まーさ
赤ちゃんは離乳食が始まると徐々に母乳・ミルク以外の水分、とくに麦茶を飲むようになります。
この赤ちゃんに飲ませる麦茶って何でもいいんでしょうか。それとも、コンビニや薬局にある「ベビー麦茶」じゃないとダメなんでしょうか。
- ベビー麦茶と普通の麦茶って何が違うの?
- 普通の麦茶を赤ちゃんに飲ませるとどうなるの?
- 赤ちゃんに飲ませる麦茶で一番お得なのって何?
ベビー麦茶って容量が少ない割に結構高いんですよね。普通の煮出し麦茶を飲んでるともったいなく感じますよね。
まーさ
と思った人はこの記事を最後まで読んでください。赤ちゃんにどういう麦茶を飲ませれば良いのかをお話しますね。
目次
赤ちゃん用麦茶と大人用麦茶の違い
まーさ
と思ったママは、残念ながらハズレです。
ベビー麦茶と普通の麦茶にはどちらもビタミン、マグネシウム、亜鉛、カリウム、リン、マンガンなどの成分が含まれていて、100mlの成分量に多少の違いがあります。
ただしこれはメーカーのちょっとした成分量の違いです。基本的に赤ちゃん用の麦茶と普通の麦茶の原料・成分に違いはなく、味が濃いか薄いかで分けています。
そのためわざわざ赤ちゃん用のベビー麦茶を買わなくても、大人が普段飲む煮出し麦茶や市販のペットボトル麦茶を薄めれば、ベビー麦茶の代用になります。
もちろんどの麦茶にもカフェインは含まれてないので、離乳食が始まった赤ちゃんや子供に安心して飲ませることができます。
赤ちゃん用麦茶の作り方
まーさ
ベビー麦茶を使わずにお家で赤ちゃん用麦茶を作る方法は簡単で、大人が飲む普通の麦茶を3倍以上に薄めるだけです。
麦茶は何で薄めればいいの?
麦茶を薄めるのは湯冷まし、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーを使いましょう。
湯冷ましの作り方は「湯冷まし・白湯の違いは?調乳の温度や使い方、保存方法など 」を参考にしてください。
またミネラルウォーターやウォーターサーバーの水は、硬度100mg/L以下の軟水がマストです。赤ちゃんがミネラルを摂リすぎると下痢になる可能性があります。
水出し麦茶じゃダメなの?
水出し麦茶でも問題ありません。ただし水道水を使うと意味がないので、湯冷ましを作るとなると結局煮出しと手間は変わらないです。
なので、ミネラルウォーターかウォーターサーバーを使って水出しすればOKです。
麦茶は薄めないとダメなの?
麦茶を薄めなくても、赤ちゃんの体に害はありません。ただ味が濃くて苦いので、赤ちゃんが嫌がって飲まないんです。
赤ちゃんは味を感じる味蕾(味覚細胞)が大人の1.5-2倍あり、大人より苦味や酸味を強く感じます。そのため赤ちゃんは大人が感じない麦茶の苦味を感るんです。
煮出し麦茶、ペットボトル麦茶、ベビー麦茶のメリットデメリット
まーさ
煮出し麦茶、ペットボトル麦茶、ベビー麦茶は赤ちゃんに飲ませる手間と値段(コスト)で考えましょう。選択肢は以下の7つになると思います。
- 煮出し麦茶+湯冷まし
- 煮出し麦茶+ミネラルウォーター
- 煮出し麦茶+ウォーターサーバー
- ペットボトル麦茶+湯冷まし
- ペットボトル麦茶+ミネラルウォーター
- ペットボトル麦茶+ウォーターサーバー
- ベビー麦茶
煮だし麦茶のメリット・デメリット
煮出し麦茶のメリットは値段です。お得用だと1リットル用のティーバッグが50パック入って200円弱でスーパーに置いてあります。
煮出し麦茶のデメリットは、1度作ると保存が効かないことです。雑菌が繁殖するので、その日使った麦茶は余っていても捨ててください。
ペットボトル麦茶のメリット・デメリット
ペットボトル麦茶のメリットはすぐ手に入ることです。自販機、コンビニ、スーパー、薬局どこでもあります。
ペットボトルの麦茶のデメリットは、煮出し麦茶に比べて値段が高いことです。スーパーだと500mlで100円前後、自販機やコンビニだと150円ほどですね。
ベビー麦茶のメリット・デメリット
ベビー麦茶のメリットは、薄める必要がないことです。蓋を開けてマグや哺乳瓶に入れて飲ませるだけなので簡単です。
ベビー麦茶のデメリットは、値段が高めなこと(100-125mlで60-100円前後)と余っても大人が飲む麦茶としては薄くてあんまり美味しくないところです。
湯冷まし、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーの比較
まーさ
麦茶を薄めるには、湯冷ましかミネラルウォーターかウォーターサーバーを使います。どれがいいか比較してみましょう。
湯冷ましのメリット・デメリット
湯冷ましのメリットはコストが安いことですね。水道水で湯冷ましを作る煮沸時間は10分ほどなので、電気ケトルよりヤカンが良いです。1回3円前後のガス代だと思います。
湯冷ましのデメリットは手間がかかることです。100℃に沸騰した白湯を適量で30-40℃まで冷ますのに流水で10分ほどかかります。
ミネラルウォーターのメリット・デメリット
ミネラルウォーターのメリットは手間がかからないこと、どこでも手に入ることです。常温で置いておけば温度調整の必要もないので、蓋を開ければすぐ使えます。
ミネラルウォーターのデメリットはコストがかかることです。500mlで80-100円前後なので、毎日使うとすれば3000円ほどになります。
ウォーターサーバーのメリット・デメリット
ウォーターサーバーのメリットは手間がかからないこと、無駄がないことです。お湯と水の両方出るタイプなら混ぜれば適温になりますし、1本開けて余るということもないです。
ウォーターサーバーのデメリットは定期コストがかかること、スペースが必要なことです。24Lで4000円/月ほどなので、用途が少ない家庭だと邪魔な時期があるかもです。
煮出し麦茶+ウォーターサーバーがおすすめ
まーさ
わたしがもっともおすすめするのは、「煮出し麦茶+ウォーターサーバー」です。
一番手間がかからないのは哺乳瓶やマグに移し替えるだけでOKな125mlのベビー麦茶ですね。ただしお出かけ向きです。毎日飲む用だと「70円×365日=21900円」は高過ぎです。
一番安いのは伊藤園の煮出し麦茶です。これだと1ティーバッグあたり3.5円なので単純計算だと「3.5円×365日=1277円」と格安です。
それを薄めるのに一番手間がかからないのはミネラルウォーターです。ただし500mlが80-100円前後なので、コストがかかります。しかも余るともったいないです。
同じく手間がかからないのはウォーターサーバーです。こちらも500ml換算だと80-100円前後です。ただしサーバー型なので余ることはなく、衛生管理の必要もないです。
というわけで、コスト面と手間で考えると「煮出し麦茶+ウォーターサーバー」が一番お得で楽ちんだと思います。
もちろん人によってコスト面を重視したい人、時間面を重視したい人がいます。それぞれ自分に合った方法で赤ちゃんに麦茶を飲ませてあげましょう。