まーさ
初めて子供を新幹線に乗せる予定の人は子供の新幹線料金がいくらか知ってますか。新幹線に乗る機会が多い人でも、子供料金を意識することってなかなかないですよね。
新幹線の子供料金は年齢だけじゃなく、自由席・指定席・グリーンに乗るのか、子供が何人いるかなどの条件で料金が変わります。
- 新幹線の子供料金って何歳で分けるものなの?
- 子供料金がいくらかわかる事例を知りたい!
- 子連れで新幹線の切符ってどうやって買えばいい?
家族旅行に行く前に新幹線の子供料金について心配してる人はこの記事をしっかり読んでください。子連れで新幹線を利用したときの料金がちゃんとわかりますよ。
目次
新幹線の料金の基本
まーさ
新幹線の料金とは、切符(券)を購入する料金のことです。そして新幹線を利用するには「乗車券」と「特急券」が必要です。
と言うと難しく聞こえますが、実際の切符は1枚で「乗車券」と「特急券」がセットになってるので、とくに意識する必要はありません。
新幹線は席の種類で料金が変わる
乗車券とは電車に乗る券、特急券とは新幹線を含む特急列車を利用する券のことです。新幹線の特急券は、3種類の席で料金が違います。
- 自由席特急券
- 指定席特急券(特急券+指定席利用料)
- グリーン券(特急券+グリーン利用料)
今回はグランクラスは除きます。
そのため新幹線に乗るには、「乗車券+自由席特急券」「乗車券+指定席特急券」「乗車券+グリーン券」の切符を購入することになります。
新幹線の大人料金、子供料金、乳幼児料金
まーさ
新幹線の料金は年齢、大人と子供の人数、利用する席で料金が違います。以下は、子供1人が1つの席に座るものだとします。
自由席の料金
自由席は席が空いていれば座れる席なので乳幼児は無料、それ以上の年齢の子供は以下の料金を支払います。
- 1歳未満の乳児|無料
- 1歳-6歳までの未就学児|無料
- 6歳-12歳までの小学生|半額料金
- 12歳以上(中学生以上)|通常料金
指定席の料金
指定席は1つの席を確保するので、乳幼児でも料金を支払います。ただし未就学児(乳幼児)は、大人の膝の上に子供を乗せていれば料金が無料です。
- 1歳未満の乳児|半額料金
- 1歳-6歳までの未就学児|半額料金
- 6歳-12歳までの小学生|半額料金
- 12歳以上(中学生以上)|通常料金
グリーン車の料金
グリーン車は、乗客1人当たりの占有面積が広い席を確保するので、乳幼児でも料金を支払います。乳児を大人の膝の上に乗せていても通常料金です。
- 1歳未満の乳児|通常料金
- 1歳-6歳までの未就学児|通常料金
- 6歳-12歳までの小学生|通常料金
- 12歳以上(中学生以上)|通常料金
大人・子供・乳幼児の自由席料金の事例
まーさ
乳幼児の料金が無料になるのは自由席のみです。ただし自由席も大人と子供と乳幼児の人数で以下のルールがあり、料金が変化します。
- 料金を払って乗る乗客1人につき、乳幼児2人まで無料
- 乳幼児が有料の場合は、半額料金(子供料金)
つまり大人1人で乳幼児を3人連れている場合、乳幼児2人分が無料で1人分が6歳-12歳までの小学生と同様の料金(半額料金)になります。
では東京-名古屋間の自由席の片道料金大人1人10,880円(乗車券6,260円、自由席特急券4,620円)を例として、子供を連れて新幹線に乗ると料金はいくらになるでしょう。
料金は時期によって異なります。
1.大人1人、乳幼児2人の場合
- 大人1人の新幹線料金|10,880円(乗車券6,260円+自由席特急券4,620円)
- 乳幼児2人の新幹線料金|0円(乗車券0円+自由席特急券0円)
大人1人、乳幼児2人の新幹線の料金合計は10,880円です。
2.大人1人、乳幼児3人の場合
- 大人1人の新幹線料金|10,880円(乗車券6,260円+自由席特急券4,620円)
- 乳幼児2人分は無料
- 乳幼児1人の新幹線料金|5,440円(乗車券3,130円+自由席特急券2,310円)
大人1人、乳幼児3人の新幹線の料金合計は16,320円です。
3.大人2人、乳幼児5人の場合
- 大人2人の新幹線料金|21,760円(乗車券12,520円+自由席特急券9,240円)
- 乳幼児4人分は無料※
- 乳幼児1人の新幹線料金|5,440円(乗車券3,130円+自由席特急券2,310円)
大人2人、乳幼児5人の新幹線の料金合計は27,200円です。
料金を払って乗る乗客1人につき、乳幼児2人までが無料なので乳幼児は4人分まで無料
4.大人1人、小学生1人、乳幼児4人の場合
- 大人1人の新幹線料金|10,880円(乗車券6,260円+自由席特急券4,620円)
- 小学生1人の新幹線料金|5,440円(乗車券3,130円+自由席特急券2,310円)
- 乳幼児4人分は無料※
大人1人、小学生1人、乳幼児4人の新幹線の料金合計は16,320円です。小学生の半額料金でも「料金を払って乗る乗客1人」なので、乳幼児は2人まで無料にです。
5.乳幼児3人の場合
- 乳幼児3人の新幹線料金|16,320円(乗車券9,390円+自由席特急券6,930円)
乳幼児3人の新幹線の料金合計は16,320円です。
たとえば親が東京駅構内で見送り、名古屋駅構内におばあちゃんが迎えに行くなど6歳の園児3人で新幹線に乗る場合は、「料金を払って乗る乗客」がいないので乳幼児でも半額料金が必要です。まぁないとは思いますが。
子連れで新幹線の切符の買い方
まーさ
新幹線の料金は慣れてない人にはややこしいですね(乗り慣れていてもややこしい)。
でも切符を買うときにわざわざ計算する必要はないです。「みどりの窓口」で以下の内容を伝えるだけです。
- STEP.1利用する日程今日、明日、○日などいつ新幹線を利用するのか伝えます。
- STEP.2目的の駅「大阪まで」など目的の駅は(どこから)どこまでか、また経由する駅がどこなのか伝えます。
- STEP.3片道・往復片道なのか往復なのかを伝えます。往復の場合帰りは「○日帰り」「明日帰り」などを伝えます。
- STEP.4席の種類「自由席」「指定席」「グリーン」のどの席にするか席の種類を伝えます。
- STEP.5利用人数大人、小学生、乳幼児が何人いるか「大人1人、4歳1人、8歳1人」などを伝えます。
- 今から新幹線で名古屋まで、片道の自由席でお願いします。
- ○日に新幹線で飯田橋から名古屋まで、往復の○日帰り、指定席でお願いします。
- 明日新幹線で大阪まで、往復の日帰り、グリーンでお願いします。
と伝えればわかってもらえます。ちなみに指定日を過ぎると切符を払い戻してもらえます。子供を連れている場合は、以下のように話してください。
- 今から新幹線で名古屋まで、大人1枚、子供は4歳と5歳です。片道の自由席でお願いします。
- ○日に新幹線で飯田橋から名古屋まで、往復の○日帰り、指定席でお願いします。子供は6歳の園児と1歳です。
区間が同じでも種類で料金が変わる
わたしは詳しくないですが新幹線には700系、N700系、E7系などがあります。東海道山陽新幹線を利用する人は、N700系「のぞみ」「ひかり」「こだま」がおなじみなですね。
実は「のぞみ・ひかり」と「こだま」は、区間が同じでも指定席料金が多少違います。たとえば東京-名古屋間の指定席料金は、のぞみ5,700円、ひかり・こだま5,390円です。
空いてる時期なら自由席に座れば問題ないので、気にしなくても良いと思います。
子供連れで旅行に行く場合は、空いている時期なら安く済ませるために自由席、混んでる時期なら早めに11号車(指定席)の後部座席を獲得するのがセオリーです。
また「子連れでグリーン車には乗らない方が良い」という暗黙の了解もあるので(わたしは気にしませんが)、新幹線のマナーも合わせて覚えておくと良いですね。