まーさ
昔から子供が欲しい夫婦は神社で子宝祈願をするほかに、子供を授かるとされる子宝の湯に行くことでその恩恵を受けて懐妊してきました。
そのため、子宝の湯に期待を込めて旅行に出かける人も多いですよね。
まーさ
と思う人もいますが、赤ちゃんが欲しい夫婦は温泉に行くと本当に妊娠の確率が上がるかもしれません。実はわたしは、温泉に行って2人目を授かりました(^_^;)
- 温泉に行くと妊娠しやすいってどういうこと?
- おすすめの子宝温泉ってどこにあるの?
赤ちゃんが欲しい夫婦は、この記事を読んでから気軽な気持ちで温泉に出かけてみてください。温泉に行くと妊娠しやすい理由と全国にある有名な子宝温泉についてお話します。
目次
温泉に行くと妊娠しやすい理由
まーさ
多分誰も統計をとったことがないので、温泉に行くことで妊娠率がどれくらい上がるかわかりません。ただ温泉に行くと以下の効果が期待できます。
疲労回復によるストレス解消
温泉に行くことで妊娠しやすい1番の理由は、ストレス発散です。たかがストレスと舐めてはいけません。
オハイオ州立大学のC.D.Lynch教授はストレスに反応して分泌されるコルチゾール量を測ることで、高レベルストレス下の女性の排卵量が29%減少し、不妊症のリスクが2倍に上昇すると発表しています。
日々の仕事や家事の疲れがストレスになります。温泉には疲労回復効果があるので、日々の疲れを癒やせばストレスを発散できます。
冷えの改善
産婦人科医の
「子宮は骨盤の中にあり、太い血管に囲まれた身体の中で最も温かい場所にある器官です。手足やおなかが少しくらい冷えても、まったく影響を受けません。『妊娠したいならまず腹巻を』なんて記事も見かけますが、根拠がなさ過ぎる。サーモグラフィーで体温を解析した上で妊娠率を比較したデータなんてありませんから」
ただし冷えと不妊は関係がなくても、冷えと健康は関係あります。冷えは血流を悪くし、肩こり、頭痛、腰痛などの原因になり、それらの不快症状が不眠やストレスになります。
そのため温泉に浸かって体を暖めることは冷えの改善につながり、リラックス・ストレス解消になります。
気分転換と特別感
妊活中の女性にとって、妊娠しない焦りは大きなストレスになります。
仕事して、帰ってきて家事をして、排卵日を把握して、子作りに挑戦して、妊娠検査して陰性……という毎日を過ごせば、焦りが大きくなるのは仕方ありません。
もちろん子供が欲しい気持ちはわかりますが、それだけで結婚したわけじゃないはずです。たまには夫婦で非日常を味わい、結婚当初の気持ちを思い出しましょう。
温泉に浸かって、きれいな景色を観て、美味しい料理を食べると特別な気持ちになります。気分転換をして、新たな気持で子作りをすることも大切です。
全国で有名な子宝温泉・子宝の湯スポット
まーさ
吉奈温泉|静岡県伊豆市吉奈
その評判を聞きつけた徳川家康の側室である「お万の方」が吉奈温泉を利用して子供を授かったことから、全国的に有名な子宝温泉として知られるようになりました。
またこの地には子宝祈願で有名な善名寺もありますね。温泉旅館の「東府や」には子持ち地蔵もあり、子宝目的で旅館を利用する宿泊客も多いようです。
天山湯治郷の天山温泉|神奈川県足柄下郡箱根町
子宝祈願のために訪れる観光客だけじゃなく、日帰り温泉スポットとしても有名です。
天山温泉には「ひがな湯治 天山」「かよい湯治 一休」「逗留湯治 羽衣」という施設があり、「天山」の女湯に「子宝洞」という子宝の湯があります。
子宝洞は洞窟温泉(露天風呂)になっていて、子宝祈願に良さそうな温泉です。さらに子宝洞の奥には子宝に恵まれる小さなお地蔵様が祀られています(洞窟の奥)。
有馬温泉|兵庫県神戸市北区有馬町
有馬温泉は
有馬温泉には「金泉」「銀泉」「赤湯」があり、赤湯が子宝の湯とされています。
またこの地にある
湯河原温泉こごめの湯|神奈川県足柄下郡湯河原町
湯河原温泉は、神奈川県の足柄下郡にある温泉の1つです。その中にある「こごめの湯」には子宝のご利益があるとされています。
こごめの湯は日帰り温泉施設なので、遠方から訪れる場合は他の温泉旅館に宿泊する必要があります。
ちなみに鎌倉時代にはすでに「こごめの湯」と呼ばれていて、「子込め」「子産め」の意味で子宝温泉として知られていました。
伊香保温泉|群馬県渋川市伊香保町
伊香保温泉は、1300年前から続く温泉で、硫酸塩泉の
とくに、茶褐色の黄金の湯は子宝の湯として知られています。この地にも子宝神社の伊香保神社があるので、伊香保温泉に行った際はぜひ訪れておきましょう。
また近隣には
湯西川温泉|栃木県日光市湯西川
中でも「本家伴久」という旅館はこの地域の温泉発祥の宿というだけじゃなく、子授け地蔵というお地蔵様が祀られています。
その他にも平の高房、平家の庄、鬼怒川温泉あさやなど多くの温泉旅館が独自の子宝の湯を設けています。
宝川温泉|群馬県利根郡みなかみ町
宝川温泉は水上温泉郷にある温泉で、とくに有名な
汪泉閣は露天風呂が有名で、混浴の般若の湯、混浴の摩訶の湯、女性専用の摩耶の湯、そして混浴の子宝の湯があり、子宝の湯は330㎡の大きなお風呂になっています。
子宝の湯には可愛らしい子宝地蔵があるほか、湯船の上屋には日本武尊を祀った
栃尾又温泉|新潟県魚沼市
薬師如来が安置された栃尾又薬師堂の境内には、樹齢400年の夫婦けやきと子持杉があります。子供が欲しい女性は、薬師如来に祈願して入湯後に子持ち杉・夫婦けやきを跨ぐと子宝に恵まれると言われています。
長浜太閤温泉|滋賀県長浜市大島町
長浜城は秀吉が初めての子供を授かった場所で、秀吉ゆかりの子宝の湯として親しまれるようになりました。
夕陽に映える琵琶湖を眺めながら入る温泉は至福……日々の疲れも癒やされますね。
日本まん真ん中温泉子宝の湯|岐阜県郡上市美並町
日本まん真ん中温泉子宝の湯は、岐阜県の長良川鉄道「みなみ子宝温泉駅」に併設する温泉です。特徴は、列車を降りたら駅内に温泉の入り口があるところです。
子宝温泉じゃなくても大丈夫?
まーさ
子宝温泉と言っても妊娠する魔法がかかるわけじゃないです。
「本当に子供ができるって保証できるの?」と言われると困りますが……いつもと違う非日常でリラックスすることに意味があるんです。
わたしが行った温泉は子宝温泉じゃありません。比較的近場の温泉でした。
当時は夫も忙しい日が続いていて「少し骨休みに行こう。」と何気なく行った温泉旅行が、結果的に嬉しい授かりものになったんです。
子供が欲しいと強く願う人に「思いつめずにリラックスして。」と言っても難しいと思います。それよりも「ゆっくり温泉にでも行こう。」とリラックス環境を作る方が楽です。
温泉宿を選ぶコツはあまり観光しないでなるべく体を休めるプラン、そしてちょっと高級な温泉宿を選んだ方が日常を忘れられる特別感があって良いです。
夫婦なら子供ができる前は旅行のチャンスです。妊娠すると最低2-3年はゆっくり温泉にも行けないので、子宝以外の意味でも日頃の疲れを癒やす温泉にでかけてみてください。