まーさ
子供のトイレトレーニングで苦戦するママは多いですね。
トイトレはおしっこ、うんち、トイレの使い方と区切って考えるかもしれませんが、実はもっと細かいんです。そのため1つずつの手順を理解しないとなかなか先に進みません。
- トイレトレーニングっていつから始めればいいの?
- トイレトレーニングの進め方を教えて!
- どうしてもうんちだけうまくできないんだけど……。
トイレトレーニングは焦っても早く完了しません。まずはこの記事を最後まで読んでトイレトレーニングの流れを掴んでください。
1つずつ手順を追って進めれば子供は必ず上手にトイレでおしっこやうんちができるようになりますよ。
トイレトレーニングはいつから始める?
まーさ
トイレトレーニングを始める年齢に決まりはないですが、今は早い子で1歳後半、通常は2-3歳で始めるのが一般的です。いくつかポイントを押さえましょう。
トイトレに必要な発達
1歳でトイレトレーニングを始めるママもいますが、子供のトイレトレーニングを始めるためには、以下の要素が必要です。
- うんちやおしっこがしたいと言える(意思が伝えられる)
- 歩いてトイレ(おまる)に行くことができる
- ひとりでパンツの上げ下げができる
つまり子供が尿意や便意をママに伝え、トイレまで歩いて行って、パンツを下げて便座に座る機能が発達してなければいけません。
トイトレを始める時期
トイレトレーニングで焦るのは、おむつを履いてないときに「おしっこー出るー」と言われることです。そのためトイトレに適した時期は春から夏です。
- 失敗しても洗濯物が少なくて済むから
- 床を漏らしてもすぐに乾くから
- 暖房器具など濡れると大変なものが少ないから
- 暖かいので、早くおむつを脱いでくれるから
- 汗をかきやすく、おしっこの量が少ないから
トイレトレーニングは失敗が付き物なので、年齢よりも春夏の季節にこだわった方がママの負担は少ないですよ。
トイトレにかかる期間
子供によってトイレトレーニングにかかる期間は違いますが、早く始めると習得までの期間が長くなり、遅く始めた子は期間が短くなる傾向があります。
言葉で尿意を伝えたり、トイレの使い方を覚えるには子供に理解力が身につかないといけません。そのため、早く始めても年齢に応じた期間がかかるんです。
- 1歳6ヶ月-2歳|尿意を感じて、排尿したいことを表現できる
- 2歳6ヶ月-3歳|便意を感じて、排便したいことを表現できる
- 3歳6ヶ月-4歳|自分で排尿・排便ができる、オムツが外れる
- 4歳-5歳|自分で排泄の始末ができる
もちろんトイレトレーニングの一連の流れを同時に教えるわけじゃありません。時間をかけて、徐々に尿意・便意の認識とトイレの使い方を教えていけば良いです。
トイトレの環境整備
子供用の簡易便座や踏み台を設置して、快適に用が足せるようにしましょう。トイレの薄暗さ、寒さ、匂いなどが嫌でトイレを嫌がる場合もあるので、環境を整えてください。
トイレトレーニングのやり方・進め方
まーさ
おしっこやうんちを理解させる
子供がおしっこやうんちをする行為と、「おしっこ」「うんち」という言葉を関連付けて覚えさせます。「しー」「うーん」などの赤ちゃん言葉でもOKです。
子供がおしっこやうんちが出る感覚を理解して、言葉などでママに伝えられることが大切です。
トイレとおしっこを関連付ける
おまるを見せたり、トイレに連れて行って「おしっこしたくなったら、ここに座ろうねぇー。」と教えます。初めは座る習慣を付けるだけでOKです。
また「ママおしっこしたくなっちゃった。」と子供をトイレに連れて行くと、おしっことトイレが結びつきます。「のんたん」や「アンパンマン」の絵本を読んでも良いですね。「ノンタンおしっこしーしー」は鉄板です。
理解が進むと、ママがトレイに行くときに「ママ、おしっこ?」と言うようになります。
おしっこ、うんちが出たと報告させる
おしっこやうんちが出たことを自覚させるために、「おしっこやうんちがでたら教えてね。」と毎日声掛けしましょう。
子供から「ちー(おしっこ)でた。」と報告があったら、「おしっこ出たの教えてくれてありがとー、ママうれしいなぁー。」と褒めます。
おしっこが出たら補助便座に座らせる
子供が「ちーでた。」と言ったら、おむつ交換の前におまるや補助便座に座らせて「ここでおしっこしようねぇー。」を繰り返します。
おまる・補助便座に座る習慣を作る
朝起きたとき、夜寝る前、外出前や帰宅後に子供を補助便座に座らせる習慣をつけます。子供に習慣がつくと、あとはおしっこが1滴でも出るのを待つのみです。
おしっこ1滴でも出たら褒める
子供が補助便座に座る習慣がつくと、ある日数滴おしっこが出ます!そのときは家族で、「すごーい!おしっこできたー(ノ゚▽゚)ノ」と褒めます。
まーさ
おしっこすると、みんなに褒められることを実感させましょう。これでパパのテンションが低かったら、後できっちり〆ます。←これ重要
尿意を事前報告できるようになる
子供は徐々に尿意がわかるようになり、「ちーでる。」の事前報告をするようになります。ただし子供はおしっこが出る直前に言うので、最初は抱えてトイレに走りましょう。
もちろんおしっこが出たらまた家族みんなで喜びます。もちろん、おしっこが出なくても「おしっこ出そうってわかったの?すごいねぇー。」と褒めてください。
パンツを自分で脱がせる
子供の尿意の報告が当たり前になったら、ズボンとパンツを自分で脱がせましょう。もし補助便座に座らせるなら、自分で座れるようにトイレ用の踏み台を用意しましょう。
トイレの使い方・手順を教える
子供がおしっこを出せたころから、トイレでおしっこをする手順・トイレの使い方を繰り返し教えます。
- おしっこをしたくなったらトイレに行く
- 電気が必要な場合はつける
- ドアを開けてトイレに入る
- スリッパを履く
- ドアを閉める
- フタが下りていたら上げる、便座が上がっていたら下げる
- ズボン・スカートとパンツを脱ぐ
- 便座に座る
- おしっこをする
- 最後まで出たことを確認する
- トイレットペーパーを決めた分畳みながら出す
- 尿道にポンポンと当てる様に拭く(女の子)
- レバーをひねって水を流す
- ズボン・スカートとパンツを履く
- スリッパを揃える
- 電気をつけていたら消す
- 洗面所で手を洗う
- タオルで手を拭く
上記は女の子の手順ですが、男の子も最初は座っておしっこで良いと思います。また慣れるまでは、トイレの前でズボンとパンツをすべて脱がせましょう。
男の子が立ってするおしっこは必要な行為です。パパがやり方を見せて教えましょう。
時期を見ておむつはずしをする
トイレトレーニングの途中で、徐々におむつはずしも進めましょう。トイレの手順を覚えるより、おむつはずしの方が早いと思います。
またトイレトレーニングが早く進むために、トレーニングパンツをすすめる人がいますが、個人的にはどちらでも良いと思います。
うんちのトイトレは少し難しい
まーさ
トイトレがスムーズに進んでおしっこはすぐにできても、うんちができるとは限りません。トイレでうんちをするのは難しいんです。
うんちトレーニングの進め方
うんちのタイミングを見極める
子供は便意を感じるのが難しいので、なかなか「うーん(うんち)でる」と言ってくれません。そこでママは子供のうんちのタイミングを見極めましょう。
- 適度な大きさの柱にしがみつき、踏ん張る子
- 部屋の隅っこに行き、ひっそりと済ませる子
- すでに恥じらいを覚え、カーテンに隠れて用をたす子
- おしりを高く上げ、四つん這いで馬の出産のようにいきむ子←うちの娘
- ママーと笑顔で足に抱きつき、笑顔で一撃を落とす子←うちの息子
など子供は個性的なうんちんぐスタイルがあります。子供のうんちのタイミングを掴めると、「うんちでる?アンパンマンのとこ行こ!」と言ってトイレに連れて行きます。
何度もうんちの声掛けをする
実はママが気付いてないだけで、子供は1日に何回もうんちを踏ん張って不発に終わっている可能性があります。
- 何となくうんちがでそう→やっぱり出なかった……
- まだうんちはでなさそう→と思ってたら出てた……
うんちが溜まる感覚と出る感覚が薄いと、うまくトイレでうんちができません。4歳でもうんちのタイミングを掴めない子はいます。
そのため初めは根気強くトイレに連れて行き、うんちが出なくても「がんばったねぇ~、うんち出そうになったらまた教えてね。」と励まします。
うんちが出るリズムを作る
うんちが出るタイミングを徐々に同じ時間帯になるように調整していきます。たとえば、朝やお風呂に入る前、「うんち出るかなぁ。」と声掛けしてリズムを作ります。
もちろん、子供が1人でうんちが出るリズムを作るのは難しいので、ちゃんとトイレでうんちができるようになってからも、しばらく声掛けは続けた方が良いですね。
ママは焦る必要はありません。小学生になる前を目安に数年間かけて少しずつ習慣をつければ良いんです。
トイレでうんちするときの注意点
子供がトイレでうんちをするときは以下の点に注意しましょう。
足がしっかりついているか
子供がトイレでうんちをするには、足が床についているか確認してください。おまるならいいんですが、補助便座は足がブラブラして踏ん張りが効きません。
そこでトイレにステップを用意しましょう。ステップはトイレ用の1段ステップじゃなく2段が良いですよ。このようなステップなら、トイトレ後も他の踏み台に使えます。
トイレの手順が合っているか
うんちトレーニングで大事なことは、子供が手順を覚えるまで毎回教えることです。ママがトイレに付いて行き、子供に以下のうんちの順番・手順を覚えさせましょう。
- うんちが出ると言わせる
- いっしょにトイレに行く
- ズボンとパンツを脱ぐ(全裸でOK)
- トイレに座る
- うーんと踏ん張る
- 出たか出なかったかを言わせる
- 出なくてもおしりを拭く(拭いてもらう)
- 水を流す
- パンツとズボンを履く
- 手を洗う
- 手を拭く
子供がうんちの流れを理解してないと、いざうんちが出そうなときに混乱して大変です。とくに幼稚園や保育園では、保育士が全部確認できるわけじゃありません。
ちなみに、1人でうんちができるようになったときの手順は以下の通りです。
- うんちをしたくなったらトイレに行く
- 電気が必要な場合はつける
- ドアを開けてトイレに入る
- スリッパを履く
- ドアを閉める
- フタが下りていたら上げる、便座が上がっていたら下げる
- ズボン・スカートとパンツを脱ぐ
- 便座に座る
- うんちをする
- 最後まで出たことを確認する
- トイレットペーパーを決めた分畳みながら出す
- 肛門から後ろに向かって拭く(おまた・ちんちんの方向に拭かない)
- ゴシゴシこすらないように2-3回拭く
- レバーをひねって水を流す
- ズボン・スカートとパンツを履く
- スリッパを揃える
- 電気をつけていたら消す
- 洗面所で手を洗う
- タオルで手を拭く
拭き残しがないか確認する
トイレでうんちをできるようになると、次はおしりの拭き方を教えます。ただし3-4歳でおしりをきれいに拭くことは難しいです。きれいに拭けるまでに1-2年はかかります。
そのため子供がおしりを拭けるようになっても、うんちの拭き残しがないか確認して仕上げ拭きをしてください。
おむつはずしが完了してパンツを履けるようになっても、拭き残しがあるとパンツが汚れ、痒み・かぶれの原因になります。とくに女の子はおしりの正しい拭き方が大切です。
叱ると便秘になるかも
子供に生活習慣を覚えさせる場合は、叱らない、イライラしないことが基本です。とくにトイトレで叱ると、子供はストレスを感じてうんちを我慢するようになります。
子供の心身が成長してない時期に、親が焦ってトイレトレーニングをすると子供の成長や健康に影響が出る恐れもあります。
日本小児栄養消化器肝臓学会の「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」では、トイレトレーニングが便秘の原因になることもあるとしています。
反対に無理なトイレトレーニングをやめることは、子供の便秘治療として推奨度Bが付けられています(推奨度Bは浣腸と同等)。
ウォシュレットを使う時期
ウォシュレットを子供に使わせるのは、子供が自分でおしりをきれいに拭けるようになってからです。目安は小学生ごろです。
おしりをきれいに拭ける前にウォシュレットを覚えると、ウォシュレットがないトイレで困ります。子供に拭かせる→確認する→仕上げ拭きをするを習慣づけましょう。
トイレトレーニングの4つの注意点
まーさ
簡単に脱げる服装にする
「ママ、おしっこでるー。」と言われても、ボタン留めのズボンは脱ぐのに手間がかかります。トイレトレーニング時期の子供の服装は、素早く脱げるものにしましょう。
カーペット類は片付ける
トイトレを始めると、1度は失敗します。そのためカーペット類は片付けるか、洗濯できる薄手のものにします。大事なものは床に置きっぱなしにしないでください。
夜のお漏らしは万全の体勢で
子供がトイレに行けて、昼のパンツに慣れてくると夜のおむつをを嫌がる子もいます。
「夜はおねしょが怖いからなぁ……。」というときは子供に内緒で、おねしょ対策グッズを用意します。おねしょパッドの他に、着替えとタオルを数枚用意してください。
お漏らししても怒らない
何度も書いた通り、トイレトレーニングで子供が失敗するのは当たり前です。そのため、子供が失敗しても絶対に怒らないでください。
うちの娘の様にトイレでおしっこできてから、うんちができるまで半年以上かかる子もいます。さらに、きれいにおしりを拭けるまでは1-2年かかります。
しばらくはトイレについていく必要がありますが、慣れれば1人で行けるようになりますし、おしっこやうんちをある程度我慢して時間も調整できるようになります。
トイレでうんちができればおむつは必要なくなります。おしり拭きも買わなくて済みます。家計的には助かりますが、子供の成長を実感して、少し寂しさも感じます……。
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実は、ママが気がついていないだけで、子どもは、1日に何回もうんちを踏ん張って、不発に終わっている可能性があります。
↑
なるほど!だから娘はトイレにいくのも出るか自信ないし億劫になるのかも。
新しい気づきがいっぱいです!タメになりましたー!!
はじめまして!
うちの長女はうんちは2歳頃からトイレでできるのですが、おしっこをしなくて、、。ほんとはできるんだけど、やらないって感じです(●・̆⍛・̆●)気が乗ってパンツを履く日が1ヶ月に一度くらいあり、その時はほぼおもらしなしで過ごすのですが、基本オムツが好きなよーで。。できればもう3歳3ヶ月なので、パンツに移行したいんですが、、。どう言えばやる気になるのか、、。何か良い案、ありますでしょうか??
みく (id:mikumama)さん
子どもはみんなさまざまななので、億劫になってる理由はわかりませんが、成功体験で自信をつけていく子がほとんどですね。
id:rion55819さん
2歳でできるなんて凄いですね!
おむつが好きなら無理強いはしなくても良いとですが、早く卒業して欲しい気持ちはよくわかります。
人とか時期を目標にして、たとえば幼稚園に行くなら「幼稚園に行くから、おねえちゃんパンツ履けるようになろうね。」と、プレッシャーにならないように応援してあげるのが良いと思います。
ごめんなさい、状況がわからないので、この程度のお話しかできないですm(_ _)m
おはようございます!早速お返事ありがとうございます〜。やはりプレッシャーにならないように、お姉さんパンツを提案ですよね^ ^
焦らずやっていこうと思いまーす。うんちが大変だったとは知らず、、娘、えらいですね(笑)勉強になりました!
はじめてコメントさせて頂きます。
3歳9ヶ月(もうじき10ヶ月)の息子がなかなかトイレでうんち出来なくて、ちょうどブログに書いたところでした。
おしっこは出来たのに何故…と思っていたのですが、なるほど!と思うことの数々でした。過去ブログも読ませて頂きますね。
前向きな気持ちでがんばりますー!
来月2才になる息子もトイレに興味があるようで現在トイレトレーニング中です。
それぞれのうんちんぐスタイルにクスリと笑ってしまいました。可愛いですね!我が家の1才児は直立で顔を真っ赤にしています。
「トイレの手順を覚える」というのになるほど~と思いました。当たり前の事だけど、とても大切ですよね!うちの1才児は、ズボンとパンツを突然脱ぎます。トイレに誘ってみると行くのですが「でない!」とトイレを出てきます。これが不発なのかも知れませんね。
4才児が「うんち!」と言ってトイレに行くと、自分も!とばかりにズボンとパンツを脱いだりします。
でも、自分で出来るのはズボンとパンツを脱ぐだけ。手順の中で、最後まで一緒にできる時もあれば、途中で遊びが入ってしまって、完了までに凄く時間がかかる時も。
私も意識して、一連の流れとしてトイレトレーニングを進めていこうと思います。
色々勉強になりました(^-^)v
nono (id:nn_no5)さん
トイレ問題は、能力じゃなくてやる気の話なので、私たちができることは環境を整えて、応援することぐらいですよね。
あとは、褒めていい気にさせるくらい。
乗ってきたら、見せたくてしょうがなくなっちゃうので、「ママ、うんちするから見て!」「パパ見て!」「先生見て!」「◯ちゃん見て!」←近所のおばちゃま。
これはこれで問題w
id:oomusubi3さん
>4才児が「うんち!」と言ってトイレに行くと、自分も!とばかりにズボンとパンツを脱いだりします。
わかります!うちも上の息子が「うんちー」というと、娘が、わいもいくでーという感じで脱ぎ始めます。
いや、にぃに使ってるし。
もちろん、ドアを開けて入っていきます。「にぃに、うんちでたー?」と。女の子なので、もう少し恥じらいを覚えてくれると嬉しいですね。