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赤ちゃんの健康保険証はいつ必要?社保と国保の加入手続きの違い

赤ちゃんの健康保険証はいつ必要?

まーさ

赤ちゃんの健康保険証っていつ申請すればいいの?やっぱり早めがいいのかな?

赤ちゃんの健康保険証は生まれてから2週間以内に申請することをおすすめします。

赤ちゃんが生まれて最初にするのは出生届の提出です。これは赤ちゃんの出産日含めて14日以内と決まってますね。なので健康保険証の申請も同時がいいです。

  • なんで申請は早い方がいいの?保険証が必要な理由は?
  • 赤ちゃんの保険証を申請する方法教えて。
  • 保険証が届くまでどれくらい時間かかるのかな?

出産後はまだママの体調が万全じゃないですし、赤ちゃんのお世話でテンパってるはずです。そのためこれらの疑問は事前に押さえておきましょう。

もちろんママは出産後すぐに動けないので健康保険証などの申請手続きは旦那さん主体で行うものですし、ママは出産前にそのことを伝えておいてください。

赤ちゃんの保険証が必要な時期と理由

まーさ

赤ちゃんの保険証が必要なのっていつごろなの?すぐに作らないとまずいのかな。

赤ちゃんの保険証は赤ちゃんが生まれた時点で権利が発生するので、申請日が遅れても出生日まで遡って使えます。

ただし保険証が手元にないと医療費がかかったときは実費負担で当面のお金がかかりますし、後から返戻を受けるために面倒な手続きが必要です。

そのため赤ちゃんを出産したらなるべく早く保険証の申請手続きをしてください。では、いつどんなときに保険証が必要になるんでしょうか。

乳幼児医療費助成の申請のため

乳幼児の医療費を自治体が負担する乳幼児医療費助成制度を使うには、赤ちゃんの保険証が必要です。保険証がないと乳幼児医療証がもらえません

乳幼児の医療費は、自治体によっていつまで遡って医療費を請求できるかが違います。そのため早めに乳幼児医療証を申請しないと、余計な医療費を支払うことになります。

未熟児養育医療制度の申請のため

早産や低体重で赤ちゃんが未熟児医療が必要だと判断された場合、医療費負担を軽減してくれるのが未熟児養育医療制度です。

未熟児養育医療制度の申請には、赤ちゃんの保険証が必要です。親の健康保険証で申請してもいいんですが、保険証の作成が遅れると先払いの医療費が高額になります。

子供の1ヶ月健診のため

乳幼児健診には定期健診と任意健診がありますが、1ヶ月検診は任意健診なのでお金がかかります。さらに保険適用外で保険証は使えません。

  • 乳幼児の定期健診(集団検診)
    ・3-4ヶ月健診
    ・1歳6ヶ月健診
    ・3歳健診
  • 乳幼児の任意健診(個別健診)
    ・1ヶ月健診
    ・6ヶ月健診(生後6-7ヶ月)
    ・9ヶ月健診(生後9-10ヶ月)
    ・1歳健診
    ・2歳健診

ただし1ヶ月検診で医療行為が必要な場合は、それらの行為には保険が適用されます。そのため赤ちゃんの保険証がないと、当面の医療費がかかります。

赤ちゃんの保険証の申請手続き

まーさ

じゃあ赤ちゃんの保険証ってどうやって申請すればいいのかな。

赤ちゃんの保険証の申請手続きは大きく分けて2種類あります。

1つは親が会社で加入する健康保険に被扶養家族として入ること、もう1つは国民健康保険ですが、こちらは扶養の概念がなく新生児も1人の保険加入者になります。

保険証手続きの申請先ってどこ?

公的医療保険には種類があり、加入している保険によって保険者(保健の提供者)が違います。代表的なものは健康保険(社会保険)と国民健康保険です。

健康保険の保険者は「協会けんぽ」か「健康保険組合」のどちらかです。船員保険の保険者は「協会けんぽ」、公務員の共済組合の保険者は「共済組合」です。

また国民健康保険の保険者は「市区町村」か「各種組合国保」になります。詳細は以下を参考にしてください。

保険証申請手続きに必要な書類は?

健康保険(社会保険)の被扶養者加入手続きに必要なものは以下の通りです。

会社員(協会けんぽor健康保険組合)の場合

勤務先の健康保険に被扶養者加入する場合は、「健康保険被扶養者異動届」に必要事項を記載して会社の担当者や健康保険組合に提出します。

自営業(市区町村or各種組合国保)の場合

国民健康保険に加入している自営業者は、自治体の窓口で赤ちゃんの国民健康保険の加入手続きをします。出生届を提出したときに、ついでに手続きをしてください。

公務員(共済組合)の場合

公務員の共済保険に被扶養者加入する場合は、「被扶養者申告書(書式は各共済組合による)」「年金手帳の写し」を担当者に提出します。

一般的に必要なもの

その他、赤ちゃんの保険証の手続きに必要なものは以下のとおりです。

赤ちゃんの保険証の手続きに必要なもの

  • 被保険者の健康保険証(健康保険の場合)
  • 印鑑(認印)
  • 出生届出済証明が記入された母子手帳
  • 出生届受理証明書
  • 課税証明書、または前年1月-12月の給与明細のコピー

共働きでどちらも健康保険加入の場合は、年収が多い方の被扶養者にするのが一般的です。大きな差がない場合は夫の健康保険の被扶養にします。

出生届出済証明とは、母子手帳の「出生届出済証明書」欄に子の氏名・出生の場所・出生の年月日等の記載と市区町村の長の氏名と押印がされたものです。

出生届受理証明書は出生届が自治体で受理された証明書で、窓口で申請して取得します。

課税証明書は自治体で取得できますが、健康保険(社会保険)の場合は会社が前年度の給与明細などを用意してくれますよ。

保険証申請から届くまでの期間

まーさ

赤ちゃんの保険証申請したら、いつごろ届くものなの?

赤ちゃんの保険証申請から保険証受取までは1週間から2週間ほどです。流れは以下のようになります。

社会保険(健康保険)、共済の場合

  • STEP.1
    赤ちゃんを出産
    赤ちゃんを出産したら、まず出生届を自治体に提出します。
  • STEP.2
    勤務先に出産報告をする
    勤務先担当者に勤務先に出産報告をして被扶養者申請の書類などを受け取ります。
  • STEP.3
    勤務先に保険証を申請する
    必要なものを用意し、書類に必要事項を記載して勤務先の担当者に提出します。
  • STEP.4
    郵送で健康保険証が届く
    一般的に1週間から2週間ほどで健康保険証が届きます。勤務先に郵送で届くことが多いと思います。

赤ちゃんの健康保険証は1-2週間で届きますが、3-4月前後など入退社が多い繁忙期はもう少し時間がかかることもあります。

それ以上長引く場合は手続きや申請の過程で不備が起こってる可能性もあるので、勤務先の窓口に確認しましょう。

国民健康保険の場合

国民健康保険の保険証は申請したその日に発行されることが多いですね。

  • STEP.1
    赤ちゃんを出産
    赤ちゃんを出産したら、まず出生届を自治体に提出します。
  • STEP.2
    国保の加入申請をする
    出生届提出を提出したら、「国保の加入をお願いします。」と言って国保の加入申請もしましょう。
  • STEP.3
    前年度の課税証明書を取得する
    前年度の課税証明書は自治体の別の窓口で取得できます。退職したばかりの人は会社から給与支払証明書をもらっておきましょう。
  • STEP.4
    国民健康保険証が届く
    その日のうちに赤ちゃんの保険証が発行され、すぐに使えます。その他「児童手当」「乳幼児医療証」の申請もすると手間が省けます。

社保と国保の切り替えが絡むと面倒

パパやママが会社に勤めている場合は社会保険加入なので、申請手続きは難しくないです。素早く勤務先窓口に申請して、健康保険証が届くのを待つだけです。

ところが子供が生まれる前に会社をやめて独立したり、出産タイミングで健康保険から国民健康保険に切り替える必要があると面倒です。

うちは夫が前職の退社直前に長男が生まれ、さらに高額療養費申請が必要でした。

当時はバタバタしてたので、何度かあった高額療養費の2回分をコロッと申請し忘れてしまい、7-8万円ほど返戻されませんでした……(;_;)

赤ちゃんの出産は嬉しい半面、手続きが重なって面倒ですよね。でも面倒な手続きは赤ちゃんと家庭のために必要です。

赤ちゃんは頻繁に病院に行くので、早めに申請手続きを済ませてください。

また保険証が届くまでの間に病院に行きたいこともありますね。先出しがきつい人は、年金事務所に「資格証明書」を発行してもらうと保険証代わりになります。

資格証明書は1-2日で発行されるので、万が一に備えて申請しておくと良いですよ。