まーさ
赤ちゃんは生後3ヶ月で生まれたときの倍の体重になります。そのため抱っこで寝かしつけするのも大変になってきますよね。
そこでおんぶで寝かしつけをするんですが、せっかく赤ちゃんが寝ても布団に降ろしたときにパッと目が覚めてしまいます。
おんぶで寝かしつけは慣れるまでが難しく、抱っこより赤ちゃんが起きる可能性も高いんです……。
- おんぶで寝かしつけって何に注意すればいいの?
- どうやったら起こさないでおろせるの?
おんぶで寝かしつけをしたいママ、おんぶからおろすときに苦労しているママはこの記事を最後まで読んでください。
おんぶで子供を寝かしつけるときの注意点やおろすときのコツについてお話します。
目次
おんぶで寝かしつけの注意点
まーさ
おんぶはしっかり首すわり後
首がすわってない赤ちゃんはおんぶしないでください。赤ちゃんは生後2-3ヶ月から首がすわり始め、生後4-5ヶ月で9割以上首がすわります。
- 生後02-03ヶ月未満:11.7%
- 生後03-04ヶ月未満:63.0%
- 生後04-05ヶ月未満:93.8%
- 生後05-06ヶ月未満:98.7%
- 生後06-07ヶ月未満:99.5%
首すわり前のおんぶがダメな理由は抱っこと違って後ろの様子が見えないこと、ママが手を使ったフォローができないことなどです。
おんぶで寝かしつけは慣れが必要
おんぶは赤ちゃんが見えないので、ママも背負う慣れが必要です。おんぶするときにどこかにぶつけたり、腕を巻き込むなど変な体勢で背負ってしまうかもしれません。
とくに暗い中のおんぶは危険です。そのため、夜のおんぶは昼のおんぶに慣れてからにしましょう。またおんぶの前に、足元に物や段差がないか確認してください。
寝かしつけに適したおんぶ紐を選ぶ
赤ちゃんをおんぶしやすいおんぶ紐、おんぶしてから安定性が高いおんぶ紐などいくつか種類があります。
おんぶで赤ちゃんを寝かしつけても、布団におろすときにいくつかステップが必要なタイプ、バックルの外しづらいタイプを選ぶと途中で赤ちゃんが起きるかもしれません。
おしりトントンしやすい位置
おんぶのときは、手を後ろに回して赤ちゃんのおしりを下からトントンします。トントンしやすい位置に赤ちゃんのおしりがあると、より早く赤ちゃんを寝かしつけられます。
赤ちゃんを嫌々おんぶしない
赤ちゃんをおんぶするときは、寝かしつけが面倒でも嫌々おんぶしないでください。抱っこと同じで嫌々おんぶすると、赤ちゃんは敏感に感じ取って余計に眠れなくなります。
モロー反射に気をつける
赤ちゃんを寝かしつけても、慎重におろさないとビクッと起きます。モロー反射は急に体勢が変わる、おんぶ紐を外す動作、感じる温度が変わるなどのために起こります。
首すわり前のおんぶが危険な理由
まーさ
首すわり前のおんぶは危険です。仮におんぶ紐を使ってしっかり固定しても、首すわり前の赤ちゃんをおんぶすると首に負担がかかります。
ママの動きで隙間ができるから
赤ちゃんをおんぶして動くと、ちょっとした動作で赤ちゃんの体が左右に偏ります。赤ちゃんの首がすわってないと、少しの傾きで首がガクッとなってしまいます。
おんぶ紐では首が守れないから
ヘッドレストが付いたおんぶ紐でも、赤ちゃんの首は左右に動きます。横の動きを制限したヘッドレストもありますが、首がすわってない赤ちゃんの首は固できません。
むしろ中途半端に赤ちゃんの首を固定すると危険性が増すので、おんぶ紐の首周りはゆとりがある作りになっています。
体勢を直すことができないから
首がすわっていれば、赤ちゃんの体制が崩れてもおんぶし直すことができます。ところが首がすわってないと、おんぶし直すことで赤ちゃんの首が揺れて危険です。
赤ちゃんが起きないおんぶのおろし方
まーさ
おんぶのおろし方の流れ
基本的には抱っこで寝た赤ちゃんをおろすときと同じですが、おんぶで眠った赤ちゃんは刺激を与えるポイントが多いので、時間をかけて布団におろしましょう。
- STEP.1眠ってから少し待つモロー反射は脳の眠りが浅いレム睡眠時に起きやすいので、赤ちゃんが眠ってもノンレム睡眠まで10分ほど待ちます。一度熟睡すれば少々体勢を変えても起きることは減ります。
- STEP.2鏡などで寝ていることを確認おんぶしていると赤ちゃんの顔が見えないので寝ているかわかりません。おんぶしても顔が見えるように鏡を置いて、寝ていることを確認できるようにしましょう。
- STEP.3おんぶしたまま後ろに倒す赤ちゃんをおろす方法は、以下の2525pochiさんの動画がわかりやすいです。この場合おしりからおろしますが、頭からおろさないと起きる赤ちゃんはこの方法が合いません。
- STEP.4抱っこしなおしておろすおしりからおろすと起きる赤ちゃんは、抱っこに抱え直しておろします。ただし赤ちゃんは熟睡してないと起きるので、おんぶから抱っこに抱え直す練習をしましょう。
- STEP.5密着して背中・胸トントン赤ちゃんを布団におろしたら、密着してトントンします。目が覚めてもトントンを続けて寝かせましょう。密着する理由は背中じゃなく、おなかにスイッチがあるためです。
ファスナーがないおんぶ紐はどうする?
赤ちゃんを布団におろしても、おんぶ紐の正面が開かないタイプは下敷きになったおんぶ紐を引き抜きにくいですね。
この場合は赤ちゃんの熟睡を確認してから、まず首の後ろを支えておんぶ紐を横にずらし、次におしりを支えておんぶ紐を抜き取りましょう。
おんぶで寝かしつけのまとめ
おんぶは抱っこで寝かしつけするよりも体が楽です。そのため、早く始めたい人は多いと思います。
ただし、赤ちゃんの首がしっかりすわってからじゃないと危険です。そのため以下を参考にして首すわりの確認をしてください。
また寝かしつけのおんぶは暗い中でするものなので、昼間のおんぶに馴れてからにしましょう。赤ちゃんに危険がないように、足元にも気をつけてください。
まーさ
と眠りについたのもつかの間、また赤ちゃんが起きて泣いてます。時計を見ると、さっき寝かせた時間から1時間も経ってません……。
赤ちゃんが眠ってからおよそ1時間後に起きるのは、レム睡眠の周期で何らかの刺激を受けたからです。そのため入眠の1時間は覚悟しましょう。