まーさ
最近はママの意思で授乳行為をやめる「断乳」よりも、子供が徐々に母乳(ミルク)の執着がなくなり、自らの意思で哺乳をやめる「卒乳」が推奨されてます。
とは言え卒乳はいつ訪れるかわかりません。ママは体力的にも新しい生活を始めるためにも、もう授乳はやめたいと感じているかもしれません。
- せめて卒乳のタイミングがわかれば見通しが立つのになぁ……。
- 赤ちゃんが卒乳できる条件とかサインみたいなものってないの?
断乳はしたくないけど早めに赤ちゃんに卒乳して欲しいママは、赤ちゃんが卒乳の準備ができているか確認しましょう。
この記事を読めば赤ちゃんが卒乳できる状態なのか、どうしたら赤ちゃんの卒乳が手伝えるかがわかります。
目次
断乳・卒乳の平均時期
日本では赤ちゃんの断乳時期、また卒乳が訪れるのはいつでしょうか。
注釈2014年にコンビタウンが行った”断乳時期”に関するアンケート、2016年にたまひよが会員向けに行った”卒乳時期”に関するアンケートの集計結果
表とグラフを見ると、断乳の平均は1歳から1歳半の間で1歳寄り、卒乳の平均は1歳から1歳半の間で1歳半寄りだとわかります。
つまり1歳を過ぎていれば、いつ赤ちゃんが卒乳してもおかしくありません。断乳とは言わないまでも、赤ちゃんの卒乳の後押しをしても良い時期かもしれません。
赤ちゃんが卒乳できる条件・サイン
まーさ
ある日突然授乳がなくなるわけじゃなく、赤ちゃんのは心身の成長とともに卒乳に向けた条件を整えていきます。
毎日しっかり3回食を摂っている
赤ちゃんが卒乳するには、3回食で大人と同じ時間に食事を摂ってなければいけません。
3回食は離乳後期からで、目安は生後9-11ヶ月ごろです。ただしこの時期は5倍がゆから3倍がゆに移行中です。そのため、十分な栄養を摂ってると言えるのは授乳完了期ですね。
- 離乳準備期|生後4ヶ月ごろ
- 離乳初期(ゴックン期)|生後5-6ヶ月
- 離乳中期(モグモグ期)|生後7-8ヶ月
- 離乳完了期(パクパク期)|生後12-18ヶ月
ストローマグやコップを使える
赤ちゃんがママのおっぱいや哺乳瓶から離れるには、ストローマグやコップを使って自分の力で麦茶などを上手に飲む必要があります。
ストローマグやコップに慣れると、授乳に違和感を感じて卒乳のきっかけになります。
- 自分で容器を持つ|生後5-6ヶ月
- 練習専用のコップやスパウトで飲む|生後7-8ヶ月
- 練習専用のストローで飲む|生後9-10ヶ月
- コップで練習|生後11-12ヶ月
徐々に授乳量・授乳回数が減っている
初めは離乳食の度に授乳していたのが3回中1回になるなど自然に授乳回数が減れば、赤ちゃんは卒乳に向けた準備を整えています。
とくに朝起きた後や遊んだ後などは喉が乾きますが、授乳ではなく麦茶を欲しがるようになると卒乳は近いですよ。
寝付きの授乳がいらなくなる
離乳食後の授乳がなくなっても、寝付きの授乳が必要な赤ちゃんは多いですね。赤ちゃんがどうしても寝ないときは、ママもおっぱいに頼りたくなります。
ただ寝付きの授乳は安心したい気持ちの方が強いので、授乳以外で赤ちゃんを寝かしつける入眠儀式を用意しましょう。入眠儀式があれば、卒乳に一歩近付きます。
昼間に健康的に遊んでいる
外で虫や草に触ったり、遠くの鳥を指差したり、トラックや新幹線に興奮したりなどママ以外に関心が向くとおっぱいや哺乳瓶の関心も薄れます。
お家の中でも絵本を読んだり、ブロックで遊んだり、パパや他の家族と遊ぶことに慣れると卒乳の準備ができ始めてると考えて良いですね。
どうやって卒乳を後押しすればいい?
まーさ
と思ったら、少しだけ赤ちゃんの背中を押してください。まぁ背中を押す時点で、それは卒乳じゃなく断乳になるんですけどね(^_^;)
まずは卒乳条件が揃ってるか、「赤ちゃんが卒乳できる条件・サイン」をチェックしてください。そのうえで、ママと赤ちゃんが少しだけ離れます。
赤ちゃんを一人にするんじゃなく、いっしょに遊ぶ、お風呂に入れる、寝かしつけるなどパパの活躍が必要です。少しづつ赤ちゃんの意識をおっぱいから離しましょう。
もし断乳が必要な場合はメリット・デメリットを把握した上で、以下の流れに沿って行ってください。
- 断乳の理由を明確にする
- 断乳の日を決める
- 授乳回数を減らしていく
- 夜の授乳をミルクに変える
- おっぱいから少し離す
- 子供に言い聞かせ始める
- 3日間のプチ断乳を決行する
- 断乳後のケアをする
卒乳も断乳も準備が大切
日本では、断乳と卒乳の平均時期に大きな差はありません。それだけ赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶に依存しない生活環境、育児のやり方が定着してるということです。
ただし赤ちゃんには個性があり、卒乳の平均時期より遅れる子はたくさんいます。
うちは2人とも1歳でピタッと断乳しましたが、妹の子は2歳を過ぎてもおっぱいが恋しくていまだに夜泣きをします。「正直つらい……。」と言ってました。
もしスムーズに断乳したいなら、赤ちゃんの健康や成長を考えた準備や条件が必要です。
- しっかり3回食を行っている
- マグやコップを使うことができる
- 多少の言葉を理解している
- 子供が健康である
- 真夏や真冬ではない
見て分かる通り、卒乳と断乳の条件はそれほど変わりません。どちらが良いというわけじゃないですが、赤ちゃんが思い通りになるとは思わない方がいいです。
ただどちらしろ、授乳が終わった後のトラブルには気をつけましょう。断乳のデメリットと断乳後の注意点は以下を参考にしてください。