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置いたら泣く…抱っこで寝かしつけるコツと起こさず布団におろす方法

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるコツ

まーさ

1時間抱っこしてるのに全然寝てくれない……。もう辛すぎるよぉ~。

赤ちゃんは夜中に何度も起きます。そのたびに母乳をあげて抱っこしてゆらゆらしますが、15分経過……30分経過……まったく寝そうにない……。

ようやく寝たと思って布団に置くと……「ふんぎゃぁーー!」

ほぼすべてのママが味わう苦行。赤ちゃんが寝てくれない&布団に置くと起きるというコンボで、育児ストレスを溜めるママはめちゃくちゃ多いですよね。

  • 赤ちゃんを抱っこで寝かせるコツを教えて!
  • 赤ちゃんを起こさずに布団におろす方法も教えて!
  • 赤ちゃんが起きにくくなる方法ってないの?

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけることに苦労しているママは、この記事を最後まで読んでください。

これまで20年間で1000人以上抱っこで寝かしつけてきた保育士のわたしが、赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるコツと布団におろしても起きない方法をお話します。

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるコツ

まーさ

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるコツってあるの?

赤ちゃんを確実に寝かせる方法はありませんが、抱っこで眠りやすくなるコツはいくつかあります。

赤ちゃんのおなかと密着する

赤ちゃんを抱っこすると愛情ホルモンの「オキシトシン」が脳下垂体後葉から分泌されます。オキシトシンは血圧を下げてストレスを軽減する効果があるので、赤ちゃんが眠りやすくなります。

オキシトシンの分泌に密着の必要はないんですが、個人的な経験ではぴったり密着した方が赤ちゃんは眠りやすくなります。とくにおなかに密着すると効果的ですよ。

ゆらゆらして小刻みに歩く

赤ちゃんを抱っこして、歩きながらゆらゆら小刻みに揺らします。赤ちゃんがおなかの中で羊水に浮いた状態を再現すると、赤ちゃんの安心感につながります。

また、ママが赤ちゃんを抱っこして歩くと本能的におとなしくなる「輸送反応ゆそうはんのうが起こります。首がすわってない赤ちゃんは、頭を揺らさないよう抱えましょう。

おしりを利き手で支える

赤ちゃんを長時間抱っこすると体が疲れますが、なるべく体勢を崩さないように安定する利き手でおしりを支えましょう。

何度も抱き直すと眠りそうな赤ちゃんがビクッと起きてしまいます。

トントンはおしりの上

赤ちゃんを抱っこしてゆらゆら揺らしながら体をトントンすると、赤ちゃんはより眠りやすくなります。

トントンは一定のリズム・強さで行うとリズムに慣れて刺激を感じにくくなり(馴化じゅんか)、赤ちゃんは徐々に眠くなります。

添い寝中は仰向けで胸をトントンしますが、抱っこ中はおしりの少し上をトントンします。少々強めにおしりトントンすると、赤ちゃんに心地よい振動が伝わります。

タオルや毛布でくるんであげる

赤ちゃんがいたママのおなかの中は狭く温かい空間だったので、手足を曲げてくるまれた感覚があります。そのため、赤ちゃんは何かにくるまれると安心感が増します

そのためタオルや毛布でくるんで抱っこして、ママの胎内環境を作りましょう。スリングを使った抱っこでも良いです。

嫌々抱っこしない

赤ちゃんを抱っこするなら、愛情を持って抱っこしましょう。ストレスを感じながら嫌々抱っこすると、敏感な赤ちゃんはママの気持ちを察して余計に眠れなくなります。

オキシトシンは抱っこするママにも分泌されます。気持ちを切り替えて愛情を持って抱っこすることでママの心は落ち着き、赤ちゃんも眠りやすくなります

モロー反射に気をつける

抱っこで寝かしつける最後の難関は、赤ちゃんを布団に置くときですね。せっかく寝かしつけても、最後に「ビクッ」として泣き出します…………。

赤ちゃんを起こさないように布団におろすコツは、ゆっくり密着したまま布団におろし、密着しながらトントンすることです。

もし赤ちゃんが布団との温度差でモロー反射を起こす場合は先に布団を温めたり、赤ちゃんをくるんだタオルや毛布ごと寝かせると良いですよ。

赤ちゃんを起こさない抱っこのおろし方

まーさ

赤ちゃんを抱っこからおろしたときに起こさない方法ってあるの?

赤ちゃんを布団におろす方法は、頭からとおしりからの2パターンがあります。どちらが正解というわけではなく、どちらも試して赤ちゃんに合う方を選んでください。

頭から布団におろす場合

  • STEP.1
    布団の足元に移動する
    赤ちゃんを抱っこしたまま、布団の足元にゆっくり膝を付けます。ベッドの場合は側面の足元よりに立ちます。
  • STEP.2
    赤ちゃんをおろす
    赤ちゃんの首の後ろとおしりに手を添えて、密着したまま体ごとゆっくり前にかがみます。
  • STEP.3
    頭を先におろす
    首の後ろに手を添えたまま、赤ちゃんの頭を静かに布団におろします。
  • STEP.4
    首の後ろの手を抜く
    背中をおろしながら、首の後ろの手を静かに抜きます。
  • STEP.5
    おしりをおろす
    おしりをおろしながらおしりの下の手を静かに抜いて、軽く胸をトントンします。
  • STEP.6
    トントンして完了
    赤ちゃんが起きそうなときは手は抜かずに密着した状態でトントンし、眠ってることを確認したら手を抜いて完了です。

おしりから布団におろす場合

起きている赤ちゃんをおろすときは、おしりから布団におろしますよね。おしりからは、少々の衝撃で起きない赤ちゃん向きです。

  • STEP.1
    布団の足元に移動する
    赤ちゃんを抱っこしたまま、布団の足元にゆっくり膝を付けます。ベッドの場合は側面の足元よりに立ちます。
  • STEP.2
    赤ちゃんをおろす
    赤ちゃんの首の後ろとおしりに手を添えて、密着したまま体ごとゆっくり前にかがみます。
  • STEP.3
    頭を先におろす
    おしりに手を添えたまま、赤ちゃんのおしりを静かに布団におろします。
  • STEP.4
    おしりの下の手を抜く
    背中をおろしながら、おしりの下の手を静かに抜きます。
  • STEP.5
    首をおろしてトントンする
    首をおろしながら軽く胸をトントンします。密着した状態でトントンすると起きません。
  • STEP.5
    首の後ろの手を抜いて完了
    トントンしながら眠ってることを確認したら首の後ろの手を抜いて完了です。手が引っかからないよう注意してください。

赤ちゃんを布団におろすときの注意点

まーさ

赤ちゃんを布団におろすときってどんなことに注意すればいいの?

眠りが深くなるまで待つ

赤ちゃんが寝たと思っても、深い眠りに入るまで抱っこを続けます。目安は10-15分です。赤ちゃんの熟睡は口が半開き、手を動かしても反応がないなどで確認しましょう。

とにかくゆっくりおろす

「せっかく熟睡したから起きる前に早く置かなきゃ!」と考えて、赤ちゃんを素早く布団におろすのはNGです。赤ちゃんの環境の変化が大きいほどモロー反射が起こります。

首の後ろの手に気をつける

赤ちゃんの首の後ろの手は抜きにくいので慎重に抜きます。手を引っ掛けて頭を動かすと、赤ちゃんが起きるので気を付けてください。

置いた後に起きても慌てない

赤ちゃんを置いた後に起きても、焦らずに密着してトントンを続けます。赤ちゃんはママが近くにいることがわかれば、一度起きても寝てくれます。

抱っこひもの種類で変わる

抱っこひもの種類で赤ちゃんのおろし方は変わります。前開きジッパーがないタイプだと下敷きになった抱っこひもを抜くときに起きやすくなります。

赤ちゃんがぐっすり寝るおひなまき

まーさ

そもそも抱っこで赤ちゃんがぐっすり寝てくれたら楽なんだけどなぁ。

期間限定ですが、赤ちゃんがぐっすり眠ってモロー反射を和らげる寝かしつけ方があります。それは、赤ちゃんをおくるみでくるむ「おひなまき」です。

おひなまきのやり方は動画の通り。締めすぎず緩めすぎずに巻くことがコツです。赤ちゃんの成長に応じて手を出してあげると、赤ちゃんの不快感は減りますよ。

後はおひなまきのまま抱っこして、赤ちゃんがぐっすり眠ったら布団におろすだけです。くるまれてコンパクトな体勢なので、布団にもおろしやすいです。

おひなまきはモロー反射が消失する生後4-5ヶ月まで適してますが、嫌がったり暑がったらやめてください。またくるむ時間、室温にも注意しましょう。

おひなまきをすると赤ちゃんは身動きが取れないので、必ず見える範囲にいてください。

抱っこでも赤ちゃんが寝ないときは?

1時間抱っこしても寝ない赤ちゃんもいます。ただずっと起きてるわけじゃないので、赤ちゃんが寝ないときはひたすら寝るまで頑張るしかないです。

一方、赤ちゃんがなかなか寝ないのは健康面や精神面の不調の可能性もあります。

健康面はゲップは出た?母乳足りてる?おしりかぶれてない?などをチェックしますが、精神面は原因を特定できません。そのため負担がない範囲で精神面をケアをしてください。

おすすめはカモミールティーです。カモミールは筋肉が弛緩してリラックスすることでイライラや不安が鎮まります。詳しくは以下を参考にしてください。

赤ちゃんが寝てくれなくてママは苦しいと思いますが、眠れない赤ちゃんも苦しんでます。そう思えば、少しは心が穏やかになるはずです。

赤ちゃんが寝ない期間は限られているので、あまり思いつめないで相手をしてあげてください。もちろん家族や行政の助けを借りて、ママが休憩を取ることも大切ですよ。