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子供に教える正しい鼻のかみ方と練習方法、鼻詰まりの影響

正しい鼻のかみ方と練習方法

まーさ

うちの子夜中に痰がからんで吐き戻すから、毎日寝かせる前に鼻をかませないと……。

うちの娘は冬になると多いときは週2-3回、「ゲホッゲホッ、ゴホッ、ゴゥエー」と吐きます。これは鼻詰まりのせいで痰が絡んでいるからです。

ひどいときは2日連続もあるので、シーツとパジャマの洗濯が大変……。

鼻が詰まってるときすするのはNG。鼻水をすすっても解決しませんし、悪影響もあります。そのため鼻水を残さないように鼻をかませないといけないんです。

  • 鼻水が残ってるとどんな悪い影響があるの?
  • 正しい鼻のかみ方ってどうすればいいの?
  • 子供にどうやって鼻のかみ方を教えればいい?

病気と鼻水は関係が深いので、鼻のかみ方を教えるだけでママの心配は1つ減ります。ただし鼻をかむ行為は意外と難しく、大人も3割以上間違った鼻のかみ方をしています。

子供の鼻詰まりで悪い影響が心配なママはこの記事を最後まで読んで、鼻詰まりの影響、正しい鼻のかみ方と間違った鼻のかみ方をしっかり押さえておきましょう。

子供が鼻をかめないとどんな影響がある?

まーさ

子供が鼻をかめなくて鼻が詰まってるとどんな悪い影響があるの?

赤ちゃん~子供の鼻詰まりの悪い影響は以下の通りです。

とにかく不快で泣く

鼻呼吸をする赤ちゃんは、鼻が詰まると息苦しで泣きます。泣くと体温が上がり、血管が開いて鼻粘膜の毛細血管の血流が増え、さらさらの鼻水が出て鼻の通りが良くなります。

でもしばらくすると鼻が詰まって泣きます。この繰り返しは見ていて可哀想です。もちろん子供も鼻が詰まると息苦しさを感じます。

母乳が飲みづらい

赤ちゃんは母乳を飲みながら空気もたくさん吸い込みます。慣れると鼻で呼吸をしながら上手に口で母乳を飲めるようになります。

ところが鼻が詰まると鼻呼吸できないたので、何度もおっぱいから口を離してブヒブヒ言いながら母乳を飲みます。そのため授乳中に疲れて途中で寝てしまうこともあります。

口が開きっ放しになる

鼻が詰まってると口呼吸するようになります。子供の口呼吸が癖になると口が開きっ放しになり、下顎と舌の位置がずれた状態で成長します。

そのため歯が生えた時に上下の噛み合わせがずれて歯並びに影響を与え、虫歯や顎関節症の原因になったり、発音に影響を与えます。

寝付きが悪く夜中に起きる

乳幼児の鼻が詰まると、寝付きが悪くなります。夜中に起きる頻度も高くなり、夜泣きの原因にもなります。夜中に起きても、鼻が詰まってるとすぐ眠れません。

睡眠時間もズレますし、生活リズムも身につきません。また十分な睡眠を取れないことで、心身の発達に影響を及ぼす可能性もあります。

集中して遊べない

鼻づまりがひどいと集中して遊べなくなります。集中して遊べないと考える力が乏しくなるなど脳の発達に影響を及ぼします。

涙やよだれが止まらない

目、鼻、口はつながってるので、鼻が詰まるとよだれと涙が増えて止まらなくなります。

よだれを放置すると肌荒れの原因になります。肌が荒れると痛くて、痒くて、さらに泣くようになり……不機嫌になって……寝付きが悪くなって……という恐ろしいループに。

好き嫌い・偏食が増える

偏食をなくすには、3歳の味覚形成までにいろんな食べ物に慣れる必要があります。

味覚形成の時期に鼻が詰まって嗅覚が正常に働かないと食べ物の正確な味がわかりにくくなり、好き嫌いや偏食が余計に増えてしまいます。

いびきによる呼吸・睡眠障害につながる

寝ているときに鼻が詰まってると、いびきの原因になります。いびきは発育障害や睡眠障害を起こしたり、ホルモンバランスが崩れて肥満になる恐れもあります。

痰による咳で吐き戻しをする

鼻づまりの子供は寝ているときに喉に鼻水が入り、痰がからんで咳き込みます。小さな子は痰をうまく処理できないので、咳といっしょに吐き戻してしまいます。

蓄膿症、急性中耳炎などの病気にかかる

鼻水は鼻から入った細菌やウイルスを体内に侵入しないようにする役割があります。

そのため鼻水をすすると鼻水といっしょに細菌やウイルスが体内に侵入し、鼻に感染すると副鼻腔炎(蓄膿症など)、耳に感染すると急性中耳炎などの病気になります。

このような鼻づまりの悪影響を受けないために、赤ちゃんは鼻水をママが処理し、子供には鼻水をすすらずに鼻を正しくかむ方法を教えましょう。

子供が鼻をかめるのは何歳から?

まーさ

子供が鼻をかめるのって何歳からなのかな。

子供が鼻をかむことができる年齢は3-4歳ごろです。といってもすぐに正しく鼻をかめるわけじゃありません。

鼻をかむ女の子

子供が鼻をかむ行為は病気の予防になるので早めに教えて、鼻水が出たら鼻をかむ習慣をつけます。子供が鼻をかむ流れは以下の通り。

  • STEP.1
    ママが鼻の下の鼻水を拭き取り、鼻水をティッシュで拭くことを教える
  • STEP.2
    ママが鼻にティッシュを当て、片方ずつ「ふーん」と鼻息を出すようにする
  • STEP.3
    子供に自分でやらせてみるが、初めはぐちゃぐちゃ
  • STEP.4
    徐々にティッシュの持ち方や片方ずつ鼻息を出せるようになる
  • STEP.5
    正しい鼻のかみ方に修正して悪い影響が出ないようにする

ママが根気よく正しい鼻のかみ方を教えてあげれば、3歳でたどたどしく鼻をかめ、4-5歳である程度きれいに鼻をかめるようになります。

大人の57.8%が間違った鼻のかみ方

実は子供だけじゃなく、大人も正しく鼻をかめない人が多いようです。

15歳以下の子供を持つ母親1000人に行った調査によると正しく鼻をかめない子供は57.8%で、母親の31.2%が間違った鼻のかみ方を子供に教えていることがわかりました。

子供の正しい鼻のかみ方調査

正しい鼻のかみかた調査

子供の鼻の健康に関する意識調査|大王製紙

間違った鼻のかみ方をする大人は、やっぱり親から鼻のかみ方を教わってます。ということは代々間違った鼻のかみ方をしてるんです。

正しい鼻のかみ方と間違った鼻のかみ方

まーさ

えー、じゃあ正しい鼻のかみ方ってどうすればいいの?

正しい鼻のかみ方は以下の通りです。詳しく解説しますね。

正しい鼻のかみ方として、専門家が勧めるポイントは、[1]反対側の鼻を押さえて片方ずつかむ[2]鼻水を押し出すために、しっかり口から息を吸う[3]ゆっくり少しずつかむ[4]最後まで強くかみすぎない[5]鼻の周りを傷つけないように、肌にやさしいティッシュを使う――の五つ。

【大王製紙】親子で「正しい鼻のかみ方」できず‐鼻の健康に関する調査 : 薬事日報ウェブサイト 薬学生版

正しい鼻のかみ方

  • STEP.1
    片方の鼻の穴をティッシュでふさぐ
    片方の小鼻を指で押さえて、もう片方の小鼻に適度なサイズのティッシュをあて鼻の穴を塞ぎます。鼻をかんだときに、鼻水が周囲にはみ出ないよう注意しましょう。
  • STEP.2
    口から息をしっかり吸う
    口から息を吸い込み、口を閉じて鼻から息を出します。
  • STEP.3
    ゆっくりと鼻水を押し出す
    「ふーーん!」と勢いよく鼻息を吹き出すんじゃなく、ゆっくり強く鼻水を押し出すイメージで何度もこまめに鼻をかみます。片方が終わったら次はもう片方も同じように鼻をかみます。
  • STEP.4
    鼻水を鼻に残さない
    鼻水はどちらの鼻の穴にも残さないように、最後までしっかり出し切ります。
  • STEP.5
    優しくきれいに拭き取る
    鼻のまわりを傷付けないよう、小鼻を絞ったり、強く押さえずに鼻水をきれいに拭きとります。

中日新聞・電子編集部の正しい鼻のかみ方がわかりやすかったため、文字でわかりにくい人は動画で正しい鼻のかみ方を確認してください。

間違った鼻のかみ方

まーさ

ん?わたし鼻のかみ方間違ってなかったよ?

という人も間違った鼻のかみ方も知っておきましょう。間違った鼻のかみ方をすると鼻水が残ったり、鼻の粘膜が傷ついて鼻血が出やすくなります。

両方の鼻を同時にかむ

両方の鼻を同時にかむと鼻腔内の圧力が強くなるので、鼻水が中耳に入って急性中耳炎になったり、圧力のせいで鼓膜が破れたり、めまいが起きたり、耳鳴り、頭痛症状がでる外リンパ瘻がいりんぱろうを起こします。

思いっきり鼻をかむ

思いっきり鼻をかんだ場合も、両方の鼻を同時にかんだときと同じで急性中耳炎、鼓膜損傷、外リンパ瘻、外リンパ漏の原因になります。

片手だけで鼻をかむ

うちの娘は横着して片手で鼻をかみます。ただ片手だと鼻がしっかり抑えられずに空気が漏れますし、鼻水もあっちこっちに飛び散ります。

鼻水を残したままかみ終える

鼻水が残ったまま鼻をかみ終えると、残った鼻水内の細菌やウイルスが増えて急性中耳炎や急性副鼻腔炎の原因になります。

鼻は強くかみすぎず、鼻水を残さないようにする……というとなかなか難しいんですが、自分なりに鼻水をかみきれる強さを見つける必要があります。

鼻をすする

鼻をすする癖がある子も多いですね。残った鼻水をすすったり、鼻をかまずに鼻水をすする癖があると、繁殖した細菌やウイルスを身体の中に取り込んでるようなものです。

鼻のかみ方を教えるコツと練習方法

まーさ

鼻のかみ方ってどうやって教えたらいいの?なにかいい練習方法ってない?

鼻から空気を出す感覚を覚えさせる

バースデーケーキのロウソクを拭き消せるのは3歳前後からです。口から上手に空気を出す行為は、子供にとって簡単じゃありません。鼻からはなおさらです。

そのため、まずは鼻から空気を出すことを教えましょう。口から息を吸い込み、片方の鼻の穴を押さえてゆっくり空気を出す練習を繰り返します。片方ができたらもう片方も。

ロウソクの火は勢いよく空気を当てるより、長く強く確実に当てた方が消えます。同じように鼻からの息も長く強く出せれば、鼻息のコントロールはバッチリです。

鼻かみ練習を嫌がる子には「はなかめるゾウ」を使っても良いと思います。鼻息を使って、象のイラストが描かれた風船を膨らませるもの。使い方動画もありました。

枚数や大きさは子供に合わせて

鼻をかむときにティッシュを1枚使いますか?2枚重ねて使いますか?それとも、1枚を折って使いますか?

ティッシュの使い方に正解はないです。鼻水の量によるので、教える場合は子供が鼻をかみやすいティッシュの大きさ・枚数で教えましょう。

後は家庭のルール次第です。無駄なティッシュを使う必要はないですが、ティッシュは再生紙ですし、個人的には気にしません。しっかり鼻をかめることの方が大切です。

鼻の押さえ方を確認する

鼻をティッシュで覆うと、子供がどう鼻を押さえてるか見えません。ただ注意深く見たり、鼻をかむ音を聞く限り「両方同時に鼻かんだろ……(-.-;)」ということがあります。

子供は面倒なことを嫌がりますが、両方の鼻をかんでると感じたら何度も「鼻は片方ずつかみなさい。」と教えてください。

正しく鼻をかむことによる効果

子供が正しく鼻をかめるようになって鼻水を出しきれると、鼻づまりを解消して中耳炎などの病気予防になるだけじゃなく、子供の成長を阻害する口呼吸を減らせます。

口呼吸が癖になると口が開けっ放しになって虫歯や口臭の原因になったり、歯並びや噛合せが悪くなったり、発音に影響が出ます。これらの悪影響が減るのは大きいですね。

また鼻づまりの解消で食べ物の純粋な匂いがわかるようになれば、好き嫌いがはっきりします。偏食を改善したいなら、まずは食べ物の好みを明確にしないといけません。

鼻づまりが解消すればいびきが減ったり、痰が絡んで夜中に吐くこともなくなります。

最初から正しく鼻をかめる子はいないので、ママはイライラしないように時間をかけて優しく教えてあげてください。

あと必ず1回はイタズラでティッシュ乱舞をするので覚悟してください(^_^;)

もしまだ鼻がかめない子はママが鼻づまりを解消するしかないですね。鼻づまりは放置しないで、正しく解消してあげましょう。詳しくは以下を参考にしてください。