まーさ
わたしたちは普段、子供のお世話をしたり、子供を育てるという意味で「育児」や「子育て」という言葉を使いますね。
ほとんどのママが育児と子育ては同じ意味だと考えて、言葉の使い分けはしていないはずです。もちろんわたしも、育児と子育てを意識して使い分けることはないです。
ところが、育児と子育てはちょっとだけ意味が違うんです。この意味の違いで、育児は何歳までするものかがなんとなくわかります。
そこで今回は、育児と子育ての違い、育児は子供が何歳までするかについてお話します。
育児と子育ての違い
まーさ
育児とは
大辞林で「育児」の意味を調べると「乳幼児を育てること」とあります。乳幼児は乳児と幼児なので、0歳児から小学校入学前の6歳児が該当します。
また広辞苑でも「乳幼児の世話、養育をすること」とあるので、一般的には育児の対象が0-6歳児なのは間違いないようです。
乳幼児なので授乳、おむつ替え、寝かしつけ、トイレトレーニング、挨拶、言葉の習得など社会生活に必要な基礎知識を教えることが育児の意味と考えて良いと思います。
子育てとは
子育ての意味を大辞林で調べると「子を育てること。育児」とあります。前半部分の「子を育てること」は、年齢の範囲はわかりません。
一般的な解釈をすると18歳未満は子供なので、18歳未満の未成年※を育てる行為ということです。
注意民法改正により成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、女性が結婚できる年齢を16歳から引き上げて男女とも18歳とする(2022年4月1日施行予定)
「育てる」を大辞林で調べると以下の意味があります。
- 生き物が成長するよう世話をする。
- 次第に大きくなるようにする。
- 能力・資質をのばすように教え導く。一人前になるようにしこむ。
- おだててそそのかす。
子育ての「育てる」は「生き物が成長するよう世話をする。」ですね。そのため、18歳未満の未成年を成長するよう世話をする行為が「子育て」になります。
子育ての意味の後半部分の「育児」は、18歳未満の未成年の中でも0-6歳児を強調していると考えて良いと思います。
育児・子育ての類義語
育児と子育てには、たくさんの類義語があります。それぞれを類義語辞典で調べてみると、「養育」「養い」「愛育」「育み」「保育」などが類義語です。
こそだて【子育て】の類語・シソーラス – 類語辞書 – goo辞書
養育 とは
養育は子供を育てる意味で使われますが、親がいない子供や親が育てられない子供を保護する意味でも使われます。また、老人や病人を保護する場合も養育を使います。
「養い」も養育と同じ意味で使います。
愛育 とは
愛育はかわいがって大事に育てることです。育児や子育てと同じように使いますが、とくに大切に育てることを文章で強調する表現です。
育み とは
育みとは、子育てに限らず、何かを大切に守ったり、大きく育てる場合に使います。たとえば、「愛を育む」「森林に育まれた」「大切に育まれた子ども」などの使い方です。
保育 とは
保育は保護し育てることです。とくに幼児の正常な発育のために、幼稚園・保育所・託児所などで養護を目的とした教育を行う意味で使うことが多いですね。
ちなみに、
育児は乳幼児、子育ては未成年が対象
調べた限り、育児と子育てに大きな意味の違いはありません。子育ての方が子供を育てる幅広い意味で使われ、育児の方が乳幼児を育てる限定した意味で使われています。
まぁ、それほど真剣に使い分けをする必要はないんですけどね。
他にも育児をしているといろんな言葉の違いが気になりますよね。以下も参考にしてください。