赤ちゃんや子供はとても可愛いですよね。見てるだけで笑顔になったり、癒やされます。
まーさ
赤ちゃんや子供を可愛いと感じない人はたくさんいます。一方、子育てを経験して我が子だけじゃなく周りの子も可愛く思うようになる人もいます。
夫は以前は子供に興味がなかったんですが、今はスーパーで赤ちゃんや小さい子を見かけると笑いかけたり、手を振るようになりました。
- なんで赤ちゃんや子供が可愛いと感じるんだろう?
- 赤ちゃんを可愛いと思わない人ってどういう心理?
よく考えると不思議ですよね。大人すべてが子供を可愛いと思うわけじゃないです。その感覚がわからない人は、この記事を読めばより周りに配慮できるようになります。
今回は赤ちゃんや子供を可愛いと感じる理由、感じない理由についてお話します。
目次
赤ちゃんや子供を可愛いと思う理由
まーさ
体が小さく弱々しいから
産まれたばかりの赤ちゃんは両手のひらで抱えられるくらい小さく、とても弱々しさを感じる存在です。
動物は本能的に体の大小で優劣を測る意識があります。そのため体が小さい存在に優位性を感じ、「劣っている→守るべき→可愛い」という感覚に変わるそうです。
ベビースキーマがあるから
オーストリアの動物行動学者コンラート・ツァハリアス・ローレンツ(Konrad Zacharias Lorenz)は、赤ちゃんに感じる可愛さは生物の赤ちゃんに共通する見た目の特徴「ベビーシェマ(ベビースキーマ)」のためだとしています。
- 体に対して割合が大きい頭
- 前に張り出た額と上頭部
- 丸く膨らんだ頬
- 顔の中心より低い位置にある大きな目
- 短くて太い手足
- ふっくらした体型
- やわらかい体表面
このようなベビースキーマが、わたしたちに赤ちゃんを可愛いと感じさせています。
動きがぎこちないから
大人は赤ちゃんや子供が大人のように行動したり、考えたりできないことを知ってます。
赤ちゃんの行動は全てぎこちないので「何とか助けてあげたい。」と感じますね。この助けを必要とする仕草が赤ちゃんを可愛いと感じさせます。
我が子と重ねるから
子育ては手がかかりますし、イライラすることもあります。それでもふと赤ちゃんが笑ったり、子供が何かを訴える一生懸命な姿を見ると可愛く思いますね。
この感情が他の子供を見たときに自分の子供と重なり、他の子供でも可愛いと感じさせます。これは子育てをしたパパ・ママが感じる感情ですね。
赤ちゃんや子供を可愛いと思わない理由
まーさ
自分には関係ないと思うから
赤ちゃんや子供に可愛いという感情を抱かないのは、赤ちゃんや子供が自分に関係ない存在だと思うからです。
子供を作る気がない女性や生活に子供が関係しなかった人は、自分の人生に赤ちゃんは関係ないため「守るべき→可愛い」がつながらない可能性があります。
イライラした経験があるから
赤ちゃんや子供は見た目や仕草が可愛くても、常に癒される存在ではないです。
なかなか泣きやまない赤ちゃん、公共の場所で騒ぐ子供にイラッとした経験が多いと、赤ちゃんや子供を可愛いとは思えないかもしれません。
どう接して良いかわからないから
赤ちゃんや子供の見た目が可愛いくても、接し方がわからないと可愛いという感情を排除するかもしれません。
赤ちゃんや子供には目線を下げて接する必要があります。友人と話すのとは違うため可愛い・可愛くないじゃなく、接したくない・面倒という感情が勝ることがあります。
子供のときの虐待経験から
小さな頃に親の愛情を感じなかったり、虐待を受けている経験から、子供は可愛くないものだという刷り込みをされる可能性があります。
子供ができたら赤ちゃんの見方が変わる?
まーさ
「我が子はやっぱり可愛い!」「子供ができたら変わるから。」という話はよく聞きます。わたしも同意できます。
ただ、子供ができても変わらない人もいますし、身近にいることで余計に子供が嫌いになる人もいます。人それぞれなので仕方がないことです。
わたしは職業柄ずっと子供に接してますし、親も保育士・教師をしてたので小さいころから親が子供と接する姿を見てきました。
そのため一般的な大人より子供の扱いに慣れてましたし、可愛い部分も憎たらしい部分もたくさん知ってます。
ところが自分が子供を産んだ後は、我が子には他の子とは違う可愛さを感じ、他の子に対する可愛いという感情も今までより強くなったように思います。
このような感情は先程話したとおり個人差があるので、「子供ができたら変わるから。」と言って一律に出産をおすすめするわけじゃないです。