母の日は子供の成長を感じる日
子供が幼稚園に行くようになってから、母の日にプレゼントをもらうようになりました。
わたしの似顔絵や手作りのカーネーションっぽいお花の作り物、メッセージカードなどです。息子は年長なので今年で3回目、娘は年少なので今年が初めてです。
もちろん子供からのプレゼントは何でも嬉しいんですが、わたしがとくに嬉しいのは子供が「ママ、いつもありがとう。」と言ってくれることです。
たとえ、母の日が幼稚園や保育園で行事の一環として行われているとしても、子供の言葉で成長を感じられますし、親子のコミュニケーションになるため、「良いイベントだなぁ~(*^_^*)」と改めて実感します。
ところで、なぜ母の日があるんでしょうか。なぜ母の日に母親に感謝するんでしょうか。また、母の日にカーネーションを贈るのはなぜでしょうか。
今回は、母の日の由来やカーネーションを贈る理由についてお話したいと思います。
母の日とは
母の日とは、母親の愛情に感謝し、母親の日々の労をねぎらうために定められた日のことです。
母の日の始まりは、アメリカのアンナ・ジャービスさんという女性が、社会活動家でもあり女手一つで自分を育ててくれた母の追悼式を開き、全ての母親を労う日の制定を訴えたことがきっかけです。
アンナ・ジャービスさんの「母親に感謝する日の制定活動」は全米に波及し、その結果1914年に5月の第2日曜日を休日とした「母の日」を設けることがアメリカ合衆国議会で制定されました。
その際、母の日の象徴とされたのが、追悼式でアンナ・ジャービスさんが教会に供えた白いカーネーションです。
その後、母の日には存命の母親に赤いカーネーションを贈って感謝を伝え、母親が亡くなっている場合は白いカーネーションを胸に飾るという風習になりました。
母の日は5月の第2日曜日
母の日は「5月の第2日曜日」です。5月◯日という決まった日ではなく、5月の第2日曜日と言われてピンと来ない人も多いかもしれません。
もし、母の日を知らなかったとしても、毎年4月末ごろからスーパーやコンビニでは母の日の装飾が加わるため、その時期になると「あぁ、もうすぐ母の日か。」と気付くはずです。
毎年その時期に母の日に気付き、何となくカーネーションを贈っている人も多いとは思いますが、あらかじめ知っておくことで感謝の気持ちは伝えやすくなるはずです。
2016年から2021年までの母の日は以下の通りです。忘れないように覚えておいてください。
・2016年5月08日
・2017年5月14日
・2018年5月13日
・2019年5月12日
・2020年5月10日
・2021年5月09日
日本の母の日
母の日が日本に伝わったのはいつごろでしょうか。
日本に母の日が伝わったのは、アメリカ合衆国で制定された翌年の1915年ですが、母の日が正式に日本国で制定されたのは1931年です。ただ、最初は当時の皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日でした。
母の日が国民的行事となったのは、1937年に森永製菓が「森永母を讃(たた)える会」を設立し、母の日の普及活動を全国規模で展開したためです。
その後1949年にアメリカと同じように、5月の第2日曜日を母の日とするようになり、徐々に定着していきました。
母の日の市場規模
母の日が日本で普及し始めてからすでに70年ほど経ち、今では国民的なお祝い行事の1つとなっています。
2015年に発表された日本記念日協会の推計によると、母の日の市場規模は1120億円程度と推測されています。これに対して父の日は420億円しかありません。母は強しです(^_^;)
また、その他の記念日の市場規模を比べてみると、バレンタインデーが約1250億円、ハロウィンが約1220億円、そして最大のイベントクリスマスは約7000億円となっています。
母の日に贈るカーネーションの色の意味
アメリカでは、母の日に贈るカーネーションは赤と白です。使い分けは前述した通りです。ところが、わたしの記憶では、わたしが子供のころに母の日に贈るカーネーションは赤だけでした。
これは白いカーネーションを贈る(胸に飾る)風習があることで、母親が亡くなっているということが明確になり、小さな子供にとって心の傷になってしまうという意味で赤に統一されたからだそうです。
逆に、今は赤いカーネーションこだわらず、カラフルな色を選んでカーネーションを贈る人も増えています。カーネーションは色によって花言葉が違うため、カーネーションの色を変えても母親に気持ちを伝えても良いですね。
赤|母への愛
ピンク|女性の愛、熱愛、美しいしぐさ
紫|誇り、気品
オレンジ|純水な愛
青|永遠の幸福
白|尊敬
黄色|軽蔑
濃赤|欲望
黄色と濃い赤のカーネーションは花言葉を見ると贈らない方が良さそうですが、どちらも可愛い色ですし、花言葉を意識しないのであれば贈っても問題ないと思います。
母の日はママが優しくなる日
冒頭でもお話した通り、子供が小さいころの「母の日」はママが子供たちの成長を感じられる日です。そのため、特別な贈り物はなくても、「ありがとう」の言葉だけで嬉しくなるお祝い行事です。
母の日の直後であれば、
たとえ、思わぬところの落書きを発見したとしても……
たとえ、トイレの床が水浸しになっていたとしても……
たとえ、絶対食べると言うから作ったおかずを1口で「いらなーい。」と言ったとしても……
……ちょっとくらい許してやらんこともない。
子供がもう少し成長したら、また立派な社会人になったら、母の日に特別な贈り物が欲しいと思うものでしょうか。以下、母の日に何をして欲しいかを調査した結果があるので、気になる人は参考にしてください。