長い長い妊娠生活を終え、今日、ようやくかわいい我が子に会うことができました。今日から、産まれたばかりの赤ちゃんは新生児期を過ごすことになります。
赤ちゃんは、たとえ正期産でもいろいろな機能が未発達で産まれてきます。そのため、正しい日齢、正しい月齢を把握したうえで、日々のお世話が大切になります。
ところで、今日生まれたばかりの赤ちゃんは、生後何日でしょうか。また、新生児期を過ごす赤ちゃんは生後何ヶ月でしょうか。
赤ちゃんの日齢・月齢の数え方を間違えている人は意外と多くいます。
そこで今回は、赤ちゃんの生後1日、生後1ヶ月がいつなのか、正しい日齢・週齢・月齢の数え方についてお話したいと思います。
目次
赤ちゃんの日齢・週齢・月齢の数え方
日齢の数え方
赤ちゃんの日齢の数え方は、生後0日から始まります。つまり、翌日は生後1日です。
週齢の数え方
赤ちゃんの週齢の数え方は、生後0週から始まります。つまり、生後0週0日から始まり、生後0週6日の次の日は生後1週0日となります。
月齢の数え方
赤ちゃんの月齢の数え方は、生後0ヶ月から始まります。生後0ヶ月が生後1ヶ月になるのは、3月15日産まれだとしたら4月15日です。つまり、新生児期は生後0ヶ月ということになります。
赤ちゃんの出産日は生後何日?
赤ちゃんの正しい日齢の数え方がわかれば、赤ちゃんが産まれた日の日齢はわかりますね。赤ちゃんが産まれた日は生後0日です。たとえ23時59分に産まれた赤ちゃんでも、1分後には生後1日になります。
出産日=生後0日
もし覚えづらい場合は、赤ちゃんが1歳になるのはいつかを考えてください。1歳は生後1年です。日齢も週齢も月齢も同じ考えで問題ありません。
そのため、赤ちゃんの出産日は生後0日、生後0週、生後0ヶ月だと覚えておけば良いでしょう。
赤ちゃんの行事は例外
「月齢の数え方は2種類ある」という情報を見かけることがありますが、それは例外なのでとくに覚える必要はないです。
一応触れておくと、以下の赤ちゃんのお祝い行事に関する日齢は0日ではなく1日から始まります。
例外:出産日=生後1日
1.帯祝い|妊娠5ヶ月目の戌の日
2.お七夜|生後7日目
3.お宮参り|生後31日目or32日目
4.お食い初め|生後100・110・120日目
5.初節句|3月3日or5月5日
6.初誕生|満1歳の誕生日
お七夜は赤ちゃんの出産日から6日後、お宮参りは出産日から30日後or31日後になります。
ただ、現在はお七夜やお宮参りを正しい日で祝う人は少なくなっています。なぜならお祝いの日程よりも、赤ちゃんとママの体調を考慮すべきだからです。
満年齢・数え年の数え方
このように考えるのは、満年齢・数え年の数え方と似ていますね。
- 満年齢|出生日を0歳として、以降誕生日毎に1歳加える。現在の一般的な年齢の数え方。
- 数え年|出生日を1歳として、以降元日毎に1歳加える。昔の般的な年齢の数え方。
出生届の提出期限と混同しない
次に出生届の提出期限も、”生後1日から数えるから間違えないで!”などの情報を見かけますが、こちらも気にしなくて大丈夫です。
なぜなら出生届の提出期限は、戸籍法第49条に14日以内と記載されてるからです。生後14日とは書かれていません。
通常○日以内という記述であれば、その当日を含めて数えますね。そのため、出生届は出産日を含めて14日以内に提出すると認識すれば良いだけです。
【届出期間、届出事項、出生証明書の添付】
第49条
出生の届出は、十四日以内(国外で出生があつたときは、三箇月以内)にこれをしなければならない。
ただし、民法における期間の定めは、百四十条で「日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない」とあるため、次の日から数えます。
日齢・週齢・月齢が関係するものは?
赤ちゃんの日齢・週齢・月齢を正しく理解しておかなければいけないのは、赤ちゃんの成長に伴った行為を日齢・週齢・月齢で管理するためです。
たとえば新生児期の赤ちゃんは毎日哺乳量が変わるので、日齢・週齢で正しく把握しなければいけません。
また離乳初期・離乳中期・離乳後期・離乳完了期などの離乳食の期間、予防接種の日程、赤ちゃんの身体機能の成長目安は週齢・月齢で管理することが多いです。
これらの期間を勘違いすると、赤ちゃんの成長管理を正しく行えなくなります。そのため日齢・週齢・月齢は、すべて0から始まることを覚えておいてください。
なかなか覚えられないという人は、このようなシミュレーターを使ってみても良いですね。