まーさ
ベビーカーはなかなか高い買い物なので、選び方で失敗したくないですよね。でも種類が多すぎて、どれを選んでいいかわからない人も多いです。
赤ちゃんが乗るものなので安全性に気をつけつつ、生活環境も考えないといけません。せっかくなのでちょっと可愛い方がいいですし……。
- ベビーカーっていつからいつまで使うものなの?
- ベビーカーってどんな種類があるのかな。
- 失敗しないベビーカーの選び方教えて!
- おすすめのベビーカーは?
ベビーカーを賢く買いたい人のためにこのような疑問に答えますね。この記事を読めば、最愛のわが子のために最適なベビーカーを見つけることができます。
とくに都市圏に住むママにとってベビーカーは育児の必須中の必須アイテムです。何年も毎日使うものなので、適当に選ぶのだけはナシですよ。
目次
ベビーカーはいつからいつまで使うものなの?
まーさ
ベビーカーはいつから使える?
赤ちゃんを連れて外出できるのは、1ヶ月健診で医師の許可をもらってからです。そして、生後1ヶ月の赤ちゃんからベビーカーを使えます。
もちろんお散歩に行くときに無理にベビーカーを使う必要はないです。赤ちゃんの体重が軽いうちは、抱っこひもでのんびりお散歩を楽しんだ方が楽しいと思います。
生後1ヶ月の赤ちゃんは起きてる時間も少なく、いつ目が覚めておっぱいを欲しがるかわかりません。もちろん首もすわってないので、ベビーカーで遠出もしません。
そのため積極的に使うのは生後2ヶ月ごろからだと思います。そのときまでにどんなベビーカーを使うのか、A型、B型、バギーなどの種類を把握しておきましょう。
ベビーカーはいつまで使う?
もし1歳過ぎにベビーカーが壊れた場合、「もうひとり歩きできるし、ベビーカーいらないかな。」とはなりません。
子供は歩き疲れるとぐずります。子供の歩行距離の目安は1歳で1km、2歳で2km、3歳で3kmと言われますが、普段こんなに歩く子はなかなかいません。
2-3歳の子供の体重は12-15kg……わたしは抱っこ紐でも15-20分で辛くなります。そのため最低でも3歳前後まではベビーカーが必要です。
ただし子供が乗らないベビーカーはただの荷物です。どこに何時間出かけるか考えて、最善の方法をとってください。
まーさ
と悩むママもいると思いますが、乗りたいと言っても隠せば諦めます。ひとり歩きが始まったころから、散歩しながら徐々に歩ける距離を伸ばした方が良いですよ。
ベビーカーをいつまで使うか決まりはないので(年齢制限・体重制限はある)、ライフスタイルに合わせて使い方をイメージし、使う時期を決めてください。
ベビーカーの種類と特徴
まーさ
A型・B型ベビーカー、バギーの特徴
ベビーカーにはA型、B型、バギーという種類があります。ただ後で説明しますが、だんだんその種類も曖昧になってきています。
A型ベビーカー
A型ベビーカーを使う時期は、生後1ヶ月から2歳ごろまでです(3歳まで対応が多い)。
A型ベビーカーの重さの目安は4.5kg-8kgほど、どっしりとしてタイヤも大きいので安定性が高いベビーカーです。
座面をリクライニングできるので、首すわり前の赤ちゃんを寝かせて移動もできます。
持ち手部分を前後に切り替えて赤ちゃんと向き合う対面式、赤ちゃんが周囲を見渡せる背面式の両対面式ベビーカーの需要が高いですね。
生後5-6ヶ月までは座面を倒して対面で赤ちゃんの顔を見ながら移動し、お座りできれば座面を起こして背面で使います。また寂しがり屋の子は対面、好奇心旺盛な子は背面など。
A型は他のタイプに比べて重く持ち運びに適してないですし、折り畳んでもスペースを取るので、成長すると別のベビーカーに買い替えることになります。
B型ベビーカー
B型ベビーカーを使う時期は、生後7ヶ月から3-4歳ごろまでです。
B型ベビーカーの重さの目安は3kg-6kgほどで、座面はフラットにできないので赤ちゃんがお座りできるようになってから使い始めます。
赤ちゃんのお座りの目安は生後7ヶ月前後ですが、時期の差が出やすいので生後6-9ヶ月ごろを目安にB型ベビーカーを使います。
生後7ヶ月を過ぎると体重は7kgを超えます。赤ちゃんは体力がついてお出かけの機会も多くなり、持ち運びやすいB型ベビーカーの需要が高まります。
そのためB型ベビーカーは背面式メインで、機能が少なく軽さや小回りを重視してます。
バギー型ベビーカー
バギータイプのベビーカーを使う時期は、生後7ヶ月から3歳ごろまでです。
バギーの重さの目安は2kg-6kgほどで、B型ベビーカーよりさらに軽さを追求し、持ち運びやすさ、使いやすさを求めるママに向いているベビーカーです。
ただし軽量で簡易的に作られてるので、赤ちゃんがしっかりお座りできないと疲れたり、腰を痛める可能性があります。
よりアクティブな1歳-1歳半以降を使う目安にすると良いと思います。バギーを使いたい場合は赤ちゃんの成長を見極めて使いましょう。
A型からB型ベビーカーに替える時期
最初にA型ベビーカーを購入して、途中でB型ベビーカー(またはバギー)に替えるママはベビーカーの買い替え時期が気になりますね。
本やネットでもベビーカーの買い替え時期の情報は多いですが、わたしは基本的に買い替える必要はないと思ってます。
以前はA型ベビーカーとB型ベビーカーには、機能や作り、重量などに差があったので子供の年齢で使い分けが当たり前でした。
ところが最近は軽量のA型ベビーカーが多く、対象年齢も生後1ヶ月-3歳までのタイプが増えました。そのため軽量のA型ベビーカーを購入すれば、3歳前後まで十分に使えます。
ただし車体が重く安定性抜群の多機能A型を購入したり、A型ベビーカーを使い潰してしまった場合は、B型ベビーカーかバギーを検討することになります。
子供の成長や性格(歩くのが好きかどうか)でもベビーカーの必要性は変わりますが、未来は予測できません。そのためそれ以外の要素も考慮してベビーカーを選びましょう。
失敗しないベビーカーの選び方、重視する10項目
まーさ
トレンド総研の調査(有効回答数500人)によると、ベビーカーを選ぶ基準は「安全性(74%)」「価格(66%)」「押しやすさ、軽さ、耐久性(58%)」が上位です。
予想される猛暑、乳幼児の熱中症について徹底調査 ポイントは「外出前の水分補給」、「ベビーカー」、「赤ちゃんのサイン」 ベビーカーの車高、通気性の重要性とは!? – トレンド総研のプレスリリース
安全性や価格、押しやすさが選定基準の上位に来るのは理解できます。大切なのは、「安全性とは?」「価格の基準は?」「押しやすいとは?」を考えることです。
対象年齢の確認
ベビーカーには対象年齢(対象月齢)が記載されてます。生後1ヶ月、生後2ヶ月、生後4ヶ月、生後7ヶ月から使えるものがあるので、使いたい時期を考えて選びましょう。
また何歳まで使えるかも重要です。こちらも2歳、3歳、4歳まで使えるものがあります。ただ初めての育児で、2歳、3歳、4歳の生活はイメージできませんよね。
個人的にはお出かけが多い家庭なら、2歳ではなく3歳までのベビーカーがおすすめです。3歳前の子供は思ってるより歩いてくれませんし、疲れるとすぐ眠ってしまうからです。
逆に4歳は集団生活に慣れてるので、外でママに抱っこされると恥ずかしいと感じる子が増えます(個人差はありますが)。
リクライニングの確認
生後7ヶ月より前に使いたい場合は、基本的にA型ベビーカーを検討します。歩いて移動が多い都市圏のママは、まずA型ベビーカーを選ぶようにしましょう。
と言っても意識するのはA型うんぬんじゃなく、リクライニング機能の有無です。生後7ヶ月以前の赤ちゃんには、できるだけフラットなリクライニングは必須です。
SG規格では、150度以上のリクライニングが生後1ヶ月から使えるベビーカーの基準です。そのため150度以上でどこまで座面を倒せるかも確認が必要です。
B型ベビーカーの中にもリクライニング機能付きはありますが、一部(アップリカのスティックなど)を除いて150度以上にならないので、小さな赤ちゃんには使えません。
ベビーカーの重さの確認
ベビーカーの用途や使う環境によって、ベビーカー本体の重さはとても重要です。
とくに毎日お買い物に行ったり、電車やバスなどの公共交通機関を利用するママは、ベビーカーができるだけ軽い方が良いと思います。
最近のベビーカーはA型が4.5kg-8kg、B型が3kg-6kg、バギーが2kg-4kgほどです。ただB型の方がA型より軽いと言っても、A型最軽量クラスはB型中量級クラスと変わりません。
そのため小さな赤ちゃんが乗るA型ベビーカーが、B型ベビーカーに比べて必ずしも重いわけじゃないんです。
値段の確認
ベビーカーの値段はピンきりですが、目安としてはA型ベビーカーが1番高くて3-6万円前後、B型ベビーカーは2-5万円前後、バギーが1-3万円前後です。
ベビーカーの値段の違いは、機能の違い以外にもブランドや新旧モデルの違いもあるので、値段が高いから良いベビーカーだとは言えません。
どちらにしても3年ほどしか使わないものなので、「最新型ベビーカー!」のコピーに踊らされないようにしましょう。
折りたたみやすさの確認
最近のベビーカーは、バギーも含めて折りたたみ可能なタイプが増えてます。そのため、折りたためるかどうかのチェックも必要です。
次に手元でワンタッチで折りたためるタイプ、両手を使うタイプ、足を使うタイプなどを確認しましょう。
ベビーカーを折りたたむときは、赤ちゃんを抱っこして折りたたむことをイメージしながら折りたたみやすさの確認をします。もちろん、ワンタッチで折りたためると便利です。
折りたたみサイズの確認
折りたたんだときのベビーカーのサイズは、できるだけコンパクトな方が良いですね。
一般的にはバギー、B型、A型の順にコンパクトになりますが、折りたたみサイズはタイプの差より種類の差の方が大きいです。重さと同様これも比べないとわかりません。
とくに普段からバスや電車に乗る必要があるママは、折り畳んだサイズがコンパクトな方が安心できますね。
日よけの確認
ベビーカーの上部についている日よけ用のホロは、大きさがそれぞれ違います。また可動具合も違います。
A型は大きく可動域が広いんですが(可動域はまちまち)、バギータイプの中には「これまったく日よけにならないよね……。」というお飾り程度のホロもあります。
赤ちゃんの肌は弱いので、最低1歳まではある程度日よけができる大きめのホロがついたベビーカーがおすすめです。
荷物スペースの確認
ベビーカーが必要な理由は赤ちゃんとお散歩するためだけじゃなく、赤ちゃんを連れて買い物など日常の用事を済ますためです。
そのため買い物後のエコバッグなどを置く荷物スペースがあると便利です。毎回大量の荷物を持ち運ぶママは、基本的に荷物スペースも広いタイプが良いでしょう。
小ポケットが複数ついたタイプもあります。赤ちゃんに必要なおもちゃやママの飲み物を入れるなど、ポケットがあると便利だというママは収納部分もチェックしてください。
ただし日々の買い物はほとんどネット通販で済ませるママは、ベビーカーの荷物スペースを減らすことで軽量化を図りましょう。
目立ち具合の確認
ベビーカーはある程度目立った方がいいんですが、その理由は「あのベビーカー素敵ね!」と言われたいわけじゃなく目立たないとどこにあるかわからなくなるためです。
たとえば動物園などの○○コーナーに入るときはベビーカーを外に置いて館内に入る、などのルールがあったりします。
一通り見終わってベビーカーを取りに行くとズラッと40-50台のベビーカーが……。わたしのベビーカーは特徴的な色だったんですが、1度間違えられました。
もしシンプルな色・作りのベビーカーを購入した場合は、ストラップなどを付けて目印にすると良いですね。
熱中症対策の確認
夏場に赤ちゃんをベビーカーに乗せるときの注意点は、暑さ対策・熱中症対策です。夏場にベビーカーの中に手を入れるとその暑さがわかります。
体感気温はベビーカーの中と外ではおよそ4-6度ほど違うようです。つまり、気温34度だとベビーカーの中は40度にもなるんです。
そのためベビーカーはメッシュ素材など通気性が良く、座面が地面から高い方が良いです。もしベビーカーに暑さ対策がなくても、保冷剤を入れるポケットがあると安心です。
ベビーカーの暑さ・寒さ・事故対策
まーさ
ベビーカーを選ぶときは安全性も考えてください。ベビーカーは暑さ対策、寒さ対策、事故対策が基本です。以下のリスクも念頭に置くと、ベビーカーが選びやすくなります。
熱中症・脱水症状
ベビーカーは、コンパクトで熱が集まりやすい空間です。夏場のベビーカーはアスファルトの照り返しもあり、外気温よりも4-6℃ほど暑くなります。
外出は涼しい時間帯
赤ちゃんがベビーカーの中で熱中症や脱水症状を起こさないためには、朝や夕方など日差しが強くなく、なるべく涼しい時間帯を選んで外出してください。
外出前の授乳
赤ちゃんの水分補給のために、外出前に授乳をしましょう。もし外出が長くなる場合は、哺乳瓶やミルクなど授乳の準備をしてから出かけましょう。
照り返し防止シート
アスファルトの照り返しを防ぐために、ベビーカーの底面に照り返し防止シートをつけましょう。
ガーゼのタオル
夏場の外出は、綿素材などの肌着だけで良いと思います。その代わり、赤ちゃんには風通しの良いガーゼのタオルをかけましょう。
高さ調節をする
最初に購入するベビーカーはメッシュ素材など通気性が良く、地面から高く調節できるものを選んでください。
身体の冷え・風邪
冬場や涼しい季節のベビーカーの散歩は、赤ちゃんの冷えに注意しましょう。身体が冷えると抵抗力が弱くなり、風邪や感染症の原因になります。
肌着・靴下・手袋で防寒
冬場の外出は暖かい服を着るのは当然ですが、あまり重ね着しないで綿素材の肌着で防寒を心掛けましょう。また靴下と手袋で、末端の冷えも防ぎましょう。
手足・顔の冷えの確認
ベビーカーを押していると赤ちゃんの手足や顔の冷えに気付かないことがあります。10-15分毎に赤ちゃんの手足をこまめに触って確認しましょう。
ブランケット(フットマフ)
ブランケットをかけてクリップで留めるなどはよく見かけますが、ブランケットは激しく動くと地面に落ちます。そこで赤ちゃんをすっぽり包むフットマフがとても便利です。
保温シート(保温材)
ベビーカーにポケットがあると、保温シートや保温材を入れて寒さ対策ができます。ただしカイロは熱くなりすぎるので、専用の保温剤を使ってください。以下は便利そうです。
夏は保温剤・保冷剤を冷凍庫で3-8時間冷やすと25度、冬はレンジで1分ほど温めると35度になって3-5時間保つそうです。
接触・衝突事故
まーさ
ベビーカーを押してるときは常にママより赤ちゃんが先行します。とくに対面式ハンドルは頭の位置がママと離れます。
以下はアップリカの動画ですが、対面式と背面式を比べると距離の差がよくわかります。距離が離れてるときは、とくに前方や上方の注意が必要です。
曲がり角に注意する
衝突事故が起こりやすいのは曲がり角です。車なら音がしますが(ハイブリッド車はわからない……)、自転車や子供の飛び出しは気付きません。そのため曲がり角では減速して、曲がり角の内側と前方に注意しましょう。
落下物に注意する
陳列棚が高く通路が狭いスーパーに行くと、人とすれ違う際に陳列棚に接触して商品がベビーカーに落下する恐れがあります。頭の上に落ちると頭を切る可能性もあるので、ホロを広げるなどで対策してください。
自転車などすれ違いに注意する
赤ちゃんはお座りがうまくなると好奇心で葉っぱを取ろうとしたり、周囲を見回すためにベビーカーから身を乗り出すようになります。
そのため人通りが多い道路では危険が増えます。とくに自転車とすれ違いざまに身を乗り出すと危険です。前方から自転車が来たら、減速して少し横に避けてください。
ベビーカー選びで大切な生活面の使いやすさ
わたしなりにベビーカーを選ぶための項目、選び方、失敗しないポイントについて話しましたが、これだけ選ぶ基準があってもやっぱりまだ曖昧な気がします。
赤ちゃんをベビーカーに乗せて生活ないと、曖昧に感じるのは仕方ないですね。
そのためベビーカーを使ってるママ友がいるなら、赤ちゃんが乗ったベビーカーを実際に押させてもらったり、改善して欲しい所を聞いて生活をイメージすることが大切です。
妊娠中にベビーカーを用意できない場合も検討だけはして、赤ちゃんが外出できる生後1ヶ月以降にお目当てのベビーカーを店頭に見に行ってください。
ベビーカーはベビーグッズの花形なので、可愛くて最新のものを欲しくなる気持ちはわかります。ただ頻繁に出かけるようになると、ベビーカーは割と雑に扱われます。
そのためベビーカーにこだわるなら、機能面、生活面でこだわってください。
おすすめのベビーカー3選
まーさ
わたしのおすすめは、圧倒的に生後1ヶ月から3歳まで長く使えるA型+B型のベビーカーです。コスパも良くてお出かけに向いてます。
コンビのメチャカルは生後1ヶ月から3歳まで使えて重さが4.9kgしかありません。シートも地上から55cmの高さで、日よけのホロも大きく折り畳めます。
コンビ独自のエッグショックですし、対面背面の両対面の中ではかなりの売れ筋です。
ジョイーの三輪ベビーカーはおしゃれで人気が高いですね。三輪なので操作性は良いですが、ちょっと重くて9.3kg。ただコンパクトに折り畳めるので、持ち運びは楽です。
別売りのベビーカーシートを使えば車の中ではチャイルドシートになり、家の中ではバウンサー代わりに使えるのも便利です。ハンドル位置は背面のみです。
最後にアップリカ カルーンエアーABです。こちらはコンビのメチャカルよりさらに軽くて3.9kgしかありません。サイズもコンパクトでホロも大きいですね。
折り畳んでも自立するのが地味に便利です。軽くて折り畳みやすいので、ワンオペママも手軽に使えます。ただベビーカーが軽いと荷物を大量に乗せられない点は注意です。