まーさ
小さな子供を抱えるママは、1度は考えたことがあるはずです。旦那さんがいればまだ頼れますが、日本にはシングルマザーもたくさんいます。
わたしは子供が産まれてから出産以外で入院したことはないですが、病気で6日寝込んだ時期はあります。そのときの夫は心身ともに疲れ切ってましたね。
今はまだ経験がなくても、誰にでも事故や病気で入院する可能性はあります。
- 長期入院するママってどれくらいいるのかな?
- もし入院することになったらどんな準備が必要なの?
- 子供の預け先考えないと……何か方法ってない?
子供の預け先や対応方法など今後のことを考えて不安な人はこの記事を読んでください。
自分が入院することになった場合の準備や子供の預け先について早めに押さえて、来たるべき日に備えておきましょう。
目次
病気などで子供の面倒を見られなかった割合
まーさ
ミキハウス子育て総研の調査によると、今までに1日以上子供の面倒をみることができなかったママは67%います。
- 1日見られなかった|33.7%
- 2-3日間見られなかった|22.3%
- 4-6日間見られなかった|5.2%
- それ以上見られなかった|7.7%
- まだ見られなかったことはない|33.1%
わたしは6日間だったので「4-6日間見られなかった」です。夫が言うには
パパ
だそうです。また「ママが病気やケガをした時、頼ったのは?」に対する回答は「パパ(70.9%)」「ママ側の両親(44.7%)」「パパ側の両親(21.4%)」と続きます。
- パパ|70.9%
- ママ側の両親|44.7%
- パパ側の両親|21.4%
- ママ友|7.1%
- ご近所さん|2.7%
- 一時保育|2.5%
- ベビーシッターサービス|1.0%
- その他|4.2%
ただしこの結果は1-6日間子供を見られなかったママが60%以上を占めてるので、それ以上の入院などが必要な場合は結果が変わる可能性があります。
ママが入院前に行う準備
まーさ
子供の預け先を検討
もしママが入院することになったら、救急搬送でなければ事前に入院日数はわかります。そのため入院日数によって、子供を誰にどんな形で預けるか検討しましょう。
職場や関係者に入院の報告
ママが働いている場合は職場、また両親や家族、保育園など関係者に入院を報告して、いざというときに助けを求められる環境を作りましょう。
もちろんパパも事前に自分の職場に話をして、子供の世話のために仕事に影響が出ることを事前に伝えましょう。
ある程度のお金の準備
長期入院の場合は、子供の預け先の話も含めてある程度まとまったお金が必要です。そのため、先に必要な金額を計算して、手元にお金を準備しておきましょう。
まず以下は医療費がある程度安くなる健康保険の制度です。自分で申請ないといけないので、必ず内容を押さえてください。
- 高額療養費制度(健康保険組合)
- 高額療養費受領委任払い制度(国民健康保険)
- 傷病手当金(健康保険組合)
手元資金が心もとない人は、自治体や健康保険組合から生活資金の融資を受けることができます。それ以外にも銀行など民間のローンもあるので調べてください。
- 中小企業従業員生活資金融資(自治体)
- 高額療養費貸付制度(健康保険組合)
- 生活福祉資金貸付(自治体)
子供のスケジュール確認
入院中に子供の予防接種や定期健診、保育園行事など大切な予定があるかもしれません。スケジュール厳守の予定は両親や旦那さんに把握してもらい、対応方法を事前に決めましょう。
保険内容の確認
現在加入している医療保険の入院保障や特約などの内容を確認しましょう。わからない場合は、保険会社の担当者に問い合わせてください。
ママ入院時の子供の預け先・頼り先
まーさ
入院期間が長くなるほど、複数の預け先や手段の確保が必要です。
パパに頼む
わたしのように自宅で寝込んだ場合は、基本的にパパにお願いします。2-3日の短期入院でも、おそらく……大丈夫のはずです。
子供が3歳以上で保育園に通っていればパパも昼間は仕事に行けますし、両親に保育園のお迎えをお願いできれば、夕飯前に仕事を終えるなど時間調整も可能です。
ただし子供が未就園だと話は変わります。すぐに預け先の手配ができない場合は、パパは休みをとらないといけません。
両親・兄弟に預ける
もしママやパパの実家が近くにある場合は、実家に預けることを考えましょう。
ただしまだ授乳が必要な赤ちゃんの場合は、夜はパパもいっしょに泊まるなどしてお世話をするようにしましょう。
パパは少し肩身が狭く感じますが、家族に頼れなければ赤ちゃんの面倒を見るために会社を休まなければいけませんし、乳児を連れて病院通いは大変だと思います。
ママ友(友人)にお願いする
子供の保育園が同じママ友、子育て経験があり信頼できる友人に保育園のお迎えと少しの時間預かってもらうことをお願いしましょう。
もしお泊りをお願いするとしても、こちらから頼めるのは1-2泊が限界です。厚意で「もう少し見ようか?」と言ってもらえたら、その間にパパは次の預け先を探してください。
ファミリーサポート
昼間の預け先候補にファミリーサポート(ファミサポ)を入れましょう。ファミサポとは、自治体単位で子育て支援を受けたい人と支援したい人を仲介をする事業のことです。
ファミサポの料金は、自治体で決められています。また利用には事前登録が必要です。
一時保育
一時保育とは未就園児を認可保育園に短期間預けるサービスのことです。地域によっては、認可外保育所や子育て支援センターで行うこともあります。
利用パターンは非定型的保育、緊急保育、私的理由による保育、裁判員の一時保育に分かれています(養育者の入院時は緊急保育)。
緊急保育は特定時期での連続利用※が可能で、宿泊が必要なら子供ショートステイと連携してサービス提供されます。
注意緊急保育の利用日数上限は、主に1ヶ月で最大14日前後の地方自治体が多いと思います。利用日数、料金、受け入れ月齢は地方自治体によって異なるため、問い合わせてください。
夜間保育(トワイライトステイ)
夜間保育とは、夜の18時以降で子供の保育ができない場合に22時までの保育や宿泊など夜間に子供を預ける一時保育サービスです。
夜間保育は保育園の延長保育として提供しているほか、夜間保育を専門に行う保育園、夜間に子供を預かる施設もあります。
利用時間帯や日数は自治体で違います。またこちらも複数日の宿泊が必要な場合は、子供ショートステイと連携してサービス提供されます。
子どもショートステイ
子どもショートステイとは、入院や冠婚葬祭などで子供を見られない場合に施設で子供の宿泊預かりをするサービスです。
子どもショートステイの利用料金は自治体で違いますが、子供の年齢、家庭状況に応じて1日あたり数千円でサービスを受けられます。
また子どもショートステイの利用期間は最大7日間※なので、それ以上の長期ステイが必要な場合は相談が必要です。
注意主に連続で最大7日間の地方自治体が多いと思います。子どもショートステイの利用日数、利用料金、受け入れ月齢は地方自治体によって異なるため、窓口に問い合わせてください。
乳児院・児童養護施設
子どもショートステイで対応できない長期入院をする場合は、自治体の窓口で子供を乳児院や児童養護施設に預けることを勧められる場合があります。
名前の通り乳児院は乳児を預かる施設(0-2歳が一般的)で、1歳以上は児童養護施設で預かることが可能です。詳しくは自治体の窓口に問い合わせてください。
ベビーシッター
ベビーシッターを利用する方法もあります。突然の入院で準備期間もなく、短期の入院で済みそうな場合は十分に選択の余地があります。
家事代行サービスの一環でベビーシッターサービスを提供する事業者もあるので、近くの業者を調べてみましょう。
子連れ入院
ママが入院する病院の対応によっては、子連れ入院を受け入れてくれる場合もあります。
ただし子連れ入院は、感染症や他の患者さんの環境の考慮もあるので、病院側も多くが推奨しているわけじゃないです。また、子連れ入院は個室の場合のみです。
まーさ
もしものために事前準備が必要
ママは普段から子供の健康を第一に考えて生活してますが、同じくらい心配しなければいけないのが自分の健康です。
もしママが事故や病気で入院したら……病気で何日も寝込んでしまったら……きっと家族中がパニックです。
子供の預け先は意外とたくさんあり、両親や頼れる友人が周りにいない場合でも工夫次第で乗り切ることはできます。
ただし子供の預け入れサービスは事前に登録が必要なものが多く、自分が健康なときはなかなかそれを意識できないんですよね……。
わたしの周りでも先日入院したママ友がいますが、旦那さんが海外出張だったので普段の10倍増しで家族は疲弊してました(旦那さんは一時帰国してとんぼ返り)。
子供の預け先・頼り先は、選択肢が多いほど安心できます。両親や友人を頼るのが1番ですが、いざというときは役所の担当窓口に相談してください。
もちろん子供の病気で仕事に支障が出る場合もあります。どちらも突然やってくることなので、事前に想定と準備をしておきましょう。