まーさ
赤ちゃんが最初に食べるお菓子は、ほとんどが「赤ちゃんせんべい(ベビーせんべい)」ですね。
赤ちゃんは、赤ちゃんせんべいを美味しそうに食べます。離乳食を遊び食べしても、赤ちゃんせんべいはペロリとたいらげて「あー(もう一枚くれ!)」と要求します。
ほとんど味がないことはわかってますが、あの口の中で溶ける感触が癖になって息子や娘といっしょに何枚も食べてたのは良い思い出です。
では赤ちゃんせんべいはいつから、どのように、どれくらい食べさせればいいんでしょうか。そもそも食べさせる必要はあるんでしょうか。
- 赤ちゃんせんべいっていつからあげていいの?
- どうやって、どれくらい食べさせればいいのかな?
- でも極力赤ちゃんにお菓子はあげない方がいいよね?
赤ちゃんにお菓子をあげることが心配な人、どれくらい食べさせて良いのか知りたい人はこの記事を参考にしてください。
今回は赤ちゃんせんべいをあげる時期、量や枚数など食べさせ方の注意点についてお話します。
目次
赤ちゃんせんべいとは
まーさ
赤ちゃんせんべい(ベビーせんべい)とは、食べ物を噛めない赤ちゃんが食べられるように素材や口溶け、味付けが工夫されたおせんべいのことです。
一般的なおせんべいとの違い
一般的なおせんべいは硬くて塩分が多いので、赤ちゃんは食べられません。赤ちゃんせんべいは唾液で柔らかく溶けるので、離乳食に慣れ始めた赤ちゃんでも飲み込めます。
赤ちゃんせんべいはお米やでんぷんが基本で、味付けは少々の砂糖と食塩です。保存料や着色料は不使用ですが、アレルギー成分はそれぞれ確認してください。
赤ちゃんせんべいと言えば、亀田製菓の「ハイハイン」や栗山米菓の「アンパンマンのベビーせんべい」が有名で、どこのスーパーやドラッグストアでも見かけます。
最初に挑戦する赤ちゃんせんべいなら、この辺りが良いですね。わたしが子供のころの赤ちゃん用のお菓子は「たまごボーロ」でした。
赤ちゃんせんべいはいつから食べられる?
まーさ
赤ちゃんせんべいをあげるのは、離乳食に慣れてからです。赤ちゃんせんべいのパッケージには、「7ヶ月ごろから(6ヶ月ごろから)」と書かれてます。
硬さや味付けで、1歳過ぎが対象の赤ちゃんせんべいもあるので間違えないでください。
では、離乳食が始まったら積極的に赤ちゃんせんべいをあげた方が良いかというと、そうではないです。赤ちゃんせんべいはあくまでも補食で、離乳食代わりにはなりません。
そのため、赤ちゃんが離乳食にしっかり慣れてからが良いですね。
赤ちゃんせんべいの対象月齢の生後7ヶ月は、生後5ヶ月後半から離乳食を始めたとして離乳食中期に入る時期です。
生後5ヶ月に離乳食を始めたら生後6ヶ月ごろの様子、生後7ヶ月で離乳食を始めたら生後8ヶ月ごろの様子を見ながら、赤ちゃんせんべいを与えましょう。
もちろん離乳食の進みが良ければ、1歳過ぎまでは赤ちゃんせんべいを食べさせないという判断をしても良いと思います。
赤ちゃんせんべいの食べさせ方と1日の枚数・量
まーさ
赤ちゃんせんべいをは、ママが食べさせるんじゃなく赤ちゃんに持たせるのが正解です。
赤ちゃんせんべいの食べさせ方
- STEP.1赤ちゃんせんべいをもたせるまず袋から赤ちゃんせんべいを取り出し、1枚まるごと赤ちゃんにもたせます。後で説明しますがここが肝です。
- STEP.2赤ちゃんせんべいをくわえる赤ちゃんは赤ちゃんせんべいを自分の口のサイズにあわせてくわえます。1枚まるごと口の中には入りません。
- STEP.3赤ちゃんの様子を観察する初めは苦戦するかもしれませんが、赤ちゃんが食べきるか、飽きて捨てるまで観察しましょう。
- STEP.4場合によってもう1枚与える離乳食が進んでる子には、もう1枚与えましょう。この基準も後で話します。
なるべく赤ちゃんの手に持たせる
赤ちゃんの手がベタベタしたり、放り投げられるのが嫌なママは、「一口サイズに割って口の中に入れたい……。」と思うかもしれません。
赤ちゃんは赤ちゃんせんべい1枚持っても、パキッと割って咀嚼できません。舐めて柔らかくなった適量が口に入り、舌と上あごでドロドロに溶けることで飲み込めるんです。
そのためママが赤ちゃんせんべいを一口サイズに割って食べさせると、舐めて柔らかくなる過程がなくなって硬めの赤ちゃんせんべいが喉に詰まる可能性があります。
ミルクや白湯、麦茶などを用意する
赤ちゃんせんべいは、唾液がたくさん出て嚥下機能が発達していれば食べられますが、口に含みすぎると飲み込めなかったり、上顎に貼り付いてウエッと吐いてしまいます。
赤ちゃんが飲み込めない可能性もあるので、ミルクや白湯を準備しておきましょう。
どうしても赤ちゃんがうまく食べられない場合は、一口サイズ以下に割った赤ちゃんせんべいをスプーンで白湯に浸して、ドロドロに溶かしてから食べさせましょう。
小分けの1袋のみを食べさせる
まーさ
と思っても、赤ちゃんせんべいはお菓子なのであげすぎはダメです。ハイハインのサイトには、1日のおやつの適切な量・枚数の参考として以下が記載されています。
1~2歳児の1日の間食での適正な摂取量は、カロリーに換算すると100~150kcalといわれています。
例えば、ハイハイン2個包装(24kcal) + バナナ 1/4本(20kcal) + ヨーグルト小1カップ(50kcal)などが100~150kcalの目安となります。
ハイハインだと4枚分(24kcal)です。赤ちゃん用のお菓子は小分けになってるので、1回のおやつは小分けの1袋(2枚分)を限度にすると良いでしょう。
赤ちゃんせんべいをあげる時間
赤ちゃんせんべいは補食なので、いつでもあげて良いわけじゃありません。
離乳食後の習慣として
赤ちゃんせんべいは、離乳食直後におやつを欲しがるなら決まった量を与えましょう。離乳食から時間が空くなど、次の離乳食に影響が出る時間はNGです。
外出時にぐずった場合
多くのママが、赤ちゃんがぐずったらお菓子を使います。ただ中途半端な時間だと離乳食が食べられない、お菓子が欲しくてぐずるなどがあるのでおすすめはしません。
もちろん、そんなことは誰でもわかりますよね。でも仕方ない場合もあるんです……(^_^;)
赤ちゃんせんべいのメリット
まーさ
それは家庭の方針なので問題ないです。離乳食や母乳で満足する子ならお菓子はいりません。ただ赤ちゃんせんべいなどのお菓子が、悪いことだと考えるのは間違いです。
離乳食とは違う食感を経験できる
赤ちゃんせんべいに限らず、赤ちゃん用のお菓子は離乳食とは食感が違います。そのため、赤ちゃんがこれからいろいろな食べ物を食べる練習になります。
自分で食べることで脳の発達を促す
ママに食べさせてもらうんじゃなく自分の手で持って自分で食べることで食の興味が強くなり、脳の発達を促します。
赤ちゃんの気を紛らわせてあやす
赤ちゃんの気を紛らわせてあやす効果もあるので、ママの育児ストレスが軽減し、少しでもリフレッシュした気持ちで育児に取り組めることもメリットですね。
赤ちゃんは初めて体験することばかりで全てが刺激的です。そのため身体に良くないことや危険なこと以外は、どんどん挑戦させましょう。
節度を持って挑戦させると赤ちゃんの好奇心が高まるだけじゃなく、赤ちゃんの新鮮な反応が見られてママも育児がより楽しめると思います。
赤ちゃんの離乳食をいつから始めるか迷ってる人はこちらを見てください。離乳食を始める時期がわかりますよ。