まーさ
なぜ兄妹でこんなに性格が違うのか……足したらちょうど良くなるのに……。とは言え悪いところが足されたらえらいことになるんですけどね。
「第1回オリックス 働くパパママ川柳」の結果が発表されました。川柳と言えば、第一生命のサラリーマン川柳が有名ですね。
働くパパママ川柳は応募総数およそ5万作品から、「大賞1作品」「パパ目線賞3作品」「ママ目線賞3作品」「優秀賞10作品」「佳作20作品」が選ばれました。
どの川柳も子育てしながら家事や仕事を頑張ってるパパやママの姿が想像でき、「あーわかるわー。」と共感できるものばかり。
また、働くパパママ川柳のイラスト(冒頭引用)が子育てと仕事を前向きに取り組んでいるパパとママの雰囲気を表していて、ちょっとうらやましく思ったり……。
そこで今回は、子育てをするパパママなら共感する川柳をざざっとご紹介します。
以下、「第1回 オリックス 働くパパママ川柳特集:朝日新聞デジタル」作品と応募者名などを引用します。
川柳とは
まーさ
川柳とは、俳句と同じく「五・七・五」の十七音で構成されている定型詩のことです。川柳には、決まったルールがないため、あまり難しく考える必要はありません。
俳句と川柳の違い
川柳と俳句の違いは3つあります。
- 俳句には季語が必要ですが、川柳には季語がいりません。
- 俳句は文語表現ですが、川柳はわたしたちが普段使う口語表現です。
- 俳句では「や」「かな」「けり」などの切れ字を使いますが、川柳はとくに必要としません。
というわけで、川柳は「五・七・五」で言葉がまとめられていれば、とくにこだわりはないということですね。
そのため、短い期間で全国から5万作品もの川柳の応募があったのでしょう。
働くパパママ川柳の入賞作品は?
入賞作品|大賞
なおみん(42歳・女性/神奈川県)
わたしはパソコンを持ち歩くキャリアママではないので、ぴったりの共感はできないのですが、どのカバンにもおむつやおしり拭きが常備されているのはわかります。
入賞作品|パパ目線賞
パパシー(30歳・男性/福岡県)
新婚さん(36歳・男性/大阪府)
兼業主夫(37歳・男性/東京都)
パパ目線だとおむつ替えでも緊張するみたいですね。うちの夫も「おむつ替えができたら成長した気がする。」と言ってましたし……(^_^;)
また、「ワンオペ」や「神ってる」などの流行の言葉を入れるのも、今どきの川柳で入賞を目指すコツなんでしょう。
入賞作品|ママ目線賞
パタパタママ(34歳・女性/大阪府)
煮え湯(39歳・女性/京都府)
産休中(39歳・女性/埼玉県)
わたしが最も共感したのは、「すべりこむ 会社に園に お布団に」です。
「明日もお弁当だから、く早く寝なきゃ。」「運動会だから……。」「発表会だから……。」と、布団に入ることも予定に組み込まれている感じがします。
入賞作品|優秀賞
ココナッツ(13歳・女性/東京都)
家事リーマン(41歳・男性/埼玉県)
そらそらお(51歳・女性/千葉県)
オンマー(36歳・女性/兵庫県)
野球少年(14歳・男性/三重県)
コトノシン(31歳・女性/三重県)
たっちゅんママ(24歳・女性/京都府)
キーさん(34歳・女性/東京都)
上の空(56歳・男性/京都府)
はますだれ(55歳・男性/神奈川県)
今は夫婦共働きが多いので、「初トイレ あんよも全て 保育園」というのも仕方ないですよね。子供の成長を見るためにはつきっきりにならなければいけないので、現実的ではないという夫婦は多そうです。
「ひと休み したいと願い 5年経つ」も共感できるママが多いでしょう。5-6歳までの子育ての悩みランキングの上位には、ずっと身体の疲れと時間がないことがランクインしています……。
いつもは仕事で忙しいパパやママも、病気になると「ウイルスが 縁で三人 水入らず」という状態になるということですかね。これは、去年末のうちの状況です。水入らずという穏やかなものではありませんでしたが。
佳作
ゆるゆるママ(44歳・女性 / 鹿児島県)
さごじょう(34歳・男性 / 愛知県)
りのんぱ(37歳・男性 / 東京都)
なつママ(39歳・女性 / 千葉県)
りょうちゃん(33歳・女性 / 千葉県)
橘孔雀(52歳・男性 / 福井都)
ジミさん(50歳・女性 / 東京都)
しーしー(45歳・女性 / 千葉県)
アンディ(49歳・男性 / 神奈川県)
育児するメン(24歳・男性 / 京都府)
ぽにまむ(31歳・女性 / 山形県)
黄金虫(65歳・男性 / 千葉県)
まなみんママ(30歳・女性 / 兵庫県)
コダクさん(55歳・女性 / 山口県)
ナンサン(76歳・男性 / 神奈川県)
フランソワゆう子(40歳・女性 / 神奈川県)
おいまる(44歳・男性 / 東京都)
パパはランドセル(28歳・男性 / 広島県)
拓颯(51歳・女性 / 宮城県)
よし、やるぞう!(41歳・男性 / 千葉県)
佳作にも面白い川柳がたくさんありますね。わたしがとくに好きなのはこの5つですね。
- ありがとう 笑顔でふえる パパの家事
- 苦労消す 消しゴムなんだ 子の笑顔
- はじめての お遣いちゃんと パパ出来た
- 「やっとくよ」 パパの一言 まじで神
- にらめっこ 子供の熱と 勤務表
パパの育児や家事はママのストレス、心配事の1つですが、ちょっとでもやってくれるとありがたいです。「疲れてるなら洗濯と食器洗っとくよ。」まさにまじで神です。
あとは、ありきたりですが、子供の笑顔は本当に疲れを忘れさせてくれますね(疲れの原因は子供ですけど)。
働くパパママ川柳の感想
もっと妻から夫に対するパンチが効いたシニカルな作品があるかと思いきや、「大変だけど、がんばるよー。」という川柳が多く、昔を思い出し、ほんわかした懐かしい気持ちになれました。
サラリーマン川柳の方は面白い作品も多いのですが、以下のように皮肉が効きすぎていて、苦笑いだったり、イタタ……という作品もあるので、わたしは「働くパパママ川柳」の方が好きですね。
- ボディコンを 無理して着たら ボンレスハム
- いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦
- 退職金 もらった瞬間 妻ドローン
来年もあるはずなので、わたしも応募しようと思います。川柳の応募数はサラリーマン川柳を超えているので、もしかしたら、一大ムーブメントになるかもしれません。
みなさんも、普段の育児生活の中から1つ2つは思いつくはずです。大々的ではなく、「パパママ川柳がおもしろい! – 男が育休を取ったら気づけたこと」のように小さく行われているものでも意外と楽しいですよ(むしろわたしはこっちの方が面白かったです)。