まーさ
赤ちゃんの寝返りは、早い子もいれば遅い子もいます。そんなことはわかってるけど、寝返りが少し遅いと感じると我が子のことなのでやっぱり心配になります。
- 赤ちゃんが寝返りするのって平均何ヶ月ごろ?
- うちの子寝返りが遅い気がするんだけどなんで?
- 寝返りの練習ってどうすればいいの?
- 寝返りがした後が怖い……どうすればいいのかな。
赤ちゃんの寝返りが遅い……と不安な人は、寝返り時期の目安や寝返りが遅い原因を知っておきましょう。また寝返りの練習に付き合って、赤ちゃんの成長を助けましょう。
この記事を読めば、赤ちゃんの寝返りを効率よく助けられるようになりますよ。
目次
赤ちゃんの寝返りは何ヶ月ごろ?
まーさ
一般的な寝返りの目安は生後4-5ヶ月過ぎですが、早い子は生後3ヶ月、遅い子は生後5-6ヶ月ごろです。体が大きく体重が重い子はそれ以上かかることもあります。
- 生後02-03ヶ月未満:1.1%
- 生後03-04ヶ月未満:14.4%
- 生後04-05ヶ月未満:52.7%
- 生後05-06ヶ月未満:86.6%
- 生後06-07ヶ月未満:95.8%
- 生後07-08ヶ月未満:99.2%
- 生後08-09ヶ月未満:98.0%
赤ちゃんの首がすわっていれば、寝返りが多少遅くても心配いりません。生後6ヶ月を過ぎても寝返りができないときは、小児科で相談してください。
赤ちゃんが寝返りしない・できない理由
まーさ
赤ちゃんが寝返りできないのはいくつか理由があります。
うつぶせが苦しいから
うつぶせにすると違和感を感じたり、苦しさを感じる赤ちゃんは、なかなか寝返りをしようとしません。
景色が変わって怖さを感じるから
好奇心が強くない赤ちゃんは、見慣れた景色が変わることを嫌がります。また、ママの顔が見えなくなることにも怖さを感じるかもしれません。
体が大きいから
体が大きく体重が重い赤ちゃんは、寝返りが遅れる場合があります。
動きにくい服装だから
冬は重ね着で動きにくくなるので、寝返りの邪魔になります。またおむつも寝返りの邪魔になります。
赤ちゃんが寝返りをしやすいのは、4-5月、9-10月ごろでお風呂あがりの薄着の時間帯です。そのため、お風呂上がりに裸で寝返りする子は多いですね。
寝返りから寝返り返りまでの流れ
まーさ
寝返りから寝返り返りまでのざっくりした流れを知っておきましょう。
うつぶせの姿勢で寝かせる
赤ちゃんの首がすわってきたと感じたら、うつぶせに寝かせてください。首がすわっている赤ちゃんは首を持ち上げようとします。
寝返りをするには赤ちゃんが自分で首を持ち上げられないといけません。
補助をして寝返りを体験させる
赤ちゃんがうつぶせで首を持ち上げるようになると、仰向けで寝ていても体を捻る仕草が増えます。
ただ横向きの体勢から、あとひとひねりができません。そのため、少し背中を押して寝返りを体験させましょう。感覚を覚えたら、自分で寝返りしやすくなります。
一人で寝返りが成功する
何日か繰り返すと、自分の力だけで寝返りが成功します。これでいつでも寝返りができる……わけじゃないです。そこから1ヶ月以上、まったく寝返りしない子もいます。
寝返りの練習方法は後で説明します。
何度も寝返りを繰り返す
寝返りに慣れてきた赤ちゃんは、仰向けに寝かせると寝返りを繰り返します。これが可愛くて何度も赤ちゃんの寝返りを楽しみますが……そこでふと気付きます。
寝返りするため目が離せない
これまでは赤ちゃんが仰向けで遊んでいる隙にご飯を作ったり洗濯してましたが、寝返りを覚えた赤ちゃんは止まりません。
↓
2.うつぶせだと危険なので仰向けに
↓
3.仰向けにするとゴロン
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4.うつぶせだと危険(略……ループ!
寝返り返りを練習する
せっかく夜の授乳回数が減ってきたのに、今度は昼に目が離せなくなりました。そのため、早く寝返り返りをして欲しいと祈るようになります。
寝返り返りの時期は赤ちゃんによりますが、初めての寝返りができるようになって数週間、遅い子は1ヶ月以上かかります。
寝返りでゴロゴロ移動する
寝返り返りをマスターすると、ゴロゴロ転がりながら移動を始めます。目を離すと3-4m移動していて、見失うことがあります。
寝返りと寝返り返りの練習方法
まーさ
寝返りが遅れていると早く寝返りをさせたくなりますが、寝返りができても寝返り返りができないと後で苦労します。焦らずに、ゆっくり寝返りに挑戦させましょう。
寝返りの練習方法
赤ちゃんの寝返りはと大人の寝返りは違います。大人の寝返りは腕を使って上半身をひねり、下半身がついてきます。
赤ちゃんの寝返りは足を使って下半身をひねり、上半身がついてくるイメージです。
- STEP.1寝返りしやすい向きを見極める赤ちゃんには向き癖があり、自然に楽な方に体や顔を傾けています。そちらが寝返りしやすい方向です。
- STEP.2足を左右に大きく振る赤ちゃんがフットリガードで両足を持ったら、ゆっくり大きく左右にゆらゆらしてください。赤ちゃんに横向きになるイメージをつけます。
- STEP.3寝返りしやすい方におもちゃを置くお気に入りのおもちゃを赤ちゃんに見せ、欲しそうに手を伸ばしたら、寝返りしやすい方の床に置きます。おもちゃを追うように、手を伸ばしたら寝返りのきっかけになります。
- STEP.4腰の下にクッションを置く赤ちゃんが寝返りをしやすい逆側の腰やおしりの下に、クッションなどを敷いてください。腰を浮かして横向きになることが少しずつわかるようになります。
- STEP.5おしりを押して補助する赤ちゃんは自分で横向きの体勢になり、足を交差させる動作が見られるようになります。そうしたらママは足を軽く補助しつつ、おしりを押すてあげましょう。
- STEP.5横向きの体勢にする腰を押しながら、赤ちゃんの腕を交差させて横向きの体勢にします。さらに上半身を押して回転させましょう。慣れてくれば、横向きから自分で回転するようになります。
- STEP.5回転させたら手を抜く赤ちゃんは回転しても腕が下敷きになっていると思います。そのため、下敷きになっている腕を抜いてください。これで寝返り完成です。
ママはこの流れを丁寧に行い、赤ちゃんが寝返りに興味があるか見極めましょう。寝返りの練習はうまくできないところをサポートし、後は自力でチャレンジさせます。
寝返り返りの練習方法
赤ちゃんの寝返りは半回転のみ。仰向けからうつぶせになったっきりで自力で仰向けに戻れません。そのため、誰かが赤ちゃんを仰向けに戻します。
まーさ
そうです。赤ちゃんの寝返りは仰向けからうつぶせに半回転の「寝返り」、うつぶせから仰向けに半回転の「寝返り返り」がセットじゃないと安心できないんです。
そこで、うつぶせから仰向けに半回転する寝返り返りをサポートしてましょう。
寝返り返りは、寝返りと逆で頭から回転が始まります。持ち上げた頭が横になり、頭の重さで上半身が回転し、回転に合わせて腰が浮き、最後に下半身がついてきます。
重い頭で勢いがつくので、寝返りよりは簡単です。赤ちゃんが頭を横向きにして身体が少し浮いたときに、腰をゆっくり押してあげましょう。足は勝手についていきます。
寝返り返りをすると頭をぶつけることがあります。ただ柔らかい布団だとコツを掴みづらいので、硬めの布団やジョイントマットの上で、寝返り返りに挑戦させましょう。
寝返りと寝返り返りの注意点
まーさ
月齢に合わせた練習をする
寝返りの練習は生後5-6ヶ月ごろが目安で、「さすがに寝返りして欲しい。」「ちょっと寝返りが遅い。」という赤ちゃんが対象です。
赤ちゃんの成長は個人差がありますし、体の成長が追いついてない可能性があるので焦らないでください。とくに、首がすわる前は練習しないでください。
床に小さなものを置かない
赤ちゃんが寝返りをすると、仰向けでは届かなかったおもちゃに手が届きます。寝返り返りができると、コロコロ周囲を移動できるようになります。
誤飲を避けるために、床には小物を置かないようにしましょう。赤ちゃんが誤飲しやすいものは直径3.2cm、3歳児で3.9cmまでのものです。これをチャイルドマウスと言います。
柔らかい布団に寝かさない
寝返りができるようになると、柔らかく沈みが深い布団の上に寝かせたり、転がったときに柔らかいクッションなどを巻き込まないように注意してください。
首を横にして寝ることに慣れていない赤ちゃんは、柔らかく沈みがある布団で眠ると窒息する原因になります。赤ちゃんをうつぶせのまま放置しないように注意しましょう。
寝返り防止策もとっておく
見ているときは、思う存分寝返りして欲しいんですが、目を離すときは寝返りさせない対策も必要です。心配なママは、寝返り防止マットなどを使いましょう。
最後に注意点のまとめです。赤ちゃんの寝返りはこの3つに注意すれば問題ありません。
- 赤ちゃんが寝返りをしたいかどうかを見極める!
- 寝返りができるようになったら、しばらく目を離さない!
- 寝返りができたら、早めに寝返り返りを覚えさせる!
赤ちゃんの成長は、短い乳幼児の中でもほんの一瞬です。焦らず、じっくり赤ちゃんと過ごし、成長を記録と記憶に留めておくと後からも楽しめますよ。
赤ちゃんの首すわりからひとり歩きまでの運動機能の時期が気になる人は、以下を参考にしてください。それぞれの練習方法も合わせて説明しています。