まーさ
どんな育児書を見ても「◯◯の成長目安は◯ヶ月ごろ。個人差があるので他の子と比べないように。」と書いてあります。
ただ、ママは赤ちゃんのお座りを待ち望んでいます。なぜなら、お座りができると赤ちゃんが1人遊びできるから!
お座りが上手になると赤ちゃんの1人遊びの時間は長くなり、ママが赤ちゃんから離れて家事などいろんなことができるようになります。
- 赤ちゃんって何ヶ月ごろにお座りできるのかな?
- 生後6ヶ月過ぎてるのにお座りに挑戦しないんだけど……。
- 早くお座りしてほしい!どうやって練習すればいいの?
赤ちゃんがいつお座りできるか不安な人、お座りが遅れていて心配な人はお座り時期の目安やお座りが遅い原因を知っておきましょう。
この記事を読めば赤ちゃんのお座りをどうやって助けてあげれば良いかわかりますよ。
目次
赤ちゃんのお座りは何ヶ月ごろ?
赤ちゃんのお座りは早い子で生後5-6ヶ月、一般的には生後7ヶ月前後ですが、お座りは時期の差が出やすいので生後5-9ヶ月と幅広く考えましょう。
しっかりバランスが取れて、どっしり座れる目安が生後9-10ヶ月です。
- 生後04-05ヶ月未満:0.5%
- 生後05-06ヶ月未満:7.7%
- 生後06-07ヶ月未満:33.6%
- 生後07-08ヶ月未満:68.1%
- 生後08-09ヶ月未満:86.3%
- 生後09-10ヶ月未満:96.1%
- 生後10-11ヶ月未満:97.5%
- 生後11-12ヶ月未満:98.1%
- 生後12-13ヶ月未満:99.6%
厚生労働省によるお座りの定義は、赤ちゃんが両手を床につかずに1分以上支えなしで座っていられることです。
お座り体験~どっしり座るまでの流れ
まーさ
赤ちゃんのお座りはいくつか段階があります。単純に床に座れたらOKじゃなく、ベビーチェアに座ったり、座って離乳食を食べられるようになることが大切です。
生後5-6ヶ月のお座り体験
首がすわって落ち着いた赤ちゃんは、起き上がりたい欲求が出ます。ママは赤ちゃんの首すわりを確認したら、手を添えてお座り体験をさせましょう。
赤ちゃんはお座りからどの方向に倒れるかわからないので、手で腰を支えてください。
ただし、これは練習じゃなく赤ちゃんにお座りの目線を体験させるものです。長い時間お座りをすると腰や背中を痛めるので、適度に体験させましょう。
生後7-8ヶ月のお座り練習
生後7ヶ月ごろには腰がすわり始め、お座りをしながらバランスを取れるようになります。
お座りはおしりの筋肉や尾てい骨の発達、腰回りの筋肉が必要です。そのため、無理せず徐々に慣らしましょう。腰回りが発達すると、座ったまま遊べるようになります。
またこのころには首の筋肉が発達し、後ろに転がっても反射的に頭を浮かせてゴンッ!とぶつけることが少なくなります。
もちろん物を避けて転がるわけじゃないので、赤ちゃんの周辺に硬い物や家具がある場所では遊ばせないでください。
生後9-10ヶ月のどっしりお座り
生後9-10ヶ月になると、腰回りがしっかりしてどっしりお座りができるようになります。
腰がすわってお座りが安定すると、立ってよろけて尻もちをついてもそれ以上転がることが少なくなるのでママも安心です。
赤ちゃんと外に遊びに行っても座って遊ぶことが多くなります。誤飲も増えるので、外出先でも赤ちゃんから目を離さないでください。
赤ちゃんのお座り練習方法
まーさ
お座りは上で説明した段階を踏まえて、徐々に安定するように練習しましょう。
- STEP.1縦抱きで好奇心を高める赤ちゃんが顔を起こせる縦抱きの視点を堪能させます。赤ちゃんを縦抱きして散歩に行き、自然や風景をたくさん見せて、好奇心を高めます。
- STEP.2クッションで身体を起こす仰向け状態から厚めのクッションを使って上半身を起こすだけで赤ちゃんは視点が変わり、ママを目で追えるようになります。もちろんバウンサーでもOKです。
- STEP.3たまにお座り体験をさせる赤ちゃんを支えてお座りを体験させましょう。ただし腰すわりが安定せず、お座りを嫌がる子もいます。そんな赤ちゃんには無理をさせないでください。
- STEP.4バンボなどで手の支えをなくす生後7ヶ月を過ぎて腰がすわったら、バンボやハガブーを使って支えをなくします。ベビーチェアでもいいですが、倒れると怖いので壁際に座らせてもいいですね。
個人的にはバンボがおすわり練習に最適とは思ってません。わたしは息子と娘にバンボを使ってましたが、その理由はただただ可愛いからです(^_^;)
お座りできない・嫌がってしない原因
まーさ
赤ちゃんはみんなアクティブで、いろんなことに興味津々なわけじゃないです。寝てる以外はママの抱っこじゃないと嫌がる子もいますし、不安定なお座りを怖がる子もいます。
前のめりに抵抗があるから
赤ちゃんのお座りは、何となくテディベアのイメージです。膝は軽く伸ばし、腰は少し前のめりに丸く倒すことでバランスをとっています。
前傾を維持できない子は前に倒れます。反対に前傾を嫌がる子は、後ろに重心がかかってお座りできません。お座りでバランスを崩す子は、だいたい後ろに転がりますよね。
腰がすわってないから
生後7-8ヶ月ごろだとまだ腰回りの筋肉や骨格が発達していない場合があり、無理にお座りさせると腰を痛めるかもしれません。
初めのお座りは腕を前に出し、少し前傾でバランスが取れた状態です。腰がすわるとおしりでバランスをとって、体を動かしても安定したお座りができるようになります。
頭が少し大きめだから
頭が少し大きい子はバランスをとるのが難しく、お座りを維持できません。また頭が少し大きい子は首すわりにも時間がかかるので、お座りが遅くなる傾向があります。
床に違和感があるから
お座りは体を起こして、おしりだけで体を支えます。もし赤ちゃんが床の感触を嫌がるとお座りをしない可能性があります。
そんなときは柔らかめのクッションを用意したり、布団の上でお座りさせてみましょう。
おむつが汚れて不快だから
おむつが汚れているときにお座りすると、赤ちゃんには不快感があります。赤ちゃんがお座りを嫌がったらおむつを変えたり、お風呂に入った後にお座りをさせましょう。
筋緊張低下症のため
お座りが遅い子の中には、筋肉の緊張をコントロールする神経系が未発達な「
ほとんどの筋緊張低下症は「乳児良性筋緊張低下症」で成長すると改善しますが、稀に悪性の筋緊張低下症の場合があります。
筋緊張低下症は通常、出生時、または乳児の頃に発見されます。赤ちゃんに筋緊張低下症がある場合、出生時にふにゃふにゃしているように見え、肘や膝がやや曲がる状態になりません。赤ちゃんは、その後もお乳を飲むことや運動技能に問題を持ち続ける可能性があります。
さまざまな疾患や障害が筋緊張低下症の原因になります。筋力や運動神経、また脳に影響するため、症状にはすぐに気づきますが、問題の原因となっている疾患や障害を診断することは困難である場合があります。
筋緊張低下症|Healthline
赤ちゃんのお座りのまとめ
赤ちゃんが生後6ヶ月でお座りに挑戦しないと遅いということはないですし、1歳前でもお座りがふらふらする子もいます。
お座りができる時期は個人差があるので、基本的には自発的な行動を待つことが大切です。
お座りは、赤ちゃんが1人で座ってママから離れる自立の一歩です。初めは手を添えたり、目線を合わせていっしょに遊んであげると、安心して早くお座りに慣れます。
もちろん、お座りは1度成功しても不安定な時期が続きます。周囲に危険がないか確認して、赤ちゃんが倒れても安全なように布団やクッションも用意してください。
ただし生後7-8ヶ月を過ぎてもお座りの姿勢ができない、1歳でもお座りが安定しない場合は小児科に相談しましょう。
赤ちゃんの首すわりからひとり歩きまでの運動機能の時期が気になる人は、以下を参考にしてください。それぞれの練習方法も合わせて説明しています。