まーさ
公園や広場に行くと、小さな子供がペダル無し自転車で走っています。このペダル無し自転車のことを「キックバイク」や「ストライダー」なんて言いますね。
- キックバイクって必要?どうやって選べばいいの?
- キックバイクに乗るとどんな効果があるの?
- ケガをしない安全な乗り方教えて!
と思っているママも多いでしょう。うちは息子が年上の友達に借り、娘のときは3歳前に購入して使ってました。そのため、使い方やメリットはわかります。
キックバイクは流行りじゃなくもう文化なので、2-3歳の子には購入を検討して良いと思います。キックバイクが気になる人はこの記事を読んで、メリットと選び方を知ってください。
目次
キックバイクとストライダーは違う?
まーさ
キックバイクが何か知らないと選べませんよね。海外だと「バランスバイク(balance bike)」と呼ばれます。
日本では商標の関係上「キックバイク」が一般的です。他にも「キッズバイク」「トレーニングバイク」「ランニングバイク」などの呼び方があります。
対象年齢は2-5歳で、自転車との違いはペダル、クランク、チェーン、ブレーキ、カゴ、スタンド、ベルがないこと。そのため、公道ではキックバイクに乗れません。
ストライダーはキックバイクのメーカーの1つです。2009年から販売を開始し、2015年3月までで累計販売台数100万台を突破しています。
ストライダーカップ、ストライダーワールドチャンピオンシップなどのレースが世界で行われていて、子供の初めての挑戦として鼻息の荒いママもけっこういます。
他のメーカーはディーバイクやスパーキーも有名ですね。そのため、総称でキックバイクが正しいんですが、ストライダー呼びの方が有名だと思います。
子供がキックバイクに乗るメリット
まーさ
キックバイクを買うかどうかはあなた次第です。ただ、キックバイクには以下のメリットがあるので売れてるんです。
バランス感覚が養われる
キックバイクに乗っている間は、常にバランスを取らないといけません。曲がるときも体重移動とハンドル操作が必要なので、バランス感覚が向上します。
反射神経が養われる
キックバイクに慣れると、障害物もスッと避けられます。補助輪ありの自転車よりスピードが出るので、子供の反射神経が向上します(危険かどうかは別)。
補助輪なし自転車に早く乗れる
キックバイクは進む・止まるを足のみで行いますが、操作性は自転車とほぼ変わりません。そのため、キックバイクに慣れると、補助輪なしの自転車に早く乗れます。
キックバイクの選び方とポイント
まーさ
キックバイクは公道を走れないので自転車代わりにはなりません。それを踏まえて、選び方を押さえましょう。
2-3歳から1年間がおすすめ
キックバイクの対象年齢は2-5歳ですが、初めての自転車は3-4歳が多いので、2-3歳から1年ほど乗ることをおすすめします。
4歳を過ぎてキックバイクに乗ると小さく感じますし、他の子が自転車に乗る横でキックバイクに乗るのは少しかわいそうです。
ブレーキは転ぶときに邪魔
ブレーキやスタンド付きのキックバイクもあります。一見良さそうに思いますが、2歳の子供にはブレーキを握る握力はありませんし、操作もできません。
またキックバイクで転ぶときは大抵ハンドルを切って倒れるので、ブレーキがあると身体をぶつけて危険です。そのため、ブレーキやスタンドは必要ないと思います。
ママのためにも軽い方が良い
キックバイクの重さは3-5kgですが、なるべく軽いものを選びましょう。子供だけじゃなく、大人にとっても軽い方がありがたいです。
子供は「あれ?さっきキックバイクで遊んでたのに、どこ置いてきたの?」がよくあります。最終的に、子供が遊び疲れるとママがキックバイクを運ぶことになります。
付加機能はお得じゃない
ブレーキやスタンドやカゴが付いて、値段が安いキックバイクもたくさんありますが、機能がついてるからお得!じゃないです。
機能がつくとゴテゴテして重くなりますし、引っ掛けてケガをすることもあります。子供が乗るものなので、シンプルで質が高いものを選びましょう。
派手な色はわかりやすい
近所にキックバイクに乗っている子がいると、キックバイクで遊ぼうということになります。ところが子供は遊んだら遊びっぱなし……そこら中にキックバイクが放置されます。
とりあえず今すぐは取りに行かなくても、キックバイクが派手な色だと遠くから見つけやすくなります。
譲ってもらえると嬉しい…
キックバイクは5000円から1.5万円で、ストライダーは1万円超、ディーバイクとスパーキーが1万円弱です。ブランドを気にしないなら、5000円ほどで買える種類もあります。
ただ2-3歳の1年間、長くて2年ほどしか使わないことを考えると、本当は誰かから借りられる(お下がりをもらえる)のが1番良いんですけどね……(^_^;)
キックバイクの安全な乗り方・使い方
まーさ
キックバイクに乗るコツはありません。またがって靴の裏が地面にピッタリつけば、あとは歩きながら慣れていきます。ただし安全に乗るために以下に注意してください。
道路で乗らない
キックバイクは公道では乗れません。消費者庁によると、キックバイクの事故の多くは公道だそうです。また、駐車場や人と接触する可能性がある場所でも乗ってはいけません。
ヘルメットの着用
キックバイクはヘルメット着用の義務がありません。ただ今後自転車に乗ることを考えて、着用させた方が良いですよ。ヘルメットの選び方は以下を参考にしてください。
また、肘用・肘用のプロテクターがあるとより安心できます。
肌が隠れる服装
慣れてる子、運動神経が良い子ほどスピードを出して派手に転びます。夏場はある程度仕方ないですが、、服装は肌が隠れるものが良いです。
裾が長いパンツやスカートなどはタイヤに巻き込まれるのでNGですよ。
子供だけで遊ばない
公園や広場でキックバイクに乗っていてもケガはします。100%安全なものはありません。ただ発見が遅れないよう、必ず親の目が届くようにしましょう。
わたしが感じたキックバイクの良いところ
息子と娘がキックバイクを使っていたので、個人的に良かった点をいくつかお話します。ちなみにうちは2人ともストライダーでした。
娘は少しどんくさいため心配でしたが、ストライダーに乗るようになって確実に運動神経が良くなったと感じます(運動神経は遺伝じゃなく磨くもの!)。
キックバイクは慣れるしかないです。慣れるとどんどんスピードを出して派手に転んで泣きますが、親にとっても子供の多少の傷やケガに慣れることは大切です。
娘はどちらかと言うとお家の中で遊ぶことが多かったんですが、ストライダーに乗るようになると
みーこ
とアグレッシブになりました。息子は元々アグレッシブなので変化なしですが、ストライダーはわたしと娘に大いにメリットがありましたね。
もちろん「どうせすぐ自転車に乗るから、ストライダーなんて必要ないよ。」という人もいるとは思いますが、検討してる人の参考になれば。