まーさ
ママが赤ちゃんと外出できるのは、赤ちゃんが外の空気に慣れた生後1ヶ月過ぎからです。ただまったく外出せずに過ごせるかというと、ほとんどの子はそうじゃないですね。
実家など他に頼るところがなければ、ママは自分でお買い物に行く必要がありますし、市役所などに何か届出が必要なこともあるでしょう。
赤ちゃんを置いてはいけないので、いっしょに外出して短時間で用事を済ませて帰ってくることになります。
では、赤ちゃんをタクシーや車に乗せる際、ママはどんなことに気を付けなければいけないのでしょうか。
今回は、初めて赤ちゃんを車に乗せるときの注意点、赤ちゃんと車でお出かけ・遠出をする時期や注意点についてお話したいと思います。
目次
赤ちゃんはいつから車に乗れる?
まーさ
赤ちゃんは新生児から車に乗せることができます。病院から退院したときに、タクシーや車に乗せて帰宅した人も多いですね。
チャイルドシート(ベビーシート)を使う
赤ちゃんを車に乗せる場合は、友人の車でもチャイルドシートを使う必要があります。6歳未満のチャイルドシート着用義務は、道交法にも定められています。
ベビータクシー(キッズタクシー)を使う
タクシーを使う場合は、なるべくベビータクシー(キッズタクシー)を利用します。
ベビータクシーとは、小児救命救急講習を受けたドライバーがベビーシートに新生児を乗せるタクシー会社のサービスです(サービス内容はタクシー会社に要確認)。
最新の注意で運転してもらう
ベビータクシー以外のタクシーなど公共の乗物には、チャイルドシート(ベビーシート)の装着義務はありません。
その場合、運転手さんには「生まれたばかりなので、できるだけゆっくり運転をお願いします。」と声掛けしてください。
赤ちゃんを車に乗せる前の準備
まーさ
次に、どうしても新生児などの幼い赤ちゃんを車に乗せなければいけないときの事前準備を見ていきましょう。
月齢に合わせたチャイルドシート
チャイルドシートは月齢に合わせた商品を使いましょう。一般的に乳児用のベビーシート、または乳幼児兼用のチャイルドシートは座面を45度~水平近く倒せます。
またベビーシートは、車の進行方向に対して後ろ向きの「シートタイプ」と、横向きの「ベッドタイプ」に分かれます。前向きに取り付けるのは1歳前後、10kg前後からです。
チャイルドシートの正しい選び方は以下を参考にしてください。
ステッカーを貼る
赤ちゃんを車に乗せたときには、「赤ちゃんが乗っています」「Baby in car.」などのステッカーを貼ります。
普段よりもゆっくり走っていることを周りに伝えるなら、「お先にどうぞ」という意思を表したステッカーが良いと思います。
ベビーミラーを準備する
ベビーシートは後部座席に後ろ向きや横向きに取り付けるので、運転していると赤ちゃんの様子が確認できません。
そのためベビーミラーを付ければ、バックミラーで赤ちゃんの様子を確認できます。頻繁に見ると危険ですが、汗の量など健康状態を確認することは大切です。
お散歩セットを持っていく
赤ちゃんとのお出かけは、車でもお散歩セットを持っていきます。おくるみやハンドタオルは車の中に常備すると便利です。持ち物の詳細は以下を参考にしてください。
直射日光対策をする
運転席と後部座席では、直射日光の当たり具体が違います。そのため、気付いたら赤ちゃんに真夏の直射日光が当たり続けていた……ということもあります。
赤ちゃんは直射日光を浴びていてもどうにもできないので、日よけカーテンやシェードを付けてあげてください。
赤ちゃんと長距離移動するときの注意点
まーさ
実際に赤ちゃんを車に乗せて長距離移動などする際の注意点をお話します。
なるべく生後1ヶ月後
基本的に赤ちゃんを車に乗せるのは、生後1ヶ月過ぎからです。どれだけ気を付けても事故に合う可能性はありますし、大きな振動で頭が揺れるのは良くないことです。
ママに運転許可がでるのも産後1ヶ月過ぎなので、それまでに車移動が必要なときは家族や友人を頼りましょう。もちろん家族や友人の車でもチャイルドシートは必須ですよ。
とにかく安全運転
赤ちゃんを乗せているときは、とくにゆっくりと揺れが少ない安全運転をしなければいけません。マナーの悪い車に出くわしても、全て譲ってあげる気持ちで運転しましょう。
何度も休憩を取る
長距離移動をする場合は、何度か休憩を取って定期的に赤ちゃんの様子を確認しましょう。車内の空気が悪くないか、後部座席の温度変化がないかも注意してください。
また赤ちゃんを乗せて運転をすると、いつも以上に気が張るので疲れます。30分毎に5-10分程休憩を取る余裕を持って、疲れない運転を心掛けましょう。
赤ちゃんが泣いたら休憩
調子良く運転していても、赤ちゃんが泣き出したら早めに休憩を取ってください。
赤ちゃんが泣くのは授乳やおむつ替えのサインです。もちろん他の原因の場合もあるので、早めに車を止めて赤ちゃんの様子を確認してください。
二階以上の駐車場を利用しない
ショッピングモールに行くと立体駐車場がありますが、上の階ほど赤ちゃんは傾いたり、身体が揺れます。事前に混む時間を調べるなど、駐車場の上の階を利用しない工夫をしましょう。
車に置いて外に出ない
休憩を取ったときに赤ちゃんが寝ていると、「トイレだけ」「缶コーヒーだけ」と車に置き去りにする人がいます。夏じゃなくても、赤ちゃんを放置して外に出ないでください。
お出かけは赤ちゃん優先
赤ちゃんが生後6ヶ月を過ぎるまでは(できれば1歳)、全てのお出かけの予定を赤ちゃん優先で考えてください。
行きたいところがあっても、天気が悪かったり、赤ちゃんの体調が悪い場合は行かない予定を組みましょう。外出先で赤ちゃんの体調が悪くなった場合もすぐ帰ってきましょう。
帰宅後は生活リズムに注意して休む
遠出の外出をすると大人でも疲れますよね。ということは、赤ちゃんがどれだけ疲れているか考えましょう。
生後3-4ヶ月までなら、赤ちゃんの好きなように寝かせてあげればいいんですが、それ以降の月齢は生活リズムも考える必要があります。
あまり変な時間帯の睡眠にならないように早めに帰宅をして、赤ちゃんを十分に休ませながら、生活リズムが狂わない調整をしてください。
遠出は離乳食が始まってから
まーさ
ママが運転をするのは首がすわってからが良いですね。つまり赤ちゃんを車に乗せる目安は生後3ヶ月過ぎです。現実は難しいですが、基本として押さえましょう。
赤ちゃんと車で1時間以上遠出したい場合は、生後5-6ヶ月までは待った方が良いです。
赤ちゃんが遠出に耐えるには体力が必要なので、離乳食を開始してからの方がぐずりも少なくなりますし、赤ちゃんの安全性も高まります。
また遠出するなら、なるべく赤ちゃんのお昼寝時間に合わせる工夫もすると良いですね。
まーさ
と思うかもしれませんが……まぁ面倒です。たとえば生後6ヶ月で動物園に行っても1時間しかいられませんし、その1時間も赤ちゃんを見ながらなので、あっという間です。
でも短い時間でも赤ちゃんと出かけた思い出は今でも鮮明に覚えてますし、「もう1回うちの子も赤ちゃんに戻って、いっしょに行けないかな。」なんて思うこともあります。
みなさんも赤ちゃんの月齢に合わせて無理せずに、いろんなところに連れて行ってください。もちろん交通ルールと赤ちゃんの安全に配慮して、楽しい思い出を作りましょう。