まーさ
初めてのチャイルドシートは何を選べばいいのか迷いますよね。いろんなメーカーが毎年新しいモデルを販売してるので、ざっと数百種類はあります……。
値段も5,000円から5-6万円以上までピンきりで、何を選んでいいかわかりません。
チャイルドシートは機能や新旧で値段が違いますが、そもそも年齢や体重、身長で「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」に分かれます。
この種類が間違ってると、高価なチャイルドシートを使っても赤ちゃんが危険です。
- ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートって何?
- どうやってチャイルドシートを選べばいいの?
チャイルドシートの選び方がわからない人はこの記事を最後まで読んでください。チャイルドシートの種類の特徴と選び方についてわかりやすくお話します。
目次
新生児・乳児用のベビーシートとは
新生児・乳児用のベビーシートとは、新生児からおよそ1歳ごろまでの乳児が使うチャイルドシートのことです。
- 年齢目安|新生児から1歳ごろ
- 体重目安|13kg未満
- 身長目安|70cm以下
新生児はまだ首がすわっていないので背もたれの角度が緩やかになっていて、赤ちゃんを寝かせて使うタイプが一般的です。
ベビーシートを取り付ける向きは、車の進行方向に対して後ろ向きに使用する「シートタイプ」と横向きに使用する「ベッドタイプ」に分かれます。
またベビーシート自体が軽量なので、種類によっては簡易的なベビーキャリーとして取り外し使えるタイプもあります。
ベビーシートの特徴
ベビーシートは45度の傾斜がついて身体を包み込む形をしてることで、衝突などの衝撃を背中で分散させる役割と赤ちゃんが苦しくない空間を作る役割を持っています。
取り付ける車のシートによっては45度以下になることもあるので、クッションなどを使って赤ちゃんの腰を上げたり、ベビーシートを上げて使います。
1歳近くになるとベビーシートが狭くなります。そのため狭いベビーシート内で衣服が赤ちゃんの口元を塞がないよう、首周りをすっきりさせるケアが必要です。
幼児用のチャイルドシートとは
幼児用のチャイルドシートとは、生後9-10ヶ月から4歳ごろまでの幼児が使うチャイルドシートのことです。
- 年齢目安|生後9-10ヶ月から4歳ごろ
- 体重目安|9kg-18kg未満
- 身長目安|65cm-100cm以下
1歳近くは首や腰がしっかりするので、幼児用のチャイルドシートは背もたれが高く角度もついています。またリクライニングタイプもあるので、ゆったりひとり座りできます。
幼児用のチャイルドシートは子供を車の進行方向に向けてセットできる「シートタイプ」なので、運転席から振り返れば子供の顔も見られるようになります。
チャイルドシートの特徴
幼児用のチャイルドシートの多くは5点式ハーネスです。5点式ハーネスとは両肩、腰の両側、股の間の5点で子供の体をしっかり固定する役割があります。
この時期の子供は泣いてチャイルドシートを嫌がります。初めは必死にチャイルドシートから抜け出していた子も、慣れると静かに脱出するので厄介です……(^_^;)
子供が脱出しないためには、子供を座らせてから肩部分のハーネスに空間ができないようにハーネスを留めて、ベルトに緩みがないよう調節しなければいけません。
学童用のジュニアシートとは
学童用のジュニアシートとは、主に4歳以上の子供が使うチャイルドシートのことです。
- 年齢目安|4歳から6-10歳まで
- 体重目安|15kg-36kg未満
- 身長目安|140cm未満
ジュニアシートにはベルトがありません。ジュニアシートはシートに子供を固定するんじゃなく、座高を高くして車のシートベルトを使うことを目的としています。
座高を高くすることが目的なので、背もたれ付きと背もたれなしのタイプ(ブースター)に分かれます。
ジュニアシートの特徴
ジュニアシートは6歳前後までは背もたれがあるタイプを使い、それ以降は身体の大きさに合わせて背もたれを外して使いましょう。
道路交通法ではチャイルドシートの着用義務は6歳未満となってますが、6歳はほぼ全ての子供の身長が140cm未満です。
そのため子供の安全を確保するために、身長が140cm(4-5年生の平均身長)になるまではジュニアシートを使うようにしてください。
兼用チャイルドシートとは
まーさ
気持ちはわかりますが諦めないでください。兼用チャイルドシートがあります。
兼用チャイルドシートとは「新生児から4歳まで」「4歳から11歳まで」「新生児から6歳まで」などメーカー設計で、ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートを兼用できるチャイルドシートのことです。
兼用チャイルドシートに決まりはないんですが、以下のタイプをよく目にするので年齢と体重を合わせて探しましょう。
乳児・幼児兼用シート
使用体重目安|18kg未満
乳児・幼児兼用シートは新生児から1歳まではチャイルドシートを回転させて後ろ向きで使用し、1歳以降は前向きで使用します。ただし4歳以降はジュニアシートが必要です。
幼児・学童兼用シート
使用体重目安|9kg-36kg未満
幼児・学童兼用シートは体重9-10kg以上でひとり座りできる子が主に使い、体重18kg以上の子が使う場合は背もたれを外して、ジュニアシートとして使用します。ただし0-1歳はベビーシートが必要です。
乳児・幼児・学童兼用シート
使用体重目安|36kg未満
乳児・幼児・学童兼用シートはシート全体がリクライニングしたり、いらないパーツを外して新生児から10歳前後まで使えます。
このタイプのチャイルドシートは買い換える必要がないので便利で経済的ですが、機能性が高くないことと長く使うため壊れやすいことがデメリットです。
我が家がチャイルドシートにかけた費用
まーさ
ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの値段はピンキリですが安いものじゃありません。
チャイルドシートはレンタカーだけ使う家庭でも必要ですが、子供の安全のために古いタイプを使うことは躊躇しますよね。
我が家では、コンビの乳児・幼児兼用シートを息子と娘が使いまわし、1人1台ジュニアシートを購入したので6万円ほどの出費でした。
ジュニアシート|10,000円×1台(息子)
ジュニアシート|10,000円×1台(娘)
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合計|60,000円
高いですね……。年子だと使い回しができないのでもっとお金がかかります。
またわたしは使えませんでしたが、チャイルドシートの購入に助成金が出たり、レンタル制度を展開する自治体もあるので一度調べてみてください。
自治体のチャイルドシートレンタルもある
まーさ
と思ったら、出費を少しでも抑えるために自治体や公共団体が展開するチャイルドシートの購入補助金制度やレンタル制度などをうまく活用しましょう。
地方自治体のチャイルドシート支援制度
チャイルドシート購入の補助金制度、レンタル制度、リサイクル制度を実施する自治体もあります。
チャイルドシート購入の補助金制度
チャイルドシート購入の補助金制度とは、その市区町村在住で条件を満たせば、チャイルドシート購入費用の◯%や◯円を補助金として受給できる助成制度のことです。
申請条件は「子供が2人以上の場合」「1人につき1回のみ」「1歳未満の子のみ」など自治体で違います。補助金上限も3000円から2万円までなど幅広く決められてます。
申請に必要な物は、補助金の支給申請書、チャイルドシートの領収書(レシート)、印鑑、チャイルドシートの保証書、設置した写真、車検証の写しなどです。
チャイルドシートレンタル制度
チャイルドシートレンタル制度も自治体で条件があります。万が一破損した場合は買い取りや修繕、またクリーニングなどの規定があるので事前の確認が必要です。
無料レンタル・有料レンタル、レンタル期間も数日から数年、レンタル自体が抽選の場合もあります。またレンタカーやカーシェアリングでも申請可能な場合があります。
チャイルドシートリサイクル制度
チャイルドシートリサイクル制度とは、いらなくなったチャイルドシートなどを有償・無償で自治体が引き取り、希望者に有償・無償で譲渡する制度のことです。
リサイクル制度も自治体によって条件があります。制度を活用したいなら「◯◯市 チャイルドシート」などで検索するか、直接自治体に問い合わせて確認してください。
チャイルドシート選びは慎重に
まーさ
チャイルドシートは高いものなので、機能と型が問題なければ中古でも良いと思います。
ただチャイルドシートは義務感でつけるものじゃなく、大切な子供の命を守るためにつけるものです。そのためただ安いという理由だけで選んではいけません。
反対に最新の高いチャイルドシートを買っても、正しい取り付け方・使い方をしないと意味がありません。以下を参考にして、正しくチャイルドシートを使いましょう。