まーさ
赤ちゃんは生まれてすぐにおっぱいを咥えて、ちゅーちゅー吸えます。不思議ですよね。母乳を飲むことは誰も教えてないのに……。
赤ちゃんが母乳飲めるのは意識をしてるわけじゃなく、母乳を飲む反射行動です。
これを「
今回は、赤ちゃんが母乳を飲める仕組みと哺乳に必要な原始反射をお話しますね。
目次
母乳を飲むために必要な哺乳反射
赤ちゃんの哺乳に必要な反射は「適応反射」と「防衛反射」に分かれます。適応反射とは必要な行為のために適応する反射、防衛反射とは身を守るために起こる反射です。
この適応反射の中で、とくに母乳を飲むことに特化した反射を「
口唇探索反射とは
吸啜反射とは
舌突出反射とは
嚥下反射とは
嚥下反射は哺乳反射の1つですが、原始反射ではありません。
授乳に不必要なものを排除する防衛反射
赤ちゃんは哺乳反射で母乳やミルクを飲むことができますが、哺乳反射だけだと口の中に異物が入った場合も同じように飲み込もうとしてしまいます。
そのため、赤ちゃんが異物を飲み込まないように防衛反射が備わっています。
嘔吐反射とは
嘔吐反射は生きている限り消失しません。大人になっても喉奥の異物で嘔吐反応が起きるのは嘔吐反射があるためです。
咳反射とは
咳反射も生きている限り消失しません。大人になっても気管・気道内の刺激で咳が出るのは咳反射があるためです。
指しゃぶり行動も哺乳反射
赤ちゃんは「ママのおっぱい飲みたい!」という意識で乳首に吸い付くんじゃなく、原始反射で母乳を飲んでいます。
指しゃぶりも乳首を吸うことと同じで反射から始まります。とくに生後2-3ヶ月の赤ちゃんは吸啜反射が強く、口に触れたものは直ぐに口に入れて吸引しようとします。
そのためパパが赤ちゃんの口に指を入れて吸わせても、赤ちゃんは「母乳出ないじゃん!」とは思いません。
また赤ちゃんは手を自分で動かせるようになると、手の動きを確かめるように口元に持っていき、自分の指も反射的にちゅーちゅー吸い始めます。
これが指しゃぶりの始まりです。赤ちゃんは指しゃぶりで自分の指の感覚を覚え、吸う感触を認識するようになります。
赤ちゃんは手の指だけじゃなく、足の指やおもちゃやシーツなどいろんなものを口に入れて吸うことで、物の存在や感覚も確かめようとします。
そのため、ママは「何でも口に入れちゃダメ!」と言わずに、口に入れて問題がないものを赤ちゃんの近くに置いてあげましょう。
卒乳すると少し寂しい…ママは授乳を楽しもう
出産後に、初めて赤ちゃんに授乳したことが忘れられないママは多いと思います。
初めて赤ちゃんの顔を見たときは感動しますが、授乳したときはそれ以上にママになったことを実感しますね。思ったより吸う力が強くて痛いけど、それも幸せに感じます。
授乳が当たり前になると、眠気と吸われる痛みでイライラすることもあります。乳歯が生え始めてからは、何十回乳首を噛まれたか覚えてません(^_^;)
授乳を頑張っているママは、イライラも多いと思いますが、赤ちゃんは生きるための本能でママのおっぱいを吸えることを知っておきましょう。
いざ卒乳すると何だか寂しい気もしますよ。そう思うだけで、少しは乳首の痛みも和らぐかもしれません。ただし、乳首の炎症や、乳腺詰まりには気をつけてください。
乳腺詰まりを感じたら腺炎予防のために水分補給してください。水でもいいんですが、リラックス効果が高く乳粕など乳腺詰まり解消が期待できるハーブティーがおすすめです。
以下で母乳育児用ハーブティを比較してるので参考にしてください。