと待っててじゃなく「トイレに行くから待っててね。」などの声掛けをします。
- STEP.3お気に入りのおもちゃを渡すただ待たせるのはかわいそうなので、お気に入りのおもちゃなどを渡します。
- STEP.4ダッシュで用事を済ませる素早く用事を済ませます。子供の声が聞こえたら「ここにいるよー。待っててねー。」など声掛けします。
- STEP.5戻ってきたら子供を褒める戻ってきたら「ただいまー。待っててくれてありがとう!」ギューです。もし泣かなかったら「偉いねー。泣かないで待っててくれたんだね。」ギューです。
後追い対策に必要なのは「慣れ」と「安心感」を学習させることです。
「ママはいなくなっても戻ってくる。」「ママがいるときはいっぱい遊んでくれる。」ということを赤ちゃんが理解できると、後追いが減ります。
後追いはある程度時期が決まってるので、たまには好きなように後追いをさせてめいっぱい楽しむ日も作りましょう。
赤ちゃんの後追いは大変ですが、赤ちゃんは真剣なのでママも真剣に応えてあげてください。どちらにしても、半年から1年で赤ちゃんの後追いはなくなっていきます。