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父の日はいつ?由来は?母の日との市場規模・贈り物単価の比較

父の日の認知度は

「母の日に比べて、父の日はないがしろにされている!不公平だ!」

父の日が近づくにつれ、このように思っているパパの声が聞こえてくる気がします。そう、わたしのすぐ近くからも……。

マクロミルのアンケート結果によると、「親に感謝の気持ちをあらわすイベントは?」の質問に対して、「母の日」58.9%、「母の誕生日」47.9%、「父の日」42.3%、「父の誕生日」36.9%と続き、「父母への感謝の気持ちをあらわすことはとくにない」も11.3%存在します。

「あれ?意外と認知されているかも……?」と思った人は、父の日が何月何日なのか知っていますか?

母の日が「5月の第2日曜日」だと知っている人がどれ位いるかはわかりませんが、5月になるともうすぐ母の日だと感じる人は多いでしょう。

対して父の日は「6月の第3日曜日」なんですが、「6月になったからもうすぐ父の日だ。」と感じるよりも「母の日が終わったから、次は父の日の準備しないと……。」と感じる人が多いんじゃないでしょうか。

たしかに、小さな子供たちにとっては「ママ>パパ」なのは間違いありません。触れ合ってる時間が何倍も違うので仕方がないですよね。

そこで今回は、父の日がどのようなイベントなのか、市場規模や贈り物単価など母の日とどれくらい差があるのかを調べてみたいと思います。

父の日とは

4月の終わりになると、母の日に興味が無い人でも母の日を意識することになります。

コンビニでも小売店でも、カーネーションの花やイラストをあちこちで見かけるためです。母の日には、象徴となるカーネーションがありますね。

母の日とは、母親の愛情に感謝し日々の労をねぎらうために定められた日のことです。

母の日の始まりは、アメリカのアンナ・ジャービスさんという女性が、社会活動家でもあり女手一つで自分を育ててくれた母の追悼式を開き、全ての母親を労うための日の制定を訴えたことがきっかけです。

アンナ・ジャービスさんの「母親に感謝する日の制定」活動は全米に波及したため、1914年にアメリカ合衆国議会は5月の第2日曜日を休日とした「母の日」を制定することになりました。

母の日の由来と同じように、父の日にも由来があります。父の日は、母の日と同じくアメリカで生まれました。

母の日の生みの親アンナ・ジャービスさんと同じように、1人の女性(ソノラ・スマート・ドッドさん)が男手一つで育ててくれた父に感謝し、1909年に父の日の記念日を求めた活動が始まりだそうです。

ところが、母の日が1914年に記念日として国民の祝日に認められたことに対して、父の日が国民の祝日(記念日)に認められたのは、60年近くも後の1972年になってからでした。

さらに、母の日のカーネーションのように、父の日にも象徴があります。

ネクタイじゃありませんよ。バラです。カーネーションと同じく、存命の父親には赤いバラを贈って感謝を伝え、父親が亡くなっている場合は白いバラを胸に飾るという風習があるそうです。

父の日は6月の第3日曜日

せっかくなので、「父の日は6月の第3日曜日」と知っておきましょう。そして母の日と同じように日付でわかるようにあらかじめ知っておきましょう。母の日も父の日も日曜日です。

ちなみに、2016年から2021年までの父の日は以下の通りです。

2016-2021年の父の日
・2016年6月19日
・2017年6月18日
・2018年6月17日
・2019年6月16日
・2020年6月21日
・2021年6月20日

父の日の市場規模

2015年に発表された日本記念日協会の推計によると、母の日の市場規模1120億円に対して、父の日の市場規模は420億円ほどです。

ちなみに、母の日とほぼ同じ市場規模のイベントは、バレンタインデー(約1250億円)、ハロウィン(約1220億円)です。

父の日の市場規模が420億円ということは、母の日の市場規模と約2.7倍の開きです。市場規模なので、母の日と父の日に使われたお金の額は2.7倍の開きがあるということです。

これは母の日のイメージを考えると、父の日が検討していると言っても良いかもしれません(^_^;)

父の日と母の日の贈り物単価の比較

2014年に、ビデオリサーチが母の日と父の日を比較する調査を行っています。

母の日と父の日の贈り物予算

プレスリリース 2014年 | ビデオリサーチ

母の日の贈り物の金額平均は7,368円で、父の日の5,295円に対して、1.4倍ほどとなっています。

市場規模では2.7倍ある開きが、贈り物単価では2,000円ほどの違いしかなく、1.4倍に縮まっています。違う調査を並列で比較はできませんが、父の日は贈り物件数で検討しているのかもしれません。

母の日と父の日の贈り物の内訳

プレスリリース 2014年 | ビデオリサーチ

次に、どのような贈り物をしているかの比較ですが、母の日は「花を贈る」が39.5%でトップ、父の日は「プレゼントを贈る」が58.7%と圧倒的に高く、父の日に「花を贈る」は7.3%しかありません。

つまり、母の日は花、父の日はそれ以外の贈り物が主流になっており、父の日にバラのイメージはついていないようです。

値段は、花よりも一般的なプレゼントの方が高価になることが多いですよね。花はものによりますが、3,000円-5000円ほどです。

母の日の贈り物の金額平均が7,368円で、父の日が5,295円ということを考えると、母の日はカーネーションなどの花+ちょっとしたプレゼント、父の日は母の日よりも高価なプレゼントだと考えられます。

ただし、パパもママも、決して高価なプレゼントが欲しいわけではありません。以下は、パパやママがもらって嬉しいプレゼントの調査結果を紹介しています。

パパも父の日を大切にしましょう

母の日と同じように、息子と娘は幼稚園で父の日用のプレゼントを作ってきます(娘は今回が初めて)。

もちろんパパは嬉しそうですが、データが示す通り父の日は母の日よりも「市場規模が小さい=認識されていない」ことを理解しておかなければいけません。

パパは将来娘がプレゼントをくれなくなったら、計り知れないくらいショックをうけるでしょう……。

もちろん、パパがそんな可哀想な扱いを受けないように、わたしなりにフォローし続けるつもりですが、フォローにも限界はあります。

息子や娘にいつまでも好かれたければ、ママの影に隠れたアプローチではダメです。いつでもかっこ良く、優しく、楽しく子供に話しかけたり、遊んだり、行事に参加したり、積極的に子供と関わっていかなければいけません。

仕事が忙しいパパが子供に積極的に関わることは大変ですが、今のうちに気合を入れて子供と触れ合っておかないと、将来父の日の度にショックを受けるかもしれませんよ(^_^;)