まーさ
布おむつを使ってみたいと思いながら、なかなか踏み切れないママは多いですよね。
理由はいくつかありますが、1つは布おむつ選びの面倒臭さです。布おむつにはいくつか種類があり、選ぶ前にまず種類を把握しないといけません。
もう1つの理由は、手順を覚える面倒臭さです。布おむつのおむつ交換は、紙おむつより手間がかかります。またおむつ交換後は、布おむつを洗う手順があります。
紙おむつもメーカーや機能、おむつ交換の手順はありますが、基本はどれも同じで面倒臭さは感じません。それでも「1回布おむつを使ってみたい!」というママもいるでしょう。
- 布おむつの種類と選び方を教えて!
- 布おむつを使うためにはどんな準備が必要なの?
- 布おむつってどうやって洗えばいいの?
こんな疑問を持っている人はこの記事を読んで、布おむつの選び方や洗い方を理解してください。
目次
布おむつとは
まーさ
布おむつとは、吸水性のある綿布を赤ちゃんの股間にあて、それを覆うおむつカバーを体に固定したおむつの形式です。
元々おむつは布でしたが、紙おむつが普及したので「布おむつ」と区別するようになりました。布おむつの特徴は、洗濯すれば繰り返し使えることです。
布おむつの種類
布おむつにはいくつかの種類があります。
輪おむつ
輪おむつとは、輪の形に縫い合わせたさらしやドビー折りの綿布をおむつカバーとセットで使う布おむつです。成長に合わせた畳み方で使えて汎用性が高く、洗濯後も広げて干せるので速乾性もあります。
成形おむつ
成形おむつとは、輪おむつとは違いあらかじめ畳んだ状態で縫い合わされ、そのままおしりに当てておむつカバーとセットで使う布おむつです。
おむつを畳む必要がないので使用時や洗濯時の手間が軽減でき、層状のため吸収力が高いことも特徴です。反面、輪おむつよりも乾きにくいですね。
その他のおむつ
メインは輪おむつか成形おむつのどちらかですが、他にも一体型布おむつ、フィット型布おむつ、ポケット式布おむつなどがあります。
一体型布おむつは、布おむつとおむつカバーが一体になったおむつで、紙おむつと同じように使えて使用後は洗って繰り返し使えます。
便利ですが、乾きにくいので毎日使うには最低20-30枚は必要です。しかも1枚2,000-3,000円と高いので、一体型布おむつだけだと初期に5-6万円ほどかかります。
フィット型布おむつは、紙おむつのような形の布おむつです。フィットするのでズレの心配がありません。ただし、フィット型は防水じゃないのでおむつカバーも必要です。
ポケット式布おむつは、おむつカバーの中のポケットに吸収体ライナーを入れて使うおむつです。ただ今は貼り付け型ライナーもあるので、ポケット式を使う必要はないですね。
おむつカバーの素材の種類
おむつカバーは腰回り、太もも周りなどに直接当たるので、素材によっては肌を傷つけます。おむつカバーの素材は、綿(コットン)、ウール、ポリエステルが多いですね。
綿(コットン)
綿は最もよく使われるおむつカバーの素材です。綿素材のおむつカバーは肌に優しく、値段も安く、通気性も良く、洗いやすいので、最初に使うおむつカバーに適してます。
ただし水分を通しやすく乾きにくいため、大量のおしっこをすると横漏れの危険性があります。また洗濯後も他の素材に比べると乾きにくいですね。
ウール
ウールは保湿性・保温性に優れてるだけじゃなく、通気性もよく、速乾性もあります。そのため季節関係なく使えて、蒸れを抑えられます。
ただしお値段が少しお高めで、洗濯機で洗うと縮む可能性があります。もっとも良い素材ですが、1番気を使う素材でもありますね。
ポリエステル
ポリエステルのおむつカバーは最も安価で、防水効果が高く、洗濯後の乾きも早いので、おしっこやうんちの量が増えたときに適してます。
その代わり蒸れやすく、3つの素材の中では肌への刺激もあるので、肌が弱い赤ちゃんはおむつかぶれの原因になります。
布おむつに必要な物・あると便利なもの
まーさ
基本的に必要なものは?
布おむつ
布おむつは、おしっこやうんちを直接受け止める布です。おむつカバーとセットで使うので、輪おむつや成形おむつを選びます。素材はサラシとドビー織がありますが、主流はドビー織です。
おむつカバー
おむつカバーはまず綿タイプを買います。ただし最初におむつカバーを大量に買わないでください。赤ちゃんの出生体重は3ヶ月で倍になり、50サイズはすぐに履けなくなります。
まずは安価な綿のおむつカバーで様子を見て、生後3ヶ月ごろに綿が良いか、ウールが良いかを考えましょう。
また新生児期は1回のおしっこ量が5-20cc、うんち量が5-15グラムだったものが、生後6ヶ月過ぎにはおしっこ量が40-80cc、うんち量が60-100グラムまで増えます。
そのため赤ちゃんの肌質を見ながら、綿やウールのままで良いかポリエステルを使うか考えてください。
蓋付きバケツ
使った布おむつを入れるために、蓋付きバケツが必要です。バケツはうんち用とおしっこ用で、2つあると良いです。蓋はうんち用だけで良いですが、値段は変わりません。
バケツは水とおむつでいっぱいになるので、7-10リットル程の持てるサイズが良いですね。ひっくり返すと洒落になりません。
おすすめのバケツは蓋付き、取っ手付きで、折り畳めるタイプです。おむつ時期が過ぎても使えて便利ですよ。
赤ちゃん用洗濯洗剤
布おむつを洗う洗剤は、赤ちゃんの肌に合う洗剤を使わないとかぶれ原因になります。使用済みおむつをすぐ浸け置きし、しっかり手洗いすれば大抵の汚れは落ちます。
またすすぎが十分じゃなく洗剤成分が残ると、かぶれる赤ちゃんもいます。そのため蛍光剤や漂白剤、添加物が入ってない、赤ちゃん用の洗濯洗剤を使ってください。
布おむつにあると便利な物は?
布おむつ育児に必要なものは挙げましたが、さらに以下の準備をするとより便利に布おむつを使いこなせます。
おしりふき
輪おむつを使うと布の一部でおしりも拭けるので、おしりふきはいらないと教わったママもいるでしょう。ただ布おむつは乾いているので、ゴおしりが傷つきます。
布おむつを濡らして使ってもいいんですが、使いやすいおしりふきがあるとママも便利です。おすすめは、水99%以上の厚手タイプです。
トイレに流したい場合は、以下がおすすめです。厚手タイプは使いやすいんですがトイレに流せません。うちではウエットティッシュとして厚手タイプを使ってます。
おむつライナー・使い捨てライナー
生後6ヶ月を過ぎてうんちやおしっこの量が増えたら、布おむつとおしりの間に入れるおむつライナーを検討しましょう。
おむつライナーを使うと、大量のうんちやおしっこでも漏れる心配が減ります。とくにうんちはおむつライナーが受け止めてくれるので、布おむつの洗濯が楽になります。
通常は洗濯できるおむつライナーを使えばいいんですが、外出時は使い捨てライナーを用意すると荷物もかさばらず便利です。
洗濯板
布おむつの手洗いは、洗濯板を使うと便利です。とくに選ぶ必要はないですが、小さなハンディタイプだと1日何枚も洗うのは手間なので、そこそこ大きなものが良いです。
酸素系漂白剤
布おむつは、何度もうんちをすると黄ばみが目立ちます。気になる場合は、酸素系漂白剤で落としましょう。
とくに何がおすすめということはありませんが、「ベビーホワイト」は人気がありますね。必ず酸素系の漂白剤を使って、すすぎは十分に行ってください。
ゴム手袋
ゴム手袋もあった方が良いと思います。「何当たり前のことを……。」と思うかもしれませんが、意外と20代のママは気にせず素手で洗います。
でも30代になると手荒れがひどくなるので、今からケアした方が良いです、マジで(^_^;)
赤ちゃんもママの手がガサガサより、すべすべの方が良いですよね。冬場のおむつ替えの後は、手が水に濡れるだけで心まで寂しさを感じます……。
布おむつの洗い方・酵素系漂白剤の使い方
まーさ
通常の布おむつの洗い方
- STEP.1おむつ用バケツを準備するまずおしっこ用のバケツに2リットルほど水を入れ、重曹を15グラムを入れて軽くかき混ぜます。
- STEP.2おしっこ後のおむつの処理おむつ交換でおしっこしただけのおむつは流水で軽く流して、おしっこ用のバケツに入れます。
- STEP.3うんち後のおむつの処理うんちをしたおむつはトイレでうんちを流し、おむつについたうんちを強めの流水で流します。
- STEP.4うんち用バケツを準備するうんち用のバケツにぬるま湯を入れて、重曹を15グラム溶かしてからおむつを入れます。うんちが何回か出たら、その度にぬるま湯を足すと汚れが落ちやすくなります。
- STEP.51日つけ置きしてから洗濯朝まで浸け置きして、まとめて洗濯板で汚れを落としたら洗濯機に入れてまとめて洗います。
うんちおむつの量が増えてきたら、水4-5リットルに対してカップ1/2ほどの赤ちゃん用洗濯洗剤をバケツに入れて浸け置きしましょう。
漂白剤での布おむつの洗い方
- STEP.1酵素系漂白剤を準備する汚れが気になる布おむつをバケツの中に入れます。40度のお湯2リットルに酵素系漂白剤を15グラム入れます。
- STEP.2浸け置きして洗濯機に入れる20-30分ほど浸け置きした後に洗濯機に布おむつを入れて、洗剤を入れずに洗います
- STEP.3汚れ具合に応じて何度か洗う成形おむつは布の目地の中に汚れや色素が詰まるので、繰り返し洗うことをおすすめします。
正直、紙おむつの方が楽です
わたしは仕事柄、布おむつを毎日洗って未就園児たちのおむつ交換をしていました。そしてその経験があったので、
まーさ
とはならず、
まーさ
と決めました。紙おむつを選ぶか、布おむつを選ぶかは好みや環境も関係するので、好きな方を選んでください。布おむつと紙おむつの比較は以下を参考にしてください。
紙おむつには紙おむつの、布おむつには布おむつの良さがあります。ただどちらのおむつでも、”育児の作業”に必死になって子供と向き合えないと意味がないですよ。
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