まーさ
ミルク育児と母乳育児を迷ってるママは、授乳の仕方や授乳量、授乳の回数などの違いを知ってより良い方を選びたいですよね。
赤ちゃんの成長第一と言っても、ストレスなく育児できることも大切な育児の要素です。そのためミルク育児と母乳育児の違いを知り、無理なくできる方を選択してください。
- 母乳とミルクで赤ちゃんに飲ませる量や回数は違うの?
- 新生児のときは授乳量って変わるの?目安はある?
ミルク育児と母乳育児を選ぶにはこんな疑問を解決する必要があります。まずはこの記事を最後まで読んで、赤ちゃんの授乳量と回数の目安を把握しましょう。
母乳育児とミルク育児の違い
まーさ
まず基本として、母乳の授乳とミルクの授乳の違いを押さえましょう。
ママはいろんな理由で、母乳だけの母乳育児、ミルクだけのミルク育児、母乳とミルクの混合育児を選択します。
基本は完全母乳育児や母乳メインの混合育児で良いと思いますが、ママの体調や環境によって完全ミルク育児を選択する場合もあります。
母乳育児、ミルク育児、混合育児はどれかに決めたら変えちゃダメ!ということはなく、赤ちゃんさえ納得すればいつでも変えていいんです。
厚生労働省の調査によると母乳育児(母乳栄養)、ミルク育児(人工栄養)、混合育児(混合栄養)の月齢別の割合は以下のグラフの通り変動しています。
授乳で気をつけること
授乳で気をつけることは、赤ちゃんが成長に合わせて適切な量の母乳やミルクを飲んでいるかを見極めることです。
赤ちゃんの哺乳量や授乳回数は月齢で目安があります。
赤ちゃんは機械的に満足を知らせてくれないので、一般的な授乳回数、授乳時間の目安と毎日の経験で最適な哺乳量を考えないといけません。
授乳に慣れる生後2-3ヶ月ならいいんですが、新生児期は日々赤ちゃんの哺乳量が変わるので目安を見つけるのが難しいと思います。新生児期の目安は後ほど解説しますね。
母乳育児とミルク育児の授乳の目安
まーさ
母乳育児の哺乳量と授乳回数
母乳育児は授乳量を細かく調整する必要はありません。たとえば新生児は1日6-8回の授乳が基本で、それ以上は赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませます。
新生児期の母乳育児
新生児期は1日8回、3-4時間毎(不定期が多い)の授乳を基本として、その他は赤ちゃんが母乳を欲しがるたびに授乳します。
授乳時に母乳量が足りない分はミルクで補うと楽ですが、十分に母乳が出るママはあらかじめ搾乳して冷蔵保存し、後から哺乳瓶で授乳するなど工夫してください。
生後2-3ヶ月以降の母乳育児
生後2-3ヶ月ごろになると、赤ちゃんも適量の母乳が飲めるようになります。授乳リズムが落ち着けば、少しずつ決まった時間で1日6-8回程度の授乳習慣がついてきます。
ミルク育児の哺乳量と授乳回数
ミルク育児は個人差がありますが、ミルクの量を調整して授乳する必要があります。おおよその授乳量の目安は以下の通りです。
新生児期のミルク育児
1回あたりの哺乳量は100-120ml前後で、1日の授乳回数は7-8回が目安です。
生後2-3ヶ月のミルク育児
1回あたりの哺乳量は140-160ml前後で、1日の授乳回数は6-8回が目安です。
生後3-5ヶ月のミルク育児
1回あたりの哺乳量は160-200ml前後で、1日4-6回程度が目安です。1日トータルの目安量は800-120mlくらいです。
新生児期のミルク量と授乳回数の目安
まーさ
新生児期は赤ちゃんの体重が出生時の1.6倍、身長が15%増加する急激な成長時期です。
そのため日齢でも哺乳量が変わるので、単純に「1回の授乳量は100-120ml前後」とは考えず、成長に応じた授乳が必要です。
以下を見ると早期新生児期(生後7日まで)、新生児期(生後4週間or1ヶ月)、それ以降の哺乳量と授乳回数の目安がわかります。
哺乳量の目安|北海道大学大学院歯学研究科・歯学部
日数 | 1回哺乳量 | 間隔 | 回数 | 1日の総量 |
---|---|---|---|---|
生後0-1日 | 0-16ml | 3-4時間 | 6-8回 | -60ml |
生後2日 | 10-20ml | 3-4時間 | 6-8回 | 60-120ml |
生後3日 | 20-30ml | 3-4時間 | 6-8回 | 120-180ml |
生後4日 | 30-40ml | 3-4時間 | 6-8回 | 180-240ml |
生後5日 | 40-50ml | 3-4時間 | 6-8回 | 240-300ml |
生後6日 | 50-60ml | 3-4時間 | 6-8回 | 300-360ml |
生後7日 | 60-70ml | 3-4時間 | 6-8回 | 360-420ml |
生後8日 | 70-80ml | 3-4時間 | 6-8回 | 420-480ml |
生後9日 | 80-90ml | 3-4時間 | 6-8回 | 480-540ml |
生後10日 | 90-100ml | 3-4時間 | 6-8回 | 540-600ml |
生後11-14日 | 100-110ml | 3-4時間 | 6-8回 | 600-660ml |
生後15-30日 | 110-150ml | 3-4時間 | 6-8回 | 600-700ml |
生後2-3ヶ月 | 150ml位 | 4-5回 | 700-800ml | |
生後3-4ヶ月 | 160-180ml | 4-5回 | 800-900ml | |
生後4-5ヶ月 | 160-200ml | 4-5回 | 800-1000ml |
赤ちゃんの1日のおしっこ回数は5-6回以上を目安にし、生後2-3ヶ月から哺乳量と授乳回数を調整して生活リズムを意識し始めます。もちろんこれは目安にすぎません。
母乳育児もミルク育児も難しい
まーさ
母乳よりもミルクの方が量や回数に細かい目安がありますが、赤ちゃんの育ち具合や性格などによって哺乳量や授乳回数は違います。
また1日単位で見ると授乳の環境、誰が哺乳瓶で飲ませるか、どんな姿勢で飲ませるかでも哺乳量や授乳回数が変わります。目安通りなら楽なんですが……(^_^;)
そのため飲ませ過ぎを気にする必要がない母乳の方が楽に思うかもしれません。ただ母乳は赤ちゃんがどれだけ飲んだのかわからないので、母乳不足が不安なんです。
まーさ
とくに離乳食が始まるまでは母乳不足にならないように注意が必要です。以下の母乳不足のサインを見つけて、赤ちゃんが十分成長できる工夫をしてください。
もし母乳の出が悪くて母乳不足が不安なら、母乳育児用のハーブティーを飲んでください。わたしはほほえみママミルクブレンドを飲んでいました。
母乳育児用ハーブティはいくつかありますが、有名なのはほほえみママミルクブレンドかミルクアップブレンドですね。以下で比較してるので参考にしてください。
授乳は赤ちゃんの一番のお仕事です。ママは早めに赤ちゃんの授乳スタイルを把握して赤ちゃん満足させてあげましょう。
赤ちゃんが満足すれば、今より楽に授乳ができるようになりますよ。