まーさ
子供にいつから、どんな習い事をさせたらいいのか迷う人は多いと思います。
うちは、辞めた習い事も含めると5歳の息子がスイミング、サッカー、体操教室、3歳の娘がスイミング、体操教室をしています。習い事を初めたのは息子が4歳、娘が3歳です。
昔に比べると子供に習い事をさせる親はかなり増えました。わたしが保育園児のころは、習い事をしてる子は少なかったと思います。
- 習い事をしてる子って何歳でどれくらいいるのかな?
- 子供の習い事ってどれくらいお金かかるの?
- 幼児の習い事ってどんなのが人気なの?
- 習い事の選び方とか選ぶポイントってない?
「うちも早めに習い事させた方が良いのかなぁ……。」「習い事っていくら掛かるのかなぁ……。」と不安に思ってる人は、この記事を読んで習い事の傾向をつかみましょう。
習い事の選び方や費用感も合わせてお話するので、これを読めば子供にどんな習い事をいつからやらせればいいか指針になります。
目次
習い事に通う子供の割合
まーさ
ベネッセ教育総合研究所が0歳6ヶ月-6歳の乳幼児をもつ保護者3522名に行なったアンケートによると、年齢毎で習い事に通う子供の割合として以下の結果が出ています。
子供の習い事の割合を推移グラフにすると以下のようになります。
習い事の割合が50%を超えるのは4歳から5歳にかけて、つまり年中で始める子が多いということです。また2歳児でも4人に1人は習い事をしています。
6歳になると8割を超えるので、親の立場で考えると「もう年長だし、とりあえず習い事させなきゃ……。」と強迫観念を持つレベルです。
子供の習い事にかかる費用
まーさ
習い事にかかる費用は習い事で大きく変わりますし、同じ習い事でも目指すレベルで月謝や費用が変わります。
「ケイコとマナブ」が1都3県で行なった調査によると、未就学児1人あたりの習い事数は平均1.7個で毎月の費用は11,708円、1つの習い事の費用が平均6,800円です。
- サッカー教室|約7,000円
- スイミングスクール|約6,500円
- 体操教室|約6,500円
- スイミングスクール|約6,500円
- 体操教室|約6,500円
うちの場合は合わせて33,000円……改めて意識すると高いですね。未就学児の習い事とはいえ、費用が安いわけじゃないです。我が家の事例を見て驚いたママもいると思います。
もちろんうちが裕福なわけじゃなく、子供にいろんな体験をさせたいという思いで他の出費を削って習い事にあてています。
「ケイコとマナブ」の調査でも習い事費用の捻出を調査した結果がありましたが、半数以上の家庭が外食費、お小遣い、おしゃれ、交通費などを削って習い事にあてています。
続いて年少・年中・年長児(3・4・5・6歳)の習い事人気ランキングを見てみましょう。
年少・年中・年長児に人気の習い事は?
まーさ
習い事の人気ランキング
年少・年中・年長児の人気の習い事をランキングにすると以下のようになります。
1位|水泳(41.1%)
子供の定番の習い事は水泳教室(スイミングスクール)です。3年連続1位で、さらに毎年割合が増えてます。
水泳は運動機能、手足の動かし方などの運動神経を高めるだけじゃなく、心肺機能を鍛えて健康な体づくりにも最適という理由で高い人気を誇っています。
水に顔をつける、水の中に潜る、目を開ける、バタ足……と細かな成功体験を積み上げられるので、息子も娘も今のところ楽しく続けているようです。
2位|体操(26.2%)
体操教室、体育教室はとくに幼児期特有の習い事としてとて人気がありますね。
柔軟体操、リズム遊び、かけっこ、サーキットトレーニング、縄跳び、跳び箱、ボール遊びなど、基本的な運動能力やリズム感の向上を目的としています。
ある程度体の使い方を教わると遊びで物怖じしなくなり、お友達とも積極的に遊ぶようになります。体操教室の費用は、5,000-8,000円ほど。教室によって料金は変わります。
3位|英語・英会話(24.6%)
英語教室、英会話教室も子供の習い事では人気がありますね。
聴覚機能が完成する幼児期に英語に慣れることで、日本語にはない英語独特の発音やリズムが感覚で理解できます。
グローバルという言葉も一般化したので、今の子供が大きくなるころには英会話は普通になるのかもしれません。費用感は月謝で5,000-8,000円といったところです。
4位|ピアノ(17.8%)
ピアノ教室は女の子だけじゃなく男の子にも人気がある習い事です。
ピアノが弾けるとリズム感が良くなるだけじゃなく、自分を表現できる一芸が身に付くので子供の自信になります。保育園や幼稚園でうたうことが好きな子にはおすすめです。
ただし月謝はちょっとお高めで5,000-10,000円ほど、個人レッスンだと10,000円~が目安です。また電子ピアノを買うと3-5万円ほど必要です。
5位|リトミック(12.9%)
リトミックや音楽教室も昔からある習い事の1つです。親もいっしょに通える習い事として人気で、1-2歳で始める子も多いですね。
歌や音楽と体の動きをいっしょに学ぶことで子供の感性が高まるため、情操教育の一貫と考える親が多いんだと思います。
費用感はピンきりですが、3,000-5000円ほどで他の習い事に比べると少し安いですね。
6位|幼児教室・学習塾(11.0%)
幼児教室・学習塾は、幼児の間に覚えた方が良い言葉・文字、数の基礎勉強から運動まで含めて、トータルで学ぶことを目的とした習い事です。
体操教室が体の基本機能を向上させる習い事だとすると、幼児教室は頭と体と心を育み理解力を高める習い事、学習塾は小学校に向けた学習能力向上のために行います。
そのため幼児教室は年少、年中が多く、学習塾は年長が多くなります。費用感は5,000円-10,000円ほどですが、レベルが高い学習塾は15,000円-20,000円からです。
7位|サッカー(6.1%)
サッカーは男の子に人気で、パパから大きな支持を得ている習い事です。試合になるとパパの見学が多いことも特徴的です。
地域のスポーツ少年団の形で運営されることが多く、月謝も3,000-4,000円と比較的安めです。ただクラブチームの二次団体が運営する場合は月謝も5,000円-10,000円と高額です。
またサッカーボールやユニフォーム、その他遠征や合宿など別途費用がかかることも知っておきましょう。
8位|バレエ(4.9%)
バレエは子ども特有の体の柔軟性を維持し、きれいな姿勢、リズム感、体感を身につける習い事です。
月謝が高そうなイメージがありますが、7,000円-10,000円と他の習い事と比較して突出して高いわけではありません。
ただしバレエ(ピアノやエレクトーンも)には発表会があり、その参加費がかかったり、トゥシューズや衣装にもお金がかかります。
9位|ダンス(4.5%)
ダンスは体全体を使ったリズム感を養うことや体幹を鍛えることに役立ちます。
平成24年度の武道・ダンス必修化で小学生に人気の習い事でしたが、園児にも浸透しています。ダンススタジオも増え、メディア露出も多いので、ここ10年は安定した人気です。
月謝は5,000円-7,000円ほどが一般的です。月謝の他にはお金がかからないのも魅力です。
10位|エレクトーン(3.2%)
エレクトーンは自分で音楽を奏でる楽しさを味わい、創造力を高められるため昔から男女ともに人気がある習い事です。
わたしはピアノをやってましたが、ピアノとエレクトーンは別物です。将来も本気で音楽に携わるならピアノ、音楽が好きで楽しみたいならエレクトーンが一般的ですね。
月謝は5,000-8,000円ほど。ただしエレクトーンは上達に合わせて買い替えが必要な楽器なので、長く続けるとそれだけお金がかかります。
しかも新品でエレクトーンを買うと20万円以上、中古でも10万円……。お安く譲ってもらえる宛がないと、少し厳しいかもしれません。
親がやらせたい習い事ランキング
まーさ
年少・年中・年長児の親が、今後子供にさせたい習い事はどのようなものでしょうか。
- 1位|水泳|32.4%
- 2位|英語・英会話|30.1%
- 3位|ピアノ|17.5%
- 4位|書道|13.6%
- 5位|そろばん|11.0%
- 6位|ダンス|10.4%
- 7位|体操|8.1%
- 8位|空手|8.1%
- 9位|野球|6.1%
- 10位|学習塾・幼児教室|6.1%
習い事人気ランキングとそれほど変わりませんが、書道、そろばんなどお稽古ごとがランクインしてます。また空手、野球も入ってますね。
子供の習い事の正しい選び方
まーさ
子供の可能性を発見するために人気の習い事をやらせれば良いと思いますが、以下のポイントも考えて選んでみてください。
子供がやる気を持てるか
心肺機能が高まると聞いてスイミングをさせ、これからはグローバルな時代だと英語を習わせ、流行ってるからダンスに通わせ、日本文化を学んで欲しいと習字に…………。
子供の将来のために親が習い事をやらせることは悪いとは思いませんが、最終的には子供が自分の意思で「やりたい!」と思わないと習い事は長続きしません。
子供の将来のために習い事をやらせるなら、親は子供をやる気にさせる努力が必要です。
子供の成長の基礎になるか
習い事を始める3-4歳は、身体的にも精神的にも感情的にも成長し始めたばかりです。そのため初めは専門的な能力や技術じゃなく、基礎的な成長が見込める習い事にしましょう。
たとえば基礎的な運動神経を高める体操教室や水泳教室、感情や感性を育てる音楽教室や幼児教室などです。
子供が活発なタイプでなかったり、自分の意思を示すことが苦手な子は、成長の基本になる習い事を経ると物怖じせずにチャレンジできるようになります。
子供自身が成長を実感できるか
初めての習い事はトイトレの手順を1つずつ覚えて成功体験を重ねたように、子供自身が成長を実感でき、達成感を感じられる習い事をさせましょう。
スイミング教室では水に顔をつける、水の中に潜る、目を開ける、バタ足……、幼児教室なら保育園のように遊びながら挑戦と学びを得るようにプログラムが組まれています。
これは習い事の種類だけではなく教室の質の見極めが必要なので、親が事前に調べたり、体験教室を通した判断が必要です。
習っている友達がいるか
習い事の大切な要素の1つは習い事を通して友達・仲間とのコミュニケーション能力を高めたり、競い合うライバルを見つけることです。
友達がいない習い事でゼロから友達を作っても良いんですが、友達がいた方が効率が良いですよね。周囲を探せば、友達の誰かはすでに習い事をしてると思います。
最初は興味がない習い事でも、友達がいるだけで「やりたい!」と言い出すことも多いですし、友達の存在は習い事を続けるモチベーションにもなります。
総額費用はいくらか
習い事の種類によって費用は違います。また同じ種類の習い事でも本格的か、遊びの要素が強いかで費用が違います。
全国区の水泳選手を排出するスイミングスクールは、大会に出ることを目標にします。そのため月謝だけじゃなく、大会エントリーや合宿などに費用がかかります。
また体一つでできる体操教室とは違い、サッカー教室はボールやスパイク、ユニフォーム費用、ピアノ教室などは楽器の購入代金や発表会のエントリー費用がかかります。
習い事は後から変えられるので、初めは月謝+備品で済むものだと負担が軽くなります。
親の負担はどれくらいか
習い事によっては遠くまで送り迎え、保護者会や親の親睦会への半ば強制参加、大会や発表会の準備などで親の時間が取られます。子供の習い事なのでむげにできません(^_^;)
子供が真剣な習い事ほど親の時間的、精神的、金銭的な負担は高いので、負担が少ない習い事にするか負担を覚悟してから始めさせましょう。
子供が真剣なら、ある程度の時間的、精神的、金銭的な負担は仕方ないと思えますが、親にも限度はありますから……。
コミュニティが増えるか
習い事をする1番のメリットは、新しいコミュニティができることだと思います。子供のコミュニティはママ友つながり、近所の子つながり、保育園つながりの友達がメインです。
習い事をするとコミュニティがもう1つ増えます。しかも子供自身がやりたいことでつながるので、どのコミュニティよりも深い人間関係を作れるかもしれません。
新しい居場所ができるとコミュニケーション能力が高まり、感性が広がり、物事を深く考えるようになります。将来を考えた習い事は、その後でも遅くはないはずです。
子供の習い事の傾向
子供に習い事をさせることは親の義務じゃありませんが、年少45.5%、年中62.4%、年長74.3%という割合を知ると、強迫観念を感じるのは仕方ないことです(^_^;)
子供がいろんなことに興味を持ってチャレンジすることは嬉しいですし、応援したい気持ちもありますが、習い事が増えると親の時間もお金も負担になります。
そのため子供の”今”の気持ちだけで習い事を決めるんじゃなく、まず体験入会をさせて子供と話し合い、本当にやりたいと思えるものを選ばせることが大切です。
3-4つほど体験させれば子供も気になる習い事はありますし、体験直後に決めないといけないということもありません。
ただどちらにしても、将来の可能性を増やすために子供が3-4歳になったらぜひ習い事の検討をおすすめします。
また習い事を始めたら、やめるときもきます。どんな理由で子供がやめたいと思うのか、また親がやめさせたいと思うのかも知っておきましょう。