対象者限定!アンケ回答者全員に5000円ギフト券

離乳食の進め方、ゴックン期・モグモグ期・カミカミ期・パクパク期

離乳食の進め方と月齢

まーさ

もうすぐ離乳食始めなきゃ!緊張するなぁ……。

近年の離乳食開始は赤ちゃんが生後6ヶ月から、早ければ生後5ヶ月の途中から始めることが一般的です。ただ、

  • 離乳食がなかなか進まない。
  • 昨日は食べたのに今日は一口……。
  • 口に入れてもすぐ吐いちゃう。
  • 手づかみで後片付けが大変。

など離乳食特有の悩みをママ友から聞いて、少し腰が引けるママもいますよね。まぁストレスなく離乳食が進む赤ちゃんはいないので覚悟して臨んでください。

その上で離乳食のストレスを少しでも軽減したいなら、いつどのような離乳食を与えて、何を目標にするか以下の流れ理解することが大切です。

離乳食の流れと時期

  • 離乳準備期|生後4ヶ月ごろ
  • 離乳初期(ゴックン期)|生後5-6ヶ月
  • 離乳中期(モグモグ期)|生後7-8ヶ月
  • 離乳完了期(パクパク期)|生後12-18ヶ月

離乳食の進め方がわからない人は、まず離乳期の「ゴックン期」「モグモグ期」「カミカミ期」「パクパク期」を理解すると頭がまとまりますよ。

離乳準備期

赤ちゃんが離乳食を食べる「離乳期りにゅうき」には、「離乳初期」「離乳中期」「離乳後期」「離乳完了期」があり、ゴックン期、モグモグ期、カミカミ期、パクパク期と呼ばれます。

そして、離乳期の前段階として生後4ヶ月ごろの「離乳準備期りにゅうじゅんびき」があります。

離乳準備期は赤ちゃんが離乳食を食べる前の準備期間として以前は必要な期間とされてましたが、現在はとくに意識する必要はないです。

以前の離乳準備期は赤ちゃんにスプーンでミルクを与えてスプーンに慣れさせたり、足りない栄養を補うために味の付いた果汁や野菜スープを飲ませていました。

ところが現在は、栄養の阻害、虫歯リスク、下痢になるなどが指摘されるため、果汁や野菜スープは与えない方が良いとされています。

また、固形物を排除する「押し出し反射」が生後5-6ヶ月に消失することで、赤ちゃんは自然とスプーンを受け入れるようになることがわかっています。

離乳初期(ゴックン期)

離乳初期りにゅうしょきのゴックン期は、生後5-6ヶ月ごろが目安です。ゴックン期とは、赤ちゃんが舌を使って食べ物を喉に送り、ゴックンと飲み込めるようになる時期のことです。

ゴックン期の流れ

離乳食を始めると言っても、赤ちゃんはまだ胃や腸の消化機能が未熟で、固形物を栄養としてうまく吸収できません。

そのため、初めはご飯粒を裏ごしして潰したスープに近いおかゆを食べさせ、徐々に慣らしていきます。このおかゆを「10倍粥(お米1に対して水10の割合)」と言います。

赤ちゃんが慣れてきたら野菜や果物をすり潰しておかゆに混ぜたり、ペーストにして赤ちゃんに食べさせます。さらに、白身魚や豆腐などもすり潰して味に慣れさせます。

ゴックン期の離乳食は1日1回のみなので、「1回食いっかいしょく」と言います。

また赤ちゃんはどんな食材にアレルギーがあるかわからないので、1さじ食べさせたら少し様子を見て、食べられる食材を徐々に増やしていきます。

離乳中期(モグモグ期)

離乳中期りにゅうちゅうきのモグモグ期は、生後7-8ヶ月ごろが目安です。モグモグ期とは、柔らかい食べ物は上顎と舌を使ってモグモグ押しつぶせるようになる時期のことです。

モグモグ期の流れ

1日の1食を授乳から10倍粥に置き換えたら、赤ちゃんの胃腸の機能は成長して、食べ物の消化吸収もある程度できるようになっています。

そのためモグモグ期では、さらに離乳食を進めるために1日「2回食にかいしょく」に挑戦します。

また赤ちゃんの飲み込む様子を見ながら、10倍粥に混ぜる豆腐などを顎と舌でつぶせる大きさに調整して、咀嚼させるようにしましょう。

いろんな舌ざわりを楽しめるように柔らかい食べ物の種類を増やすことで、赤ちゃんに食の興味を持たせてください。

離乳中期の離乳食の間隔は4時間以上開ける必要があります。2回食の時間は午前と夕方にわけるなど、正しい食事のリズムを付けていきましょう。

離乳後期(カミカミ期)

離乳後期りにゅうこうきのカミカミ期は、生後9-11ヶ月ごろが目安です。カミカミ期とは、生え始めの乳歯や歯茎を使って食べ物をカミカミとつぶせるようになる時期のことです。

カミカミ期の流れ

カミカミ期の赤ちゃんは、水5:お米1の割合の「5倍がゆ」からスタートし、カミカミ期の間に水3:お米1で炊いた柔らかいご飯も食べられるように進めます。

また野菜類も柔らかく煮て細かく切れば、すり潰して与える必要はないです。卵や乳製品なども少量ずつ食べさせて、アレルギーの確認を始めてください。

また赤ちゃんは手づかみで食べるようになるので、十分冷まして与えてください。

さらに時間を決めて1日「3回食さんかいしょく」も徐々に始め、家族といっしょにご飯を食べる体験も始めます。ようやく、赤ちゃんを交えて食卓を囲めるようになりますね。

赤ちゃん用のお菓子を欲しがるのもこの頃が多いです。家庭環境や離乳食の進み具合で変わりますが、お菓子はあくまでも捕食ということを忘れないでください。

離乳完了期(パクパク期)

離乳完了期りにゅうかんりょうきのパクパク期は、生後12-18ヶ月ごろが目安です。パクパク期とは、食べ物を意識してパクパク噛むことができるようになる時期のことです。

パクパク期の流れ

パクパク期の赤ちゃんは身体機能が発達して、ひとり歩きが上手にできる子もいます。運動量が増えると食欲が旺盛になり、普通のご飯も少量食べるようになります。

この時期の赤ちゃんに食欲が無い場合は、お菓子の食べすぎ、運動量に対して食事が多すぎなどの理由が考えられますね。

また赤ちゃんが何でも食べるようになっても、食の体験の途中なので味や栄養が偏らないバランスの良い食事を心がけてください。

遊び食べする赤ちゃん

この時期にママが困ることの1つが、「遊び食べ」です。テーブル付きのハイチェアの上でご飯とおかずと麦茶を器用にひっくり返して、両手でごちゃまぜにします……。

「まーまー(ご飯もっと欲しい~)。」と意思表示して、あげたらひっくり返し、「遊ぶならもう片付ける!」とプンプンして片付けようとすると食べだすなど厄介です。

パクパク期を過ぎると離乳食は終わり?

このように赤ちゃんの離乳期は6-7ヶ月かけて食べ物の種類・形状を変えて、少しずつ量や回数を増やしていきます。

まーさ

は~やっと離乳食が終わるーー。大変だったぁーー。

ただ、離乳食が終わっても大人と同じものが食べられるわけじゃありません。離乳食が終わると、次は幼児食が始まります。

幼児食はこれ!という決まりはないんですが、6歳まで少しずつ大人の食事に切り替わる時期なので、もう少しママの四苦八苦は続きますね。

言葉を話せるようになると好き嫌いの意思もはっきり示すので、ママはイライラするかもしれませんが以下を参考にして良い食の体験を増やしてあげてください。

まずはざっくりですが、赤ちゃんから子供にかけての食の流れを覚えておきましょう。