まーさ
おむつはずしとは、子供がおむつの代わりにお兄さんパンツ・お姉さんパンツを履けるようにトレーニングすることで、「パンツトレーニング」とも言われます。
このおむつはずしを早く始めて早く終わらせたいママは多いですよね。ただおむつはずしは、トイレトレーニングに慣れてきた子じゃないと大惨事になります。
そのため焦っておむつはずしをするよりも、タイミングを見極めることが大切なんです。
- おむつはずしっていつから開始すればいいのかな?
- おむつはずしがうまくいくコツを教えて!
- んーそれでも早く始めた方がいい気がするんだけど……。
今おむつはずしを焦っているママはまずこの記事を読んでおむつはずしの本当のタイミングを知ってください。焦って始めても、苦労する期間が長くなるだけですよ。
目次
おむつはずしはいつからすればいいの?
まーさ
おむつはずしを始める目安は、トイレトレーニングと同じ2歳の春夏か3歳の春夏です。
3歳の春夏で始める子は4・5・6・7・8月ごろに生まれた子です。この時期に生まれた子は、3歳になってから始めても園が始まる4月までに時間の余裕があります。
一方2歳の春夏で始める子は11・12・1・2・3月ごろに生まれた子です。この時期に生まれた子は、3歳になってから始めると4月まで時間がありません。
おむつはずし時期を見極めたい!
春夏に始める理由は失敗しても洗濯物が乾きやすかったり、寒いときの衣服の着脱が面倒だからです。それが気にならなければ子供の成長でおむつはずし時期を見極めます。
ママが子供の成長を感じたとき
おむつはずしを開始するタイミングの1つは、ママが子供の成長を感じたときです。
- 「ママ、おしっこ出た」が言えるようになる
- 決まった時間にトイレに座れるようになる
- 出る出ない関係なく「おしっこ出る」と言えるようになる
- 尿意を感じて自分の意思でトイレに行ける
- 「うんち出そう」が言えるようになる
- 便意を感じて、自分の意志でトイレに行ける
これらの子供の成長がおむつはずしのタイミングですが、子供の意思も大切です。ママがおむつはずしをしようとしても、子供が嫌がったら無理強いはできません。
おむつにするおしっこを気にしだしたとき
子供がおむつでおしっこやうんちをしたときに違和感を感じていたら、おむつはずしのきっかけになります。
まーさ
と促して、トイレトレーニングとおむつはずしを並行で行います。
昼のおしっこの間隔が2時間以上になったとき
昼間の抗利尿ホルモン分泌が適量になり、膀胱容量が大きくなり、自律神経のバランスが良くなるとおしっこの間隔が長くなります。
おしっこをある程度我慢できるようになると、おしっこが出る感覚がわかりやすくなります。そこで、おむつはずしに取り掛かりましょう。
抗利尿ホルモン、膀胱容量、自律神経の成長はおねしょにも関係する大切なキーワードです。詳しくは以下を参考にしてください。
朝起きておむつが濡れてなかったとき
おむつはずしを始めてないのに朝おむつが濡れてなかったら、夜間の抗利尿ホルモンが分泌され、自律神経が働いて蓄尿コントロールができるようになってきています。
良いタイミングなので、おもいっきり子供を褒めて昼のおむつはずしに挑戦しましょう。
おむつはずしのコツと注意点
まーさ
おむつはずしをスムーズに行うにはいくつか注意点があります。子供の心理的な特徴やおむつはずしのコツを知っておきましょう。
子供にはパンツを嫌がる理由がある
おむつはずしをしようとしても、パンツを嫌がる子もいますよね。嫌がる子には以下の原因が考えられます。
- パンツを履くことに違和感を感じる
- パンツでのお漏らしに違和感を感じる
- 極度のイヤイヤ期
パンツを嫌がる子は、とにかく「かっこいい!」「かわいい!」と褒め倒しましょう。
子供の気分は日によって変わりますが、毎日少しずつ履けばそのうち慣れます。やる気があるときにおむつはずしができればOKです。
失敗を叱らない・嫌な顔しない・笑わない
パンツで漏らしても、ママは絶対叱らない・嫌な顔しない・笑わないことが鉄則です。
子供がパンツを履くことは未知の挑戦です。パンツやカーペットを汚すとママがイライラする以上に、子供は悲しさを感じています。
「笑い飛ばした方が良い」と思ってるママもいますが、子供の性格によっては傷つくこともあるので注意しましょう。
トイレ行こう!など過剰な声かけはしない
お漏らしで床を汚されたくないから、「おしっこ出そう?」「トイレ行こう!」と過剰に声掛けすると子供のプレッシャーになります。
起床後、昼食前、外出前、帰宅後、夕食前、就寝前のトイレ確認は習慣にして、それ以外のタイミングはなるべく子供に任せましょう。ある程度のお漏らしは覚悟のうえです。
それでも心配な時は「おしっこしたくなっちゃった。ついてきて。」といっしょにトイレに行き、ママのおしっこ後に「◯ちゃんも、どうぞ。」とトイレに座らせましょう。
裸のトイトレはおむつはずしが遅れるかも
裸でトイトレするとおむつはずしが早くなるという人もいます(おむつなし育児)。
たしかに裸の方がトイレに座るまでの時間が短いですし、尿意も自覚しやすいのでトイトレの期間は短いかもしれません。ただおむつはずしは遅くなる可能性があります。
裸とパンツを履いてるときは感覚が違うので、パンツを履いてないと漏らさないのに履くと漏らすなど変な癖がつく可能性もあります。
おむつはずしをするなら、パンツを履いた状態で尿意を理解させる方が良いです。
それでも早くおむつはずしを始めたい…
まーさ
おむつはずしを早く終わらせたいママも少なくないですね。でもほんとに早く始めた方が早くおむつはずしできるんでしょうか。
ママが早くおむつをはずしたい理由
おむつ代がかかるから
毎日使う紙おむつの費用は切実です。紙おむつの使用枚数をざっくり計算すると、2歳までで約6,000枚、3歳までで7,000-8,000枚、4歳までで9,000-10,000枚ほどです。
手間がかかるから
子供が自分でパンツを履いて、お漏らししないでトイレでおしっこやうんちができれば、ママの手間はかなり減ります。お出かけ時の荷物も減ります。
保育園に迷惑をかけるから
入園までにおむつをはずさないと迷惑がかかると心配する人もいますが、5-6歳でもお漏らしはしますしおむつの子もいます。わたしは個人的にはあまり気にしません。
ただしおむつなしが入園条件の幼稚園もあるので、そこは注意したいところです。
成長の遅れを心配するから
同じ年のお友達と比べておむつはずしが遅いと、「うちの子成長遅いかも……?」と心配になりますね。ただ、そろそろ子供の成長に差があることはわかってると思うので、割り切って考えないとストレスばかり溜まります。
早く始めても時間がかかる子は多い
1歳からおむつはずしに取り組む人もいますが、早く挑戦しても早く完了するわけじゃないです。子供の成長に応じたタイミングで始めた方がママの負担も少なくなります。
ベビータウンのアンケートによると、78%のママが3歳までのおむつはずしを望んでいます。ところが3歳までに完了する子は47%で、希望年齢に対して達成率は6割程です。
早くおむつがはずれて欲しいと考えるママは、当然早くからおむつはずしに挑戦しますが、結果的におむつはずしに半年-1年ほどかかっていることがわかります。
おむつはずしには心と体の成長が必要
たしかに、子供のおむつはずしが早いとママは楽になりますが、おむつはずしを早く始めても早くはずれるわけじゃありません。
子供は成長するとおしっこの量が増え、回数が減ります。これは抗利尿ホルモンが分泌され、膀胱容量が大きくなり、蓄尿コントロールができるようになるためです。
身体機能が成長しても、子供がおむつ濡れを気にしなければ、おしっこが出たことをママに訴えません。またトイレでおしっこやうんちすることを理解できないと、やっぱりママに伝えずにおしっこを漏らします。
つまり子供の心と体の機能両方が成長しないと、おむつはずしを早く始めても時間がかかるんです。
子供の成長に合わせたおむつはずしを
ママには「早くおむつをはずしたい理由」があると思います。ただ早くおむつをはずしたくても、子供の心身の成長が伴わないとおむつはずしは完了しません。
早期のおむつはずしメリットとして、「子供の自立性が高まる」「無意識時に習慣化した方が楽」などが言われます。
ただそのメリット以上にママが苦労するなら、子供の成長を見極めてタイミング良くおむつはずしをした方が効率が良く、負担も少ないです。
トイトレで尿意や便意を感じて「おしっこ出る!」「うんち出る!」と言えるようになれば、大惨事も徐々に減るでしょう。
たまに3-4歳児の保護者ママに「うちの子まだおむつはずれないんです~。」と相談を受けます。園でも子供のトイレは手伝いますが、一律の指導はできません。
おむつはずしを成功させるには、やっぱりそれぞれの家庭でママが子供を褒めて
「ママー!おしっこでたー ( ・´ー・`)ドヤー」
「ママー!ぱんつよごれてないー ( ・´ー・`)ドヤー」
という体験を多くするしかないですね。
本好き、漫画好きはキンドルアンリミテッドがおすすめです。月額980円で10万冊以上のマンガ、本、雑誌が読み放題です。
今だけ30日間無料体験できるので、まずは試して気に入ったら続ければ良いと思います。