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子供のウォシュレットは何歳から?正しい使い方とマナー

子供のウォシュレットは何歳から?

まーさ

そろそろ子供にウォシュレットの使い方教えた方がいいのかな?おしり拭く手間も省けるしそっちの方がいいよね。

子供がウォシュレットを使うのは何歳からがいいかわかりますか?

幼児がうんち後のおしりの拭き具合を判断するのは難しく、何となく拭いて終わり……が多いです。ただ拭き残すとパンツが汚れるだけじゃなく、かぶれの原因にもなります。

そのため子供がしっかりおしりを拭けるまでは、仕上げ拭きが必要です。そこで、「ウォシュレットの使い方を教えたら良いじゃん。」と思うママもいるでしょう。

でも、それはまだ早すぎ。ウォシュレットは、おしりがきれいに拭けるようになってから教えます。目安は小学校にあがるくらいです。

  • なんでウォシュレットを早く教えちゃダメなの?
  • ウォシュレットの正しい使い方は?
  • ウォシュレットを使うときのマナーは?

子供にウォシュレットを教えたい人はまずこの記事を読んでください。今回は子供におしり拭きの指導をする必要性、ウォシュレットの正しい使い方についてお話しますね。

ウォシュレットはTOTOの商品名で、正式には「温水洗浄便座」「シャワートイレ」と言います

ウォシュレットの普及状況

まーさ

もうトイレのほとんどってウォシュレットなんじゃないの?

現在、一般家庭のウォシュレット普及率は80%ほど。小さな子供がいる世帯はウォシュレットがほぼ使えるはずです。

温水洗浄便座の一般世帯での普及率

各種統計-統計・資料|トイレナビ 一般社団法人 日本レストルーム工業会

さらに普段買い物や遊びに行く場所にもウォシュレットが設置されてると、「もう全部ウォシュレットだよね?」と考えるママもいると思います。

ところが「公立小中学校施設のトイレの状況調査」によると、公立小中学校の全便器約140万個のうち洋便器数が約61万個(43.3%)、和便器数が約79万個(56.7%)とのこと。

平成28年公立小中学校施設のトイレの状況調査の結果について|文部科学省

つまり、少なくともこれから通う小学校のトイレの56%以上にはウォシュレットが無いどころか、和式トイレなんです。

そんなウォシュレットがない状況を考えると、おしりをきれいに拭ける指導が必要なんです。おしりの正しい拭き方は以下を参考にしてください。

子供がおしりをきれいに拭けたら、次はウォシュレットの使い方です。

ウォシュレットの使い方と順番

まーさ

子供にはどんな手順でウォシュレットの使い方を教えればいいのかな。

男の子・女の子ともに、うんちをした後にウォシュレットを使う場合は、以下の順番・手順で行います。

  1. うんちをしたくなったらトイレに行く
  2. 電気が必要な場合はつける
  3. ドアを開けてトイレに入る
  4. スリッパを履く
  5. ドアを閉める
  6. フタが下りていたら上げる、便座が上がっていたら下げる
  7. ズボン・スカートとパンツを脱ぐ
  8. 便座に座る
  9. うんちをする
  10. 最後まで出たことを確認する
  11. おしりの位置とウォシュレットの強さを確認する
  12. ウォシュレットの開始ボタンを押す
  13. 5-6秒水流をあてて洗い流す
  14. ウォシュレットの終了ボタンを押す
  15. トイレットペーパーを決めた分畳みながら出す
  16. 肛門にポンポンと当てる様に拭く
  17. レバーをひねって水を流す
  18. ズボン・スカートとパンツを履く
  19. スリッパを揃える
  20. 電気をつけていたら消す
  21. 洗面所で手を洗う
  22. タオルで手を拭く

ちなみに、女性がおしっこ後にウォシュレットを使うのは間違いです。おしっこ後にウォシュレットを使うと、尿路感染症や膀胱炎になる可能性があります。

勢いよくシャワーをおしっこの出口である外尿道口にあてると、
周囲の菌を尿道内に押し込んでしまうのです。
女子の場合、尿道は短いためその菌は膀胱内に侵入し、膀胱炎を起こすと考えられています。

女子は排尿後、ウォッシュレット使用は☓です。 | 五本木クリニック | 院長ブログ

ウォシュレットの注意点とマナー

まーさ

ウォシュレットを使うときの注意点とかマナーって何があるのかな。

皆が知らない!ウォシュレットの使い方

水温を冷たくしない

温度調節できるウォシュレットは、温度の確認をします。いきなり冷たい水が出るとびっくりするので、次に使うの人のことも考えて水温は冷たいままにしないでおきましょう。

水圧は最弱から始める

水圧が強いと水が跳ねて便器の周囲に飛びますし、肛門部を傷つける可能性があります。肛門の傷は、切れ痔や便秘になる可能性があります。

ウォシュレットの水圧が強くても汚れ落ちは変わらないので、軽く洗い流す程度の水圧にしましょう。また次に使うの人のことも考えて、水圧は最弱にしましょう。

長時間使用しない

ウォシュレットは、5-6秒水流をあてると汚れを洗い流せます。長時間あて続けると腸内に菌を流し込んで炎症を起こしたり、腸内環境が変わる恐れもあります。

肛門よりも周囲を洗う

ウォシュレットは肛門を集中的に洗うんじゃなく、肛門の周囲に残ったうんちを洗い流すイメージで使いましょう。

子供の使用後は確認する

子供がウォシュレットを使うと周囲が水浸しなります。これは使い方に慣れるしかないです。座る位置を調整したり、強い水流にしてないか確認してください。

子供に教えるウォシュレットのまとめ

ウォシュレットはとても便利ですが、都市部以外は意外と普及してないことも多いです。

通う小学校が全面ウォシュレット付き洋式トイレだとしても、遠足に行った先がウォシュレットじゃないと大変ですよね。

今後も洋式トイレの普及は進みますが、現段階では小学校に入って初めて和式トイレに遭遇する子もいます。慌てて駆け込んだトイレが初めての和式だったら……。

そう考えると、ウォシュレットを教えるのはおしりをきれいに拭けるようになってから!が理解できるはずです。むしろ和式トイレの存在を教えた方が良いかも……(^_^;)