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母の日と父の日のお祝い
毎年5月の第2日曜日は「母の日」、6月の第3日曜日は「父の日」です。
わたしは子供ができる前はそれほど母の日を意識をしていませんでしたが、子供がいると母親の気持ちに共感でき、母の日の大切さが増したような気がします。
パパにとっての「父の日」も同じ気持ちなのかもしれません。
ところで、みなさんは母の日・父の日に、子供に何をしてもらうと嬉しいと感じますか?
市場調査会社のマクロミルが「母の日に関するアンケート」(10-50代の男女/合計2,097サンプル)で、母の日にしたいこと・されたいことを調査していますが、興味深い結果が出ています。
5月8日「母の日」は何をする?|無料調査レポート- HoNote by マクロミル
また、日本生命が2016年に行った「父の日に関する調査結果」(20-70代の男女/合計10,973サンプル)でも、同じように、父の日にしたいこと・されたいことの意識調査をしています。
そこで今回は、2つの調査結果を元に母の日・父の日にパパママがそれぞれして欲しいこと、子供がしてあげたいことの意識の違いについてお話したいと思います。
記念日で親に感謝をする人は9割!
マクロミルのアンケート結果によると、親に感謝の気持ちをあらわすイベントは、「母の日」58.9%、「母の誕生日」47.9%、そして「父の日」42.3%、「父の誕生日」36.9%と続いています。また、「父母への感謝の気持ちをあらわすことはとくにない」という人も11.3%います。
5月8日「母の日」は何をする?|無料調査レポート- HoNote(ホノテ)
わたしも10代のころはちょっとした反抗期があり、そのころは親への感謝の気持ちをあらわしていなかったと思います。そういう人は少なくはないですよね。
それでも一般的にそんな時期は短く、多くの人が親に対して感謝の気持ちをあらわすお祝いしているようです。
ただし、パパにはかわいそうですが、やはり子供との関係が強いママへの感謝の気持ちをあらわす機会の方が多いですね。
母の日にしたいこと・されたいこと
まず、母の日の調査結果から見ていきます。母の日に何かしてあげる女性は9割、男性は7割です。
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具体的には、「プレゼントを贈りたい」が63.6%と圧倒的に多く、次いで「感謝の言葉を伝えたい」が21.4%、「食事会をしたい」が11.3%となっています。
一方、母親が子供にしてもらいたいことは、「感謝の言葉を伝えて欲しい」が40.3%、「一緒に過ごしたい」が20.7%、「家事を代わったり、手伝ったりして欲しい」17.4%、「プレゼントを贈ってもらいたい」13.6%となっています。
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この結果を並列の横棒グラフにして並べてみると、何かをしたい子供、何かをして欲しい母親の意識の違いがわかります。緑が母親、オレンジが子供の意見です。
父の日にプレゼントをしない人が増えている…
次に、父の日の調査結果を見てみると、ここ数年は父の日にプレゼントを贈らない人が増えているようです。
2013年にプレゼンを贈る人が58%だったことに対し、2016年にプレゼントを贈る予定の人は48.9%で10ポイント近くも下がっています。
では、なぜ父の日にプレゼント贈る人が減っているのでしょうか。日本生命の見解によると、経済の低迷による消費の伸び悩みだと予測しています。
ニッセイ基礎研究所の久我尚子准主任研究員は「アンケートを開始した2013年はアベノミクスによる円安・株高で企業業績が改善し残業代や臨時収入が増えた時期でした。しかし、その後消費増税を含めた物価が上昇し、家計の実収入が伸びない中個人消費は低迷が続いています。(中略)プレゼントにも影響しているのかもしれません」とのコメントを発表した。
たしかに、お給料が増えないことは実感できるため、”無駄な出費”はなるべく抑えたいとは考えますが、父の日のプレゼントは”無駄な出費”に含まれるということでしょうか……。
父の日にしたいこと・されたいこと
「お金がないからパパにプレゼントを贈らない。」そう考えると何だか世知辛い気がしますが、当のパパは何をして欲しいのでしょう。子供と父親にはギャップがあるようです。
なぁ。」と準備している3位の酒類は、かなりのギャップが有ります。
アンケート結果によると、パパは衣類や酒類をプレゼントされるよりも、手紙やメールや絵で気持ちを伝えて欲しいと思っているようです。
実際に、パパが「今までもらったもので最も嬉しかったプレゼント」も、「手紙・メール・家族が描いた絵」が衣類、酒類、食事を上回っています。
この結果はプレゼントをあげる子供からすると意外だと思うかもしれませんが、実際に子供を持つと気持ちはわかります。
母の日・父の日にパパ・ママは何が欲しい?
これら2つのアンケート結果を見る限り、母の日・父の日に特別なことをして欲しいと思っているパパ・ママは少ないことがわかりますね。
子供を持つと自分の母親、父親の気持ちがとてもよくわかります。
わたしも、もし息子と娘が大人になって母の日をお祝いしてくれるなら、いっしょに過ごして近況を聞きたいと思いますし、「元気?」の一言でもとても嬉しいと感じるはずです。
きっとパパも、子供が小さいころにもらった手紙や絵が一番嬉しかったプレゼントになると思いますし、父の日を祝ってくれるなら単純に「あんまり、無理しないでね。」という声掛けが嬉しいのではないかと思います。
これらのアンケート結果でパパやママがプレゼントではなく、感謝の言葉やねぎらいの言葉が欲しいと回答しているのは、決して良い人ぶってるわけではなく素直な気持ちだと断言できます。
子供から何か手作りの物をもらえると、気持ちがこもっている気がしてより嬉しくなりますね。30年以上経っても実家にプレゼントが残っているのはそういう理由なんでしょう。
母の日・父の日は感謝の気持ちを伝えよう
というわけで、大人になって、母の日・父の日に両親に対して特別プレゼントを用意していなくても、それほど気にする必要はありません。
感謝の気持ちを伝えたり、マッサージをしてあげれば良いと思います。「ありがとう」と言うことが恥ずかしいと感じるなら、「何か手伝うよ。」というだけで、「あー、意識してるな。」と感じ、嬉しく思うはずです。
母の日・父の日は本来、いつも頑張っている母親、父親を労い、感謝するための日です。そのため、それぞれ由来を知っておくと、母の日・父の日に思い入れを感じるようになるかもしれません。
ただし、結婚をすると自分の両親だけではなく、相手の両親も家族になります。
自分の両親と同じように気持ちだけ伝える……というわけにはいきませんし、どちらか一方だけにプレゼントを贈る……というわけにもいかないので、どちらにしても母の日・父の日には、全員に何か贈ることになるんですけどね(^_^;)