まーさ
安心してください。あなただけじゃなくみんな思ってますから(^_^;)
子供は可愛い面もたくさんありますが、ときどき強烈に憎たらしいときもあります。
そんな育児の光と闇の中で、光の育児しかしないのが「いいとこ取り育児」です。とくに外面が良い自称イクメンパパが、いいとこ取り育児をしがちです……。
- いいとこ取り育児ってどういう育児のこと?何がダメなの?
- いいとこ取り育児の具体例を教えて。
- どうやったらパパのいいとこ取り育児をなおせるの?
パパがいいとこ取り育児をすると、ママの手間が増えるだけでなく損な役回りをしているように感じます。
パパの育児にモヤモヤしているママはこの記事を最後まで読んで、自分の身の回りで起きているいいとこ取り育児把握して、具体的な解決策を探りましょう。
いいとこ取り育児とは
まーさ
いいとこ取り育児とは、子育て行為の中で自分がやりたいことだけ、または子供が満足することだけする育児のことです。いいとこ取り育児の要素は以下の通り。
いいとこ取り育児の3つの要素
自分が満足する育児
いいとこ取り育児は離乳食を食べさせても、離乳食の準備と後片付けはママにさせるなど、子供と触れ合う部分や手間が少ない育児のみ担当し、嫌な育児はしません。
人に見られる育児
子供を公園に連れて行く、人前でのみ着替えやおむつ替えをするなど「育児に積極的で優しい旦那さん」と思われるために、家族以外の前でだけ育児をすることです。
子供に好かれる育児
子供を泣き止ませるためにおかしやおもちゃを買い与えるなど喜ばせる接し方だけをし、子供が嫌がる歯磨きや叱ったりしない育児のことです。
いいとこ取り育児がダメな理由
パパ
ママの負担が軽減しないから
子供といっしょに湯船に浸かるだけじゃなく、お風呂の一連の流れがないと育児とは言えません。湯船に浸かるだけなら、どうせ後でママもお風呂に入りますし……。
ママの癒やしが奪われるから
子供を寝かしつけて、たまたますんなり寝てくれたらママも嬉しいんです。授乳のとき、一生懸命飲んでる顔で癒やされるんです。
その癒やしだけをパパに奪われて「ちゃんと育児してるから。」なんて言われたら、やっぱりママはカチンと来ます。
感情のズレにイライラするから
育児は、数字で評価されるものじゃありません。ただ周囲の人に「がんばってるね。」「いつも大変だね。」と言われると、社交辞令でも励みになります。
パパのいいとこ取り育児が周囲の人から「育児に積極的で優しい旦那さん」という評価をされるのを聞くと「なんだかなぁ。」と思います。
いいとこ取り育児の具体例
まーさ
うんちだとおむつ替えしない
いいとこ取り育児のパパはおしっこしたおむつは替えても、うんちしたおむつは替えません。横漏れうんちを拭くことも立派なおむつ替えです。子供が暴れて手にうんちがつくこともあります。
おむつかぶれのケアはしない
いいとこ取り育児のパパはおむつかぶれのケアをしません。簡易シャワーなどでおしりをきれいにしてベビーローションを塗るのは面倒ですが、おむつかぶれを放っておくのはダメです……。
お風呂はいっしょに入るだけ
いいとこ取り育児のパパは子供と湯船に浸かっただけで、「いっしょにお風呂に入ってる」と言います。間違いじゃないんですが、湯船に浸かって欲しいだけじゃないんです。
お風呂を洗ってお湯を溜め、子供のパジャマや下着を用意し、服を脱がせ、体を洗い、体を拭いてパジャマを着せ、水分補給して、髪を乾かし、肌のケアまでして欲しいんです。
調乳はしない
いいとこ取り育児のパパは授乳したがりますが、哺乳瓶が出てくるまで待ってます。
たしかに毎日の授乳は大変ですが、唯一の癒やしである赤ちゃんとの触れ合いをパパに奪われるとママはただの調乳係になります。
哺乳瓶は洗わない
いいとこ取り育児のパパは、授乳で満足して哺乳瓶をキッチンに持ってくだけ……。洗いも消毒もしてくれません。せめて、サッと水洗いくらいしてよ……。
離乳食の準備をしない
いいとこ取り育児のパパは離乳食を食べさせるだけ。離乳食の準備もしませんし、離乳食後も食器を洗ってくれません。
離乳食を根気良く食べさせない
いいとこ取り育児のパパは、離乳食を中途半端に食べさせます。離乳食は必要量を食べさせないといけません。もちろん子供は暴れたり、ペッと出しますが、何度もすくって食べさせてほしいんです。
気が向いたらあやす
いいとこ取り育児のパパは、気が向いたときだけ子供をあやします。子供をあやすのは泣いている理由を探り、泣きやませるためで、子供に触れたいからじゃないんです。
おもちゃや絵本は出しっぱなし
いいとこ取り育児のパパは、おもちゃや絵本で子供と遊んでも片付けません。子供が出しっぱなしのおもちゃや絵本を「片付けなさい。」と促すのが親の役目なんですが……。
準備しないで散歩に行く
いいとこ取り育児のパパは、準備しないで子供を散歩に連れ出してしまいます。
子供との散歩は、ちょっとした外出でも準備が必要です。時間を考慮しておむつ替え、授乳と離乳食、あやしグッズ、着替えなどが必要ですし、防寒具や日除け対策も必要です。
ちょっと連れ出して満足する
いいとこ取り育児のパパは、子供をちょっと外に連れ出すと満足しして10-15分で帰ってくることもあります。「お昼まで時間あるから、おなか空かせてきてって言ったのに……。」
困ったらお菓子やおもちゃを買う
いいとこ取り育児のパパは、子供の喜ぶ顔を見るため、ぐずられるのが嫌なため、すぐにお菓子やおもちゃを買ってしまいます。ママが子供に我慢させてると知っていて……。
子供の歯磨きはしない
いいとこ取り育児のパパは、子供が嫌がる歯磨きをしません。歯磨きで泣く子もいますが、ママだって泣かれるとつらいんです。仕方なく押さえつけて磨くこともあります。
子供を病院に連れて行かない
いいとこ取り育児のパパは、子供の体調が悪くても病院に連れて行ってくれません。
もちろん病院に連れて行くだけではダメで、熱や体の痛みなど確認しながら病院を予約し、その間も声掛けや水分補給が必要ですし、感染しない扱いにも注意が必要です。
着替えはしても洗濯はしない
いいとこ取り育児のパパは、子供の着替えをしたら洗濯カゴに入れておしまいです。そのため、子供用の洗濯洗剤の種類も知りません。
子供の服を洗濯して、干して、取り込んで、畳んで、タンスにしまうのも育児です。
寝かしつけ途中で諦める
いいとこ取り育児のパパは、子供の寝かしつけに挑戦しても途中で諦めます。
子供がなかなか寝なかったり泣き出すと「ママー、やっぱダメだー。」と呼ばれ、もし子供が眠ったら「俺子供の寝かしつけ得意だから。」とドヤ感を出します。
外出したときだけ張り切る
いいとこ取り育児のパパは、家族で外出したときだけはとても張り切ります。
「おむつは?」「着替えは?」「そろそろ授乳時間でしょ?」こんな風に「いつも育児してますよ感」を出されると、普段手際の良いママほどイライラします。
ギャン泣きに心が折れる
いいとこ取り育児のパパは、子供が泣いて「ママがいい~」という言葉を素直に聞き入れます。
子供が泣くのは当たり前。ママでも手がつけられないときはあります。子供が言う「ママがいい~」は「いや~」という意味です。言葉の通り受け取らないでください。
いいとこ取り育児の直し方
まーさ
育児の現状と改善点を伝える
何でも話し合える夫婦なら、言いたいことを直接伝えるのが効果的だと思います。
- 手伝ってくれてありがとう。ただ、お風呂は一連の流れをしてくれないと、わたしの負担減らないの。
- 手伝ってくれてありがとう。ただ、子供が泣いても歯磨きはして欲しいの。
- 手伝ってくれてありがとう。ただ、片付けもしてくれないと、子供が真似するの。
パパの育児に感謝しつつ、感情的にならないで思っていることを伝えて改善策も提示しましょう。方法を勘違いしてるだけで、育児に前向きなパパは多いですよ。
家事や育児に今以上にかかわりたい男性の割合は、2005年47.9%、2009年54.2%、2014年58.2%と増えています。
1つの育児だけ完璧に任せる
もしパパが中途半端に育児をして、余計な手間がかかる場合は1つの育児だけを完璧に任せる方法もありです。
- そんなにいろいろしなくて良いよ。でもパパがミルクあげるとよく飲むから、土日は任せて良い?
- 他は良いから、子供のお風呂周りだけ完璧にしてくれると、すごく助かるんだけど。
- 大変だけど寝かしつけはパパに任せるよ。パパの寝かしつけに慣れたらベッタリになるよ。
などパパの横について、1つの育児行為を優しく1から10まで教えましょう。
1つの育児だけでも、一連の流れでを知ると育児の嫌なところと良いところが見え、子供の要求や感情もわかるようになります。すると今よりも父親の自覚が芽生え、育児を真剣に考えるようになります。
育児方法をメモして渡す
「ねー、どの靴履かせれば良いー?」「のど乾いたらどうする?」「抱っこひもどこにあったっけ?」「寒いから上着持ってきてー。」
たかだか散歩に行くのに、毎回こんなに質問されたらたまったものじゃないです。そのため、事前に外出準備から帰宅してやることまでをメモして渡しましょう。
- 粉ミルクと魔法瓶に40度程度の白湯を準備
- おむつを2枚とおしりふき、タオルを1枚準備(タンス横)
- 小分けのお菓子を何個か用意する(戸棚の中)
- 念のため上下の着替えを1セット準備(タンス2段目)
- 抱っこひもを準備する(タンス上)
- 防寒対策にニット帽とストールも準備(タンス1段目)
- お砂場セットを持っていく(玄関)
- 汚れても良い靴は赤い靴
- 帰ってきたら玄関で足の砂を払う
- きれいにしてから入ろうね!と教える
- 汚れた服の砂を落として洗濯かごに入れる
- 手足をお風呂場で洗ってうがいをさせる
- 持ち物は元あった場所に片付ける
- 魔法瓶と哺乳瓶を洗う
子供の年齢や遊び方で持ち物は変わりますが、細かく書いたメモをわたして「これ通りやれば問題ないよ。」と伝えます。
帰ってきたら「ね、次から大丈夫でしょ。」と声をかけてください。離乳食も、お風呂も、寝かしつけも同じように「○○の手順」と書いたメモを用意します。
育児の最終目標を伝える
育児の最終目標は、パパと子供が丸1日2人でいっしょに過ごすことだと思います。ママが朝に出かけて、帰ってきたら寝かしつけた後……が理想です。
赤ちゃんと丸1日過ごすには、抱っこ、語りかけ、あやし、おむつ替え、調乳(授乳)、寝かしつけが必要ですし、お昼寝時間やおなかの空き具合も押さえる必要があります。
子供と丸1日過ごす場合も、何をして遊ぶか・遊ばせておくか、どんなお話をするか、何を食べるかなど赤ちゃんと違って選択肢が多い分、たくさん準備をしないといけません。
初めはいいとこ取り育児でOK
育児に慣れてないパパは、まず「いいとこ取り育児」からスタートしても良いと思います。育児の一部だけを切り取ることが全て悪いわけじゃありません。
- お風呂の準備中に電話がかかってきたから、パパに子供をお風呂に入れてもらった
- コンビニに行くパパをつかまえて、子供もいっしょに散歩に連れて行ってもらった
など時間を有効に使えるのはありがたいです。ただ、全てが中途半端な育児だとママに負担がかかりますし、パパが育児に非協力的なら、いっそのことこう伝えましょう。
まーさ
子供が成長して養育費・教育費がいくらかかるかわかっていないパパもたくさんいます。そのため、具体的に何歳でいくら必要か伝えてください。
ただし育児しなくて良いと言っても、パパが子供と触れ合う時間は作りましょう。
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