まーさ
赤ちゃんにとって、毎日のおしっことうんちは健康のバロメーターです。
もちろん個人差でおしっこやうんちの排出量・回数は変わるので、他のこと比較して健康かどうかを見極めることは難しいと思います。
それでも月齢や年齢で子供の排泄を把握することで、子供のおしっこやうんちの特徴がわかります。特徴をつかめば、違和感を感じたときの変化に気付きやすくなります。
- 子供のおしっことうんちの量・回数の目安ってどれくらい?
- おしっことうんちの量・回数でどうやって健康かわかるの?
子供のおしっことうんちの量・回数に違和感を感じたママは、ほったらかしにしないで平均がどれくらいから調べてください。
子供の健康はいろんな要素を複合的に比較して判断した方が良いので、おしっことうんちの量・回数は1つの要素としてちゃんと押さえておきましょう。
注意以下のおしっこ量はユニ・チャームのサイトを参考にしてますが、平均体重から機能膀胱容量を計算した上で数値を変更しています。平均体重は以下を参考にしてください。あくまでも目安です。
目次
生後0-1ヶ月のおしっことうんち
おしっこの回数と量
新生児期の生後0-1ヶ月の間は膀胱容量(機能膀胱容量)が20mlほどしかなく、あまりおしっこを溜めておけないのでおしっこの回数が多くなります。
- 1日のおしっこ回数|15-20回程度
- 1回のおしっこの量|5-20cc程度
うんちの回数と量
赤ちゃんは排便反射が起きても肛門括約筋による調節ができないので、うんちの回数が増えます。
ただし生後1週間前後までは授乳量が少ないため、うんちは1日1-2回程度です。またうんちと言っても水っぽく、形がない状態です。
- 1日のうんち回数|2-10回程度
- 1回のうんちの量|5-15グラム程度
生後1-3ヶ月のおしっことうんち
おしっこの回数と量
生後1-3ヶ月になると機能膀胱容量も40ml程度に増えるため、1回のおしっこ量は増えます。ただ授乳量も増えているので、おしっこの回数は変わりません。
- 1日のおしっこ回数|15-20回程度
- 1回のおしっこの量|10-50cc程度
うんちの回数と量
生後1-3ヶ月のうんちは大分水っぽさが薄れて、ペッタリとした泥状になります。この泥状のうんちを
うんちの回数と量は個人差があり、便秘になる子もいるのであくまでも目安です。
- 1日のうんち回数|2-5回程度
- 1回のうんちの量|20-40グラム程度
生後3-6ヶ月のおしっことうんち
おしっこの回数と量
生後3-6ヶ月の赤ちゃんの機能膀胱容量は40-50ml前後に増えますが、おしっこの量や回数はそれほど変わりません。
- 1日のおしっこ回数|15-20回程度
- 1回のおしっこの量|10-60cc程度
うんちの回数と量
生後3-6ヶ月のうんちは水っぽい泥状から、粘性があるべったりした泥状に近づきます。
うんちの量や回数は個人差が大きくなるので、このころ1日4-5回うんちをする子もいれば、2日に1回程度しか出ない子もいます。
- 1日のうんち回数|1-5回程度
- 1回のうんちの量|60-100グラム程度
生後6-12ヶ月のおしっことうんち
おしっこの回数と量
生後6ヶ月を過ぎると赤ちゃんの機能膀胱容量は50-70mlほどになり、1回のおしっこの量も増えます。そのためおしっこの回数は少しずつ減っていきます。
- 1日のおしっこ回数|10-15回程度
- 1回のおしっこの量|40-80cc程度
うんちの回数と量
生後6ヶ月を過ぎた赤ちゃんのうんちは、離乳食を食べ始めるためかなり形ができてきます。まだ消化しきれない食べ物も含まれます。
おむつ替えは水っぽいうんちに比べて楽になりますが、おしりにうんちがこびりつきやすいのでおむつかぶれの原因になります。
- 1日のうんち回数|1-3回程度
- 1回のうんちの量|60-100グラム程度
1歳-2歳のおしっことうんち
おしっこの回数と量
年齢が1-2歳になると機能膀胱容量は60-100mlを超え、おしっこの回数も生後6-12ヶ月に比べて半分ほどに減ります。子供が尿意を理解し始めるのもこのころからです。
- 1日のおしっこ回数|7-10回程度
- 1回のおしっこの量|50-120cc程度
うんちの回数と量
うんちの形状はすっかり大人うんちになります。うんちの量も増えて、健康な子は大人と変わらない150グラムほどの大量うんちを出す子もいます。
- 1日のうんち回数|1-3回程度
- 1回のうんちの量|100-150グラム程度
2歳-3歳のおしっことうんち
おしっこの回数と量
2歳-3歳の機能膀胱容量は80-120mlほどになり、おしっこの回数はもう大人と変わりません。膀胱の成長が早く容量が大きい子は、夜間の尿漏れがなくなっていきます。
成人の1日のおしっこ回数は4-8回程度、1回のおしっこ量は200-400ml程度が平均的です。こちらも個人差はあります。
- 1日のおしっこ回数|5-8回程度
- 1回のおしっこの量|60-150cc程度
うんちの回数と量
1日のうんちの回数は大人と変わらなくなり、1回のうんち量も大人と変わりません。
- 1日のうんち回数|1-2回程度
- 1回のうんちの量|150-200グラム程度
おしっこ・うんちの量と回数で健康はわかる?
まーさ
月齢・年齢別のおしっこ・うんち量と回数には個人差があります。時期によって便秘や下痢をする子もいるので、紹介した量・回数に当てはまらない子もいると思います。
そのため子供の健康を見分けるには、「うちの子は他の子と比べてどうなの?」と考えるより、「普段のうちの子と比べてどうなの?」と考えた方が管理しやすいです。
たとえば生後1-3ヶ月で2日うんちが出なければ便秘と考えます。1日5-6回うんちをする子が2-3日うんちが出ないときはすぐ小児科につれて行きましょう。
普段のうんち回数が1日1-2回の赤ちゃんだと、まずは授乳回数を増やして水分補給するのが妥当です。うんち回数が多く、下痢を疑う場合も同じように考えます。
ママは子供のおしっこ・うんちの回数と量を毎日チェックし、回数や量に変化があれば赤ちゃんの様子(ぐずり、母乳の飲みなど)を見て次の判断をします。
子供のおしっこ・うんちの回数と量を比べる健康チェックは、3歳まで続けた方が良いです。3歳には排泄機能がある程度完成し、排泄量・回数が大人と変わらなくなるからです。
子供のおしっこ・うんちの量と回数のまとめ
子供のおしっこ・うんちの量と回数を把握することが大切な理由は理解できましたね。以下もう一度まとめます。
おしっこ回数 | おしっこ量 | うんち回数 | うんち量 | |
---|---|---|---|---|
生後0-1ヶ月 | 15-20回 | 5-20cc | 2-10回 | 5-15g |
生後1-3ヶ月 | 15-20回 | 10-50cc | 2-5回 | 20-40g |
生後3-6ヶ月 | 15-20回 | 10-60cc | 1-5回 | 60-100g |
生後6-12ヶ月 | 10-15回 | 40-80cc | 1-3回 | 60-100g |
1-2歳 | 7-10回 | 50-120cc | 1-3回 | 100-150g |
2-3歳 | 5-8回 | 60-150cc | 1-2回 | 150-200g |
赤ちゃんや小さな子供は言葉でコミュニケーションがとれないので、見た目や様子から健康を見る必要があります。
中でもおしっこ・うんちの量と回数は子供の健康を知るうえで、重要な情報をたくさん教えてくれます。今回紹介したおしっこ・うんちの量と回数は目安です。
この目安を参考に自分の子のおしっことうんちの状態を把握して、明日からの健康管理に活かしてください。
ただずっと便秘気味な子だと、普段と比較する健康チェックができません。その場合は赤ちゃん用のオリゴ糖を使うと便秘解消に効果的です。
うちの子も便秘気味で悩んでた時期がありましたが、オリゴ糖でうんちの出がかなり良くなりました。うちでは小学校に入るまで「おこさま用カイテキオリゴ」を使ってました。
食事や睡眠と同じく排泄も日常の一部です。最初は手探りですが、1日も早くうんちやおしっこで子供の異変を感じるように、毎日コミュニケーションを取って観察しましょう。