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赤ちゃんがうんちやおしっこで泣く理由、泣かない理由

赤ちゃんがうんちやおしっこで泣く理由

まーさ

赤ちゃんっておしっこやうんちしたら泣くんじゃないの?うちの子泣かないんだけど……なにか変なのかな?

新生児から生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんは、1日に15回以上のおしっこ、5-10回ほどうんちをします(個人差は大きい)。そのためママは頻繁におむつを替えますよね。

ところで、赤ちゃんのおむつ交換のタイミングを赤ちゃんが泣いたときだと思ってる人はどれくらいいるでしょう。

赤ちゃんが泣いてるので「おむつかな?」と思ったらおしっこもうんちもしてなかったり、赤ちゃんが泣かないので油断してるとおむつがボトボト……ということあります。

赤ちゃんがおしっこやうんちで泣くこと、泣かないことにはどんな意味があるんでしょうか。

  • 赤ちゃんがおしっこやうんちで泣くのはなんで?
  • おしっこやうんちをしても泣かない子もいるの?

赤ちゃんが泣くことがおむつ交換のタイミングだと思ってた人は、この記事を最後まで読んでください。

赤ちゃんの健康を守るのはママの約目です。全面的に赤ちゃんに頼っちゃダメですよ。

赤ちゃんがおしっこやうんちで泣く理由

まーさ

なんで赤ちゃんっておしっことかうんちをすると泣いちゃうのかな。

おしっこで泣く理由

おむつが濡れて不快なため

赤ちゃんは毎日何回もおむつを交換してもらうことで、おむつが濡れている感覚・濡れてない感覚がわかるようになります。

そして、おむつが濡れていると不快感を感じて泣くようになります。

排尿反射にびっくりするため

赤ちゃんは膀胱におしっこが溜まると、尿意を感じる前に反射で膀胱が縮んでおしっこを排出するため尿意を自覚できません。これを「排尿反射はいにょうはんしゃ」と言います。

ところが尿意に気付かない代わりに、反射でおしっこを出すときのおなかの筋肉の動きや膀胱の収縮でびっくりして泣いてしまうことがあります。

おむつかぶれができているため

おむつかぶれは、傷ついたおしりの皮膚や肛門に細菌が感染して赤くかぶれて炎症ができる症状です。おむつかぶれがあると、おしっこの度にしみて泣いてしまいます。

ひどいおむつかぶれ

亀頭包皮炎のため

亀頭包皮炎は赤ちゃんから小学生くらいの男の子に起こるちんちんの感染症です。亀頭と包皮が炎症を起こすので、おしっこの度にしみて泣いてしまいます。

尿路感染症のため

尿路感染症とは、尿道口から菌が入って腎尿路系で炎症を起こす感染症です。高熱、嘔吐下痢、頻尿以外に、おしっこに痛みを伴うこともあるので泣いてしまいます。

うんちで泣く理由

気持ち悪さ・違和感があるから

赤ちゃんは、おむつについたうんちに違和感を感じて泣くことがあります。ただし違和感・気持ち悪さの感じ方には個人差があります。

排便反射にびっくりするから

赤ちゃんは授乳中にうんちをよく出します。それは胃結腸反射いけっちょうはんしゃ直腸結腸反射ちょくちょうけっちょうはんしゃという排便反射はいべんはんしゃが起きているためです。

排便反射とは
胃の中に食べ物が入ると大腸が蠕動運動ぜんどううんどうを始め、直腸にうんちが達すると直腸内圧を高めてうんちを出す準備に入ります。そこで便意を感じて肛門括約筋こうもんかつやくきんが緩み、排便に至ります。

便意のメカニズム|日本ダルム株式会社

乳児期以降は直腸にうんちを溜め、いきむことで排便しますが、赤ちゃんはうんちを溜められません。そのため一連の排便反射が起きるとびっくりして泣いてしまいます。

花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報 赤ちゃん相談室 授乳中に毎回うんち。飲ませ過ぎだから?

便秘で痛みや苦しさがあるから

赤ちゃんは頻繁に便秘になります。とくに生後3-4ヶ月までの赤ちゃんはあまり体を動かせず、整腸を助けることもできないので余計に便秘がちです。

便秘になるとうんちやおならが出ないことでおなかが張ります。そのためおなかが苦しくなり、泣いてしまいます。

下痢によるかぶれがあるから

便秘とは逆に、赤ちゃんが下痢をすると1日のうんちの回数が増えます。うんちに含まれる腸内菌は刺激が強く、とくに夏場はおむつかぶれなどの炎症になります。

しかもうんちはおしっこよりも刺激が強いので、ヒリヒリとした痛みや痒さで泣いてしまいます。

赤ちゃんがおしっこやうんちで泣かない理由

まーさ

うちの子、おしっこしてもうんちしても泣かないんだけど……。普通じゃないのかな……。

赤ちゃんは基本的におしっこやうんちで泣きます。

「赤ちゃんはおしっこやうんちをすると泣くので、泣いたらおむつを交換するサイン」という話を聞いたことがあるママは多いですよね。

ところがこれはよくある勘違いで、おむつが濡れても泣かない子もいるんです。

新生児はうんちやおしっこに気付けない

新生児期は反射によっておしっこやうんちをするので、自分でしたおしっこやうんちに気付かないことがあります。

生後2ヶ月以降はおしっこやうんちをした感覚が少しずつわかるようになります。

また成長して1回のおしっこやうんちの量が増えると、おむつの濡れがわかりやすくなるのでで、赤ちゃんはより不快感も感じやすくなります。

おしっこやうんちを気にしない子もいる

生後2ヶ月をすぎた赤ちゃんは、おしっこやうんちに不快感を感じて徐々に泣くようになりますが、おしっこやうんちにあまり不快感を感じない子もいます。

また最近の紙おむつは吸水性・吸湿性が高く、おしっこを吸収しても比較的さらりとしてるので、不快感がなく慣れてしまう子もいます。

おしっこ・うんちでママが気をつけること

赤ちゃんは何か変化があるとすぐに泣いてくれますが、それだけを信じてはいけません。

赤ちゃんは言葉で訴えられないので、健康状態はママが細かくチェックするんです。赤ちゃんの健康状態のチェックで大切なことは、日々の比較です。

授乳量・回数、睡眠時間、排泄量・回数などの状態が普段と違うと感じたら対応が必要ですし、対応がわからないときは病院に連れて行ってください。

今回の排泄の話では、おむつかぶれ、亀頭包皮炎、尿路感染症、膀胱炎などの早期発見のためにも定期的におむつチェックが必要です。

「おむつを頻繁に替えると、子供が神経質になるよ!」という人もいますが、おむつ交換で赤ちゃんが神経質になることはないです。

日本小児泌尿器科学会

赤ちゃんのおしっこやうんちの特徴がわかるまでは、ママは「泣いたらおむつを交換するサイン」と思わず、病気予防のためにこまめにおむつをチェックしてください。

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