まーさ
子供がやりたいと言って始めた習い事なのに、やる気がなさそうな姿を見るとやめさせた方がいいのかなぁと思いますよね。
子供の習い事は好きにやらせるんじゃなく、十分検討してから始める必要があります。とは言え、子供が大人になるまで習い事を続けることはほぼありません。
子供が習い事をやめる理由は、年齢的に続けられなかったり、子供がやめたいと言い出したり、親の都合でやめさせたいのかもしれません。
- 子供の習い事のやめどきってどうやって決めればいいのかな。
- 子供が習い事やめたいって言ったらどう対応すればいい?
- わたしが子供の習い事やめさせたいんだけど……。
子供が習い事をやめることは悪いことじゃないですが、続けてきたことをやめるには親子で納得できる判断基準が必要です。
習い事を何となくやめてしまうことで、「継続性がない。」「中途半端だ。」と思いたくなければ、いくつかの判断基準で子供と話し合って今後どうするかを決めましょう。
この記事を読めば、子供が習い事をやめたいと言ったとき、やる気がないときの親の対応と習い事のやめどきの判断基準がわかりますよ。
目次
子供の習い事のやめどきはどう決める?
まーさ
目的を達成できたか
子供の習い事は、続ける目的や達成したい目標がずっと同じとは限りません。
体を鍛える目的のスイミングが大会で優勝することに変わったり、友達と楽しむ目的で始めたサッカーがプロを目指す目的に変わることもあります。
子供の目的ならいいんですが、子供の気持ちを無視して親の目的に替わると良い結果になりません。そのため親子で目的を決めて、定期的に目的のすり合わせをしましょう。
子供なりに目的を達成して続ける必要がないと思えば、習い事をやめる基準になります。
まだやる気があるか
目的を持って始めた習い事も、子供のやる気がなくなれば続けられません。やる気がなくなれば目標もなくなります。目標がないのにお金を出す意味はありません。
惰性で習い事を続けるよりは、子供のやる気を確認してください。確認事項は「習い事の目標」「最初にやりたいと言った意思」「将来の上達の可能性」を失っても良いかです。
もちろん習い事は子供の希望をもとに、親がやらせるものです。そのため子供の意志の尊重だけじゃなく、親の気持ちを一言伝えることも忘れないでください。
高い目標を追えるか
子供の習い事の目標がその分野で大成するためなら、親は一生懸命応援しますね。ただ大成できる子は一握りで、努力してもほとんどの子は夢を諦めます。
子供がプロサッカー選手になりたくても、県選抜にも選ばれないなら大成は難しいですね。子供が本気で夢を追ってるか見極めるのは難しいです。
そのため習い事の先生が子供をどう見ているか聞きましょう。大成が難しいという意見なら、もう一度子供が目標をどう見据えているか真剣に聞いてください。
たろ
と言えば、後は親子の話し合い次第です。習い事の費用が安いわけではないので。
引っ越しなど環境が変わるか
何年も習い事を続けていると周りの環境も変わります。子供が小学生になることは自分自身の環境変化ですし、引っ越しは家族揃っての環境変化です。
環境が変化すると、親も「だらだら続けさせてもな……。」と思うもの。大切なことは環境が変わることを子供に理解させ、それでも習い事を続けたいかを考えさせることです。
子供が迷ってるなら、「ちょっと休憩して、少ししたらまた行けば良いんじゃないかな。」と提案するのもアリです。
親の負担が大きいか
子供が習い事をやめたいと言い出さなくても、費用的、時間的に親の負担が大きい場合は習い事を続けさせられない可能性があります。
親のすべてを犠牲にするほど大切な習い事はありません。子供の才能が圧倒的に素晴らしく大成する予感があれば、そのときにどうするか考えましょう。
習い事をやめたいと言ったときの対応
まーさ
「絶対に続けるならやっても良いよ。」と子供に言った手前やめることに反対する親もいますが、子供の言葉にそこまで責任をもたせることは難しいと思います。
いつまでにどんな目標を達成するまでは続けないとダメと言って始めた習い事ならわかりますが、小さな子供の習い事でそんな条件を付けることはなかなかないですよね。
子供の気持ちを無視して習い事を続けさせても、結果は得られません。そのため親は子供が習い事を始めるときに「やめたい。」と言い出すことも想定してください。
子供が習い事をやめたいと言ったら、以下の流れに沿ってやめることを了承しましょう。
- STEP.1なぜやめたいのか理由を聞く「嫌だから」「つらいから」でもいいんです。曖昧な理由じゃなく、子供に理由を言わせることが大切です。
- STEP.2失うデメリットを伝える身につけたものが中途半端になる、今の仲間との時間が減るなど失うことがあるデメリットを伝えてください。
- STEP.3最終判断のために後数回通わせる最終判断のために数回通わせてください。話し合ったうえで子供がやめたいと判断するかどうかを確認します。
- STEP.4親としての気持ちを伝える「頑張って続けたね。ママはもっとうまくなってほしかったから残念だけど、○○が決めたんだったら仕方ないね。」など冷静に気持ちを伝えましょう。
子供は簡単な気持ちじゃなく、勇気を持ってやめたいと言ったはず。物事の継続は素晴らしいことですが、誰の意思で続けるのか、何のために続けるのかを見極めてください。
もちろん子供が習い事を続けたくても、親がやめさせたい場合もありますね。その場合はどう対応すればいいんでしょうか。
子供の習い事をやめさせたいときの対応
まーさ
子供の習い事をやめさせたい親の割合
ベネッセが小学生の子供を持つ親1,587人に行った調査によると、子供の習い事をやめさせたい思ったことがある割合は27%だそうです。
習い事をさせている家庭で子供の習い事をやめさせたい思ったことがある親は34%、つまり3人中1人の親が1度は子供の習い事をやめさせたいと思ったということ。
子供の習い事をやめさせたい理由
親が子供の習い事をやめさせたいと思った理由は以下の通りです。
- 本人が興味を持てなくなったから|421人(20.4%)
- 成果や続ける価値を感じられなくなったから|348人(16.9%)
- 経済的な負担が大きいから|241人(11.7%)
- 通わせるのが大変だから|191人(9.3%)
- その他のことがおろそかになるから|114人(5.5%)
- 先生と方針が合わなかったから|92人(4.5%)
- その他|656人(31.8%)
子供のやる気を感じない、成果が見込めないことでやめさせたいと思う親は多いですが、「経済的な負担が大きいから(11.7%)」「通わせるのが大変だから(9.3%)」という理由も2割を占めています。
習い事は金銭的・時間的負担が大きい…
子供の習い事は金銭的な負担や時間的な負担がかかり、大変だと感じる人も多いです。
習い事の費用の負担
「ケイコとマナブ」の調査では、未就学児1人あたりの習い事平均数は1.7個で毎月の費用は11,708円、1つの習い事の平均費用が6,800円です。
しかも兄弟姉妹がいると人数分費用がかかります。子供の習い事だけで月々数万円の出費……。習い事をやめさせたい親の気持ちは痛いほどわかります。
習い事の時間的な負担
わたしが子供のころと違い、今の幼児や小学校低学年は子供だけで遊ぶ機会が少なくなりました。なぜなら、親から離れて遊びに行かないよう指導されるからです。
習い事も親の送迎が必須です。そのため日中2時間ほど取られます。また発表会や試合などのお手伝い、親同士の交流会などで拘束時間は短くありません。
子供の習い事で時間が取られるのは、シングル・共働き家庭では大きな負担です。「習い事の金銭的な負担+働く時間の確保が難しい……。」というダブルパンチ状態なんです。
親の負担が大きい習い事の対応
まーさ
子供の習い事をやめさせることに罪悪感を持つ親も多いと思います。
習い事は金銭・時間的余裕を持って始める
習い事を選ぶ基準は、費用や親の時間の負担も考慮しなければいけません。
ところが始めるときは大丈夫でも状況は変わるものです。そのため子供の習い事は、親に負担がかからない範囲で始めることが大切です。
子供にも金銭・時間的な理由を認識させる
我が家は息子の「体操教室」を減らして、少しだけ負担が軽くなりました。息子には「お金もかかるし時間もないから、本当にしたいものを選んで。」と選ばせました。
このように子供にもある程度金銭・時間的な負担があることを言いましょう。それでも月々26000円は大きな出費ですし、わたしの時間も減ってませんが……。
- サッカー教室|約7,000円
- スイミングスクール|約6,500円
体操教室|約6,500円
- スイミングスクール|約6,500円
- 体操教室|約6,500円
子供に習い事をさせることは親の義務じゃないので、習い事をやめさせる権利は親が持っています。とは言え、子供の意思を無視して突然やめさせるのはよくないことです。
まずは子供にも家庭の現状を教えることが大切です。お金や時間はがんばって作るものだと教えて、そのうえで子供と話し合いましょう。
大人だけじゃなく子供にも納得行く形で習い事を続けるかどうかを決めたいですね。