まーさ
子育てで最も大切なことは子供とコミュニケーションを取って愛情を育むことです。わたしはその根幹が正しい「挨拶」や「返事」だと思います。
ただ子供が小学生になって生意気になったり、挨拶や返事をしなくなって困ってるママもいると思います。「普段はいい子なのに、たまに挨拶や返事ができない」という認識ですよね。
そのため子供が「おはよう」「おやすみ」などの挨拶をしなかったり、返事しないことを「そんなこともある。」と許しているかもしれません。
でもそれは子供にとっても、家族にとっても良いことじゃありません。
- 子供が挨拶しないとどんな影響があるの?
- なんでうちの子はちゃんと挨拶しないの?
- どうしたら挨拶や返事をする子になるのかな?
子供のしっかり挨拶して欲しい、子供が挨拶しなくなって心配という人はこの記事を最後まで読んでください。挨拶や返事ができる子に育つ方法を親のアプローチからお話します。
目次
挨拶できない子供と非行の関係
まーさ
親は挨拶をしない子供を放置しちゃダメです。なぜなら平成22年3月の内閣府の調査によると、子供の朝の挨拶の有無と非行には相関関係が見られるからです。
非行少年だから挨拶しないのか、挨拶しないから非行少年になるのかはわかりませんが、非行少年が朝の挨拶をしない割合は一般少年より明らかに多いです。
とくに小学生はわかりやすいですね。一般少年が毎朝挨拶をする割合が47.0%、非行少年が毎朝挨拶をする割合は9.4%しかいません。
そのため、挨拶や返事をしないことが当たり前じゃいけないんです。
子供が挨拶できない・返事をしない理由
まーさ
人見知りをするため
人見知りが強い子や恥ずかしがりやの子は、初めて会った人やよく知らない人には挨拶できなかったり、しっかり返事を返せないことがあります。
場所見知りをするため
初めて行った場所や悪い思い出がある場所に行くと萎縮してしまい、言葉がうまく話せない子もいます。
叱られた後など情緒不安定のため
子供は叱られた後などに拗ねたり、感情が整理できないと挨拶や返事をできない場合があります。たまに大人でもいますが。
挨拶する気分ではないため
まだ挨拶が習慣化していない子供は、その時の気分によって何となく挨拶や返事をしたくない場合もあります。
他の楽しいことに集中しているため
子供はお友達と遊んでいたり、好きなテレビ番組を見ていると他のことが頭に入らないことがあります。そのため挨拶しませんし、声を掛けても反応がありません……。
中間反抗期のため
小学校低学年ごろに中間反抗期が訪れる子もいます。中間反抗期は自我が育ち、親の言うことを聞きたくないと子供が考える時期です。
そもそも挨拶をする習慣がないため
親も含めて家族が挨拶しない家庭で育った子は挨拶が習慣にはなってませんし、挨拶が当たり前の行為だとも思いません。
挨拶や返事の教え方としつけ
まーさ
親が挨拶・返事をする姿を見せる
小さな子供にとって、親の行動は全ての基本です。そのためどんなときでも親が挨拶や返事をしないと、子供はしなくても良い場合があると学んでしまいます。
夫婦間でも正しい言葉で「ありがとう」「ごめんなさい」を言い合い、正しい返事を返す関係を子供に見せ続けましょう。
常に挨拶と返事が大切だと伝える
交通ルールを教えたり、電車・バスのマナーを教えるのと同じように、「挨拶と返事は大切だから必ずするものだ。」と教えましょう。
なぜ挨拶や返事が大切なのかの理由は必要ないです。挨拶と返事はルールだと徹底して教えれば良いですよ。
自発的な挨拶・返事を待つ
子供は、つい「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」などを言い忘れたり、他の事に集中して返事を忘れます。
そんなときは、子供に挨拶・返事を忘れていることを認識させ、子供の自発的な挨拶・返事を待ちましょう。
いっしょに挨拶するよう促す
叱られた後など気分によって返事ができない場合、初めて会う人に恥ずかしくて挨拶できない場合は、親がいっしょに挨拶したり、コミュニケーションをとりましょう。
とくに叱られた後の子供は、いろんな感情が入り混じって挨拶できないので、叱っていない人が子供に挨拶や返事を促したり、いっしょに挨拶をすると良いですね。
挨拶・返事ができたら褒める
挨拶を忘れていた子供、気分によって返事をしなかった子供が正しく挨拶・返事をしたらもちろん褒めます。小さな子供ほど、大げさに褒めることは大切です。
挨拶・返事をしなくても叱らない
子供が挨拶や返事をしなくても、「待つ」「促す」「いっしょに挨拶する」を心がけます。挨拶・返事はコミュニケーションの基本なので、嫌なイメージを持たせないことが大切です。
ただし子供が気付いても反抗的に挨拶や返事をしない場合は、大切なことをしていないという理由で叱ってください。
習慣になるまで徹底的に続ける
寝る前に歯を磨いてトイレに行ってから寝るように、挨拶が習慣になるまでは、挨拶・返事をしないことを流さないで徹底的に教え続けましょう。
挨拶は一生かけて身につけるもの
子供が挨拶や返事をできないと、イライラする親もいると思います。ただ返事は身についても、挨拶はすぐ身につくものじゃありません。
なぜなら挨拶は種類がたくさんあって、時間や状況や人で使い分ける難しい行為だからです。そのため感情的に叱らないで、ゆっくりと教えていきましょう。
しらべぇが行ったアンケートによると、家族内で挨拶をする人の方が生活満足度が高いそうです(20-60代男女1671名)。
この調査結果を見れば、子供の将来のために時間をかけても挨拶を身につけさせたいと思うはずです。
ちなみに子供の挨拶教育は、赤ちゃんのときから「語りかけ」の一環として行います。パパやママの習慣化のために、妊娠中からおなかに語りかけをしても良いですね。
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