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批判もある迷子紐・子供用ハーネスの必要性と正しい使い方

ikujilog

まーさ

迷子紐使いたいんだけど周りの目が怖い……。でも子供の安全も守りたいし……。

迷子紐は2-3歳の子供を持つ親にとって、とても便利な育児グッズです。

ただ「子供をペットのように扱うな!」「親の怠慢で育児を放棄するな!」などの批判でなかなか使いづらい状況もありますね。

わたしは迷子紐が必要なママやパパは積極的に使った方が良いと思いますし、迷子紐がもっと世間に受け入れられるべきだと思います。

ただしベビーカー同様、使い方と使う場所を選ぶ道具なので、迷子紐を使うときは十分注意が必要です。

  • 迷子紐ってほんとに必要?どんなときに要るの?
  • どうやって迷子紐を使えば批判されにくいのかな。

間違った迷子紐の使い方をしたり、安易な使い方をしてしまうと、本当に迷子紐を使わないと子育てに支障が出る親が使いにくくなります。

そこで今回は、子供に迷子紐を使う必要性と正しい迷子紐の使い方についてお話します。

子供に迷子紐を使う必要性とは

なぜ小さな子供に迷子紐を使う必要があるのでしょうか。

突発的な行動が止められないため

2歳まではトコトコ歩く程度だった子供も3歳になると運動能力が高まり、走るスピードも格段に上がります。普段から運動不足で、買い物袋を抱えたママは追いつけません……。

しかも子供は何も言わずに突然走ります。興味が有るものを見つけても「○○見つけた!」と言わずに走り出すので、よっぽど反射神経が良くないと止められません。

またおよそ2%ほどいる多動の子は、より突発的な行動をするのでリスクが高くなります。

小児肘内障を起こさないため

「しっかり手をつなげば、迷子紐なんかいらない!」と言う人は、子供の負担も考えましょう。大人がかがんでも、手をつなぐ子供は手を上げた状態です。

しかも子供に危険があって親がとっさに手を引っ張ると、肘を亜脱臼する小児肘内障しょうにちゅうないしょうが起きる可能性があります。

子供は手をつないでいられないため

根本的にママと手をつなぐことが好きな子もいれば、嫌いな子もいます。しかも日によって気分が変わります。

公園に着く手前の道路でわたしの手を振り払って子供が走りだし、ヒヤッとした経験は何度もあります……。子供に言い聞かせても、同じことを繰り返します。

ちなみに「手を振り払えないように強く握る」のは手の大きさが違うので、子供と手をつないだことがある人なら難しいとわかるはずです。

学習に時間がかかるため

  • 道路に飛び出しちゃいけないよ。
  • 車が来るから危ないよ。
  • 道路を渡るときは左見て、右見て……。

これらをしっかり子供に教えれば良いという人もいますが、これくらいはママなら当たり前のように教えてますよ。

実際、子供は3歳ごろになると「目の前に道路があるよ。どうすれば良いかな?」と言うと、ちゃんと止まって左右を確認して、手を上げて道路を渡れます。

ところが普段は理解はしていても、好奇心が勝ってしまうと学習したことを忘れて突発的な行動を取るんです。

ママが他人に迷惑をかけたくない

子供はダーッと走りだしたかと思うと、突然周囲の人に話しかけることがあります。幸い良い人が多くニコニコして話を聞いてくれますが、相手にもよります……。

スーパーに行くといつの間にか他人の買い物カゴを漁ってることもあります……。

ママは子供の行動に対して毎日他人に頭を下げたり、「すいません。」「ごめんなさい。」をしています。これは意外とストレスが溜まります。

子供の自主性を大切にするため

子供の行動を正しくしつけすることは大切ですが、単純にあれダメ!これダメ!と規制すると、子供は親の顔色を伺うようになります。

そのためある程度の自由を与えながら、危険に巻き込まれず、他人に迷惑もかけない手段として迷子紐の範囲内である程度好きなことができるのはとても効率的です。

毎度子供を叱るのも気力・体力を使いますし、子供が危険な目にあってつい怒鳴ってしまうと、その後ママは自己嫌悪に陥ってしまいます。

兄弟姉妹全てを見られないため

主にこれらの理由があるため、迷子紐を使った方が良いんですが、兄弟姉妹など子供が2人以上にだと労力は3倍、4倍に跳ね上がり、スーパーに行っただけでどっと疲れます。

「ママーあれ乗るー。」とカートに乗り、「ママー降りるー。」と降り、「ママー抱っこー。」「ママーお菓子見てくるー。」「ママーガチャガチャ見たいー。」「ママーこれ買ってー。」「ママー疲れたー。」「ママーもう帰るー。」「ママートイレー。」「ママーピッてやるー(無人レジ)。」…………たまらん(-_-)

それぞれがバラバラなことをするので、

スーパーなのでわたしも大きな声は出せませんし、3-4歳になると怖い顔を作ってもあまり意味がありません。早いとこ退散して外で鬼になるしかないんですが、外に出るにも時間がかかる……。

批判されない迷子紐の正しい使い方

まーさ

批判されないように迷子紐を使うにはどうすればいいのかな。

迷子紐の必要性がある中でいまだに「ペットみたい。」「育児の手を抜いている。」と誤解されるのは、迷子紐のを正しく使ってない親がにいることも原因の1つです。

使用中は目を離さない

迷子紐を使って、子供から目を離してはいけません。スマホを触ったり、ママ友とおしゃべりするために迷子紐があるんじゃないんです。本当にペットみたいに見えますよ。

強く引っ張らない

迷子紐は子供がどこかに行って危険な目にあったり、迷子にならないための道具です。

ママが子供を引き寄せるために、迷子紐を引っ張る使い方はしないでください。子供がママから離れたら、ママが迷子紐を手繰り寄せて子供に近づいてください。

嫌がったら無理に使わない

子供が迷子紐を嫌がったら、無理に使わないようにしましょう。

子供を納得させたいなら「ママも紐使うのは嫌だから、○ちゃんも道路ではママから離れないで。」と理由を明確に説明しましょう。もちろん、学習には時間がかかります。

紐を短く持ち、手をつなぐ

移動の際に迷子紐を長くして、紐だけを持つ迷子紐の使い方は明らかにペット用のリードにしか見えません。

また歩いているときに迷子紐が長いと、その間に入った人や自転車など障害物に絡まって危険です。迷子紐を使っても、基本的には手をつないで歩きましょう。

大通りや混雑する場所でのみ使う

迷子紐は車の通りがある場所やはぐれる恐れがある場所、スーパーや駅など人が多い場所でのみ使うようにしましょう。

広い公園や支援センターなど遊ぶ場所ではちゃんと迷子紐をはずして、子供を自由に遊ばせてください。遊ぶ場所なら、ママも子供の様子を見られるはずです。

長時間の使用を避ける

子供の周囲が危険だらけでも、迷子紐を長時間つけると子供がストレスを感じます。ママはいつどのタイミングで迷子紐を使うかイメージして、子供に負荷がかからないようにしましょう。

迷子紐を付けてもしつけは怠らない

迷子紐を使っても、「道路に飛び出しちゃダメだよ。」「車が来るから危ないよ。」「道路を渡るときは左見て、右見て……。」という基本的な交通ルールは教えましょう。

子供が交通ルールを守って行動できるようになったら、迷子紐を使うのはやめましょう。

迷子紐の見た目を批判する気持ちもわかるが…

まーさ

他人のことなんだから迷子紐批判は余計なお世話!って言えたら楽なのに……

迷子紐を見て「ペットみたい。」「育児の手を抜いている。」と批判する人がいることはわかります。ただ印象だけで物事を言うのはかんたんです。

実際に子供が危険な目にあって心臓が破裂しそうになるのはママ、ケガをして痛い思いをするのは子供です。そのため迷子紐を使う判断は、世間じゃなくママがするべきです。

幸いわたしは2人の子供と人混みに行くことが少なく、行くときは夫もいっしょが多かったので迷子紐を使う必要がありませんでした(スーパーでは使いたかった……)。

というわけで迷子紐を使おうか迷ってるママは、まずは試すことをおすすめします。それで抱えている悩みが解消されそうなら、使い方を守って積極的に使ってください。

批判的なことを言われるかもしれないという覚悟は必要ですが、子供を守れるのはママだけです。批判している人は、1ミリも守ってくれないことをお忘れなく。