まーさ
赤ちゃんが外気浴を堪能し外の空気に慣れてきたら、次は長めのお散歩に移ります。外気浴とお散歩の違いは「ママの意識」です。
目的なく出かける外気浴と違い、お散歩は公園に遊びに行ったり、児童施設に顔を出したり、お買い物に行ったりなど目的を決めると良い時間を過ごせます。
ただこの時期は赤ちゃんがどんどん大きくなるので、お散歩のやり方や注意点もどんどん変わります。
- お散歩の仕方って月齢でどんな風に変わるの?
- お散歩ってどれくらいの時間すればいいの?
- お散歩に必要な持ち物は何を用意すればいい?
などの疑問がある人はこの記事を読んでください。赤ちゃんとのお散歩のやり方や必要な持ち物が理解できて、楽しいお散歩ができるようになりますよ。
目次
赤ちゃんの月齢別お散歩
まーさ
生後1-2ヶ月のお散歩
生後1-2ヶ月の赤ちゃんはまだ首がすわってないので、基本的にはママが抱っこして外を歩く程度です。初めは10分程で、徐々にお散歩の時間を長くしてください。
まず赤ちゃんが外気に慣れ、ママも気分転換程度に外出することが大切です。ママはこの時期のお散歩で外出時の持ち物をチェックし、赤ちゃんとのお出かけに慣れましょう。
生後3-4ヶ月のお散歩
生後3-4ヶ月になると赤ちゃんの首すわりも進み、少し遠出しても赤ちゃんは疲れにくくなります。ただし体重は新生児の2倍以上(6-7kg)なので、抱っこだけだと厳しいです。
ベビーカーを使って30分-1時間程お散歩しましょう。ベビーカーのお散歩でも抱っこ紐は持って行き、公園や児童施設に着いたら抱っこ紐を使って歩きまわると楽しめます。
この時期は少しずつ昼夜の区別がつき、生活サイクルが整い始める時期です。ただ赤ちゃんがお散歩中に疲れて眠っても、まだ好きなように寝かせてあげましょう。
生後5-6ヶ月以降のお散歩
生後6ヶ月ごろは離乳食を食べて体力がついてくるので、2時間程お散歩ができます。外での離乳食に挑戦しても良いですね。わたしはこの時期に動物園に連れて行きました。
周囲の状況に目を向けられるため、「ぞうさんだよぉ。」と言うとそっちを見たり、「葉っぱだよぉ」と差し出すと触って喜ぶのでママも楽しくなります。
早い子はズリバイを始めるころなので、児童館に連れて行けばお家より広い場所で好きなように赤ちゃんを遊ばせることもできます。
お散歩の効果・メリット
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昼夜の区別が付くようになる
生後2-3ヶ月の赤ちゃんは視力が弱く、光も強く感じないため、昼夜の区別が付きません。何度もお散歩することで昼間の明るさを体感すると、徐々に昼夜の区別が付き始めます。
赤ちゃんの生活リズムができる
決まった時間にお散歩に行くと、赤ちゃんの体内時計が調整され生活リズムができていきます。またお散歩前に授乳やおむつを替えなどの習慣を作ることも大切です。
好奇心で心と身体が成長する
外に出て毎日違ったものや音を見聞きすることで心が成長して、興味や好奇心が高まります。興味や好奇心が身体を動かし、身体機能が成長するきっかけになります。
外気に触れることで抵抗力が高まる
ママからもらう母子免疫は、生後4-6ヶ月までが目安です。その後は自力で予防できるように、免疫機能を高めないといけません。赤ちゃんは外気に触れて免疫機能が高まり、徐々に抵抗力がついていきます。
ママとの信頼関係が生まれる
赤ちゃんは、生後からママの存在を認識しています。もちろんどんな存在かはわかりませんが、母乳をくれて一番近い場所にいる対象だということはわかります。
これからママと赤ちゃんは時間をかけて愛着関係を築いていきますが、愛着関係を築くには不安解消だけじゃなく赤ちゃんの感情に応えていくことが大切です。
そのためお散歩で赤ちゃんの感情を引き出し、語りかけなどによって赤ちゃんに信頼される存在になれます。
近所の人と顔馴染みになる
赤ちゃんとお散歩をすることで、近所の人の顔なじみになります。「あの家庭には赤ちゃんがいる」と認識されるだけで、気を使わずに済むシチュエーションが増えます。
赤ちゃんとママの気分転換になる
ずっと家にこもりっぱなしだとストレスが溜まります。お散歩はママだけじゃなく、赤ちゃんの気分転換にもなります。
お散歩に必要な持ち物
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外出時間が長くなると持ち物が増えます。お散歩に必要な持ち物を一通り理解して、用途に合わせた持ち物を選べるようにしましょう。
まず必要なものはマザーズバッグです。わたしのおすすめはリュックタイプです。マザーズバッグはトートをイメージする人が多いですが、圧倒的にリュックが楽です。
わたしは初めにトートを買って、後からリュックを買い直しました。以下の物を持っていくので、トートだと重くて大変ですよ。
- おむつ(時間帯によって2-3枚)
- おしりふきコンパクトタイプ
- ビニール袋(3枚程度)
- おむつ替えマット(場所による)
布おむつだとおむつカバーとライナーが必要なのでかさばりますね。また、紙おむつはどこにでも捨てられるわけではないので、もしものためにビニール袋が必要です。
- 授乳ケープ
- 哺乳瓶
- 粉ミルク
- お湯(小さな魔法瓶)
- ミネラルウォーターなど
- 麦茶(あるとなお良)
- レトルト離乳食
- ベビーヨーグルト
- ベビースプーン
- スタイ
- おやつ(赤ちゃんせんべいなど)
外出時の授乳は母乳育児の方が楽です。ミルクの場合は魔法瓶に入れたお湯と冷ますためのミネラルウォーターが必要です。液体ミルクだと注ぐだけなので便利です。
離乳食の場合は、レトルトやベビーヨーグルトを必要に応じて持って行きます。赤ちゃんせんべいなどのおやつは、ご機嫌取りに便利です。
- ベビータオル
- バスタオル(おくるみ)
- 帽子(季節に合わせて)
- 着替え一式(季節に合わせて)
- 上着など
春や秋は夕方になると気温が下がるので、赤ちゃんの上着と帽子を持っていきましょう。また、うんちの横漏れや吐き戻しで服を汚すこともあるので着替えも必要です。
- おもちゃ(2-3個)
- 抱っこ紐(おんぶ紐)
- ベビーカー
ベビーカーの場合は赤ちゃんにおもちゃを持たせて、ベビーカー脇にも2つほど置いておきましょう。赤ちゃんはおもちゃを投げることもあるので、紐にくくっておきましょう。
- 母子手帳と健康保険証
- ママ用の羽織もの
- スマホ
- お財布
- ママ用の飲み物
母子手帳と健康保険証は忘れがちです。母子手帳ケースでまとめましょう。近場でもお財布と緊急連絡用のスマホは必須です。わたしは意外と忘れます……。
夏の暑い日のお散歩は、ママが脱水症状を起こさないように自分の飲み物を持って行きましょう。自動販売機があるとわかってれば必要ありません。
お散歩でママが注意する点
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お散歩時間や時間帯の目安は?
育児書を見ると、生後2-3ヶ月から毎日30分のお散歩が推奨されています。ただ遠出に不安なママは、徐々に時間や距離を長くしていきましょう。
時間帯に決まりはないですが、赤ちゃんの生活リズムを作るためにある程度時間帯を決めると後から楽になります。
生活リズムを作るには、「先週は毎日2時間お散歩に行ったけど、今週は1日……しかも10分だけ……。」など極端じゃなければOKです。
季節によるお散歩の注意点は?
夏のお散歩・日差しが強い日は?
夏場は抱っこひもの中もベビーカーの中も外気温より温度が数℃上がるので、熱中症に注意しましょう。外出時は、肌を出さない服と帽子が紫外線対策になります。
ま、赤ちゃんにも日焼け止めを塗ってください。市販の日焼け止めが肌に合わない場合は、オーガニックのUV&アウトドアミストを試してください。詳しくは以下を参考に。
冬のお散歩・雨風が強い日は?
冬の寒い日もあれば雨風が強い日もあります。赤ちゃんやママの体調が優れない日もあります。そのため毎日お散歩に行く必要はありません。
お散歩しない日は窓を開けて外気浴を行い、赤ちゃんのストレスが溜まらないようにしてください。また、寒い日は上着を羽織るなど最低限の防寒をしましょう。
お散歩中の飲食やおむつ替えの注意点は?
長時間のお散歩をすると、途中でほぼ「おむつ替え」「ミルク・離乳食」「疲れて寝る」のどれか(すべて)があります。
おむつ替えの注意点
お散歩時のおむつ替えは、なるべく1回で済ませたいですよね。そのため、お散歩前におむつを替えてから出かけましょう。
事前におむつ替えをしても、おむつは2-3枚用意します。おしりふきもコンパクトタイプを1つ持って行きましょう。
ミルク・離乳食の注意点
ミルクとお湯を入れた魔法瓶を持ち、外出先で調乳します。母乳は外出先に授乳室があっても、授乳ケープを持って行きましょう。液体ミルクがあるとより便利ですよ。
離乳食は本格的な遠出のときだけで、普段のお散歩では避けたいですね。食べてからお散歩に出かけないと持ち物が増えます。
どうしても離乳食が必要な場合はレトルトが便利ですが、好き嫌いもあるのでお家で何種類か試しましょう。もちろん、ベビースプーン、スタイなどを忘れないよう。
疲れて眠るときの注意点
長めのお散歩は、赤ちゃんが疲れて寝てしまいます。そうなるとベビーカーは必須ですし、夏場は日除け、寒い時期はおくるみやバスタオルも必要です。
生後6ヶ月以降は赤ちゃんが夕方から寝てしまうのは困りますね。わたしの場合は17時以降はなるべく寝かせないようにして、寝てしまったら18時前に起こしていました。
時間がなくてお散歩できないときは?
料理や掃除を妥協したくないママもいますが、まじめに考え過ぎると赤ちゃんとのコミュニケーションが減ってしまいます。
家事で時間がないママの場合
夕食は大目に作って残ったら朝に回す、洗濯物は少し溜める、掃除はローテーションでわけるなど時短家事をしましょう。そして赤ちゃんとのお散歩を息抜きにしましょう。
育児に負担を感じるママの場合
育児に負担を感じるママは、1人で過ごす時間も必要です。家族に協力を得てお友達と食事に行く日、1人で過ごす日を作りましょう。たった1時間でも気分が変わります。
近くに頼れる人がいなければベビーシッターやファミサポを利用しても良いですし、生後6ヶ月以降なら赤ちゃんを連れてママ会を開いても良いですね。
仕事で時間がないママの場合
仕事で時間がないママは、朝早めに起きて保育園の送り迎えをお散歩に当てたり、休日の予定を計画しましょう。
お散歩は気分転換に最適
お散歩は、赤ちゃんにとって刺激的でたくさんメリットがあります。ただ、ママがお散歩を義務に感じるとストレスになります。
お散歩は気負いすぎないことが楽しく続けるコツです。自分なりに力の抜きどころ、さぼりどころを見つけて、赤ちゃんと楽しいお散歩ができる工夫をしてください。
お散歩をすると、ママが赤ちゃんに話しかける要素があふれてます。今まで何気なく見ていた景色が、赤ちゃんがいるだけで違ったものに見えます。
赤ちゃんとのお散歩はママの気分転換に最適です。もちろんパパにもついてきてもらいましょう。家族みんなで公園まで歩いて戻ってくるだけでも良いと思います。
お散歩じゃなく車でお出かけする場合は、以下の点に注意してお出かけしてください。