まーさ
わたしは2人の子育てにクーファンを使ってました。ただ必要かと言われたら、便利は便利ですが必要ではないかな……。
ただわたしはクーファンのメリットもデメリットも理解してます。もしもう1人赤ちゃんができたら、やっぱりクーファンを使って育児をすると思います。
- クーファンってどんな風に使えばいいの?
- クーファンっていつごろまで使えるものなの?
- クーファンのメリットとデメリットを教えて。
クーファン欲しいなぁと思ってるママは勢いで買う前にこの記事を読んでクーファンの使い方やメリットデメリットを理解してください。
どの育児グッズも使用期間は短いです。クーファンがあなたの育児環境に必要なものかどうか見極めてください。
目次
クーファン(クーハン)とはカゴ状の寝具
まーさ
クーファンとは幅40cm、奥行70-80cm、高さ20-30cmほどで、持ち手が付いたカゴ状の寝具のことです。
クーファンの中にクッションやちょっとしたベビー布団などを入れて赤ちゃんを寝かせたり、持ち手を持って(主に屋内を)少し移動するために使います。
赤ちゃんを入れて持ち運べるカゴ状のグッズのため、「ベビーバスケット」や「ベビーキャリー」とも呼ばれます。
ベビーベッド以外で赤ちゃんを寝かせる育児グッズはベビーラック、スイングラック、バウンサーなどがありますが、それらと違う特徴は持ち運びが簡単なことです。
そのため「少しだけ赤ちゃんを持ち運ぶ」「赤ちゃんの簡易スペースを作る」にメリットを感じないママなら、クーファンはとくに必要ないでしょう。
反対に、お家の中にいるときも赤ちゃんの寝るスペースを簡単に作ったり、ちょっとした移動が必要なママにとっては、クーファンはとても便利です。
クーファンの種類と値段
クーファンの種類は主に3つあり、値段は4,000円から15,000円前後と幅があります。値段、機能、利用環境で購入が必要か検討してください。
種類1.シンプルかごタイプ
とてもシンプルなカゴタイプのクーファンです。とくに機能があるわけではなく、カゴの中にクッションなどを敷いて使用します。
種類2.多機能バッグタイプ
現在よく使われるのはこの多機能バッグタイプで、クーファン、おむつ替えマット、プレイマット、お昼寝布団、ポータブルバッグの機能を持ったものが多いですね。
種類3.専用クーファンタイプ
クーファンとしてのみ使えるものです。多機能バッグタイプより耐久性はありますが、クーファン自体僅かな期間しか使わないため、少しもったいない気はします。
2人-3人目が欲しい人は耐久性が高いクーファンは良いですね。うちはこれでした。
クーファンはいつからいつまで使う?
サイズからわかる通り、クーファン使用時期は新生児期がメインです。一般的にクーファンは新生児期から使い始め、赤ちゃんの成長や環境に合わせて生後3-4ヶ月まで使います。
赤ちゃんは生後3-4ヶ月を過ぎると身長60cmを超え、体重も出生時の倍に成長します。さらにその時期に首がすわって、体を左右に動かす子が増えてきます。
早い子は生後3ヶ月、一般的には生後4-5ヶ月で約5割が寝返りできるので、気付いたらクーファンからはみ出すこともあります。
この時点でシンプルかごタイプや専用クーファンタイプはお役御免です。赤ちゃんグッズを入れたり、シンプルなカゴとして使いましょう。
多機能バッグタイプは、おむつ替えマットやお昼寝布団として使うようにしましょう。
クーファンのメリットとデメリット
まーさ
クーファンのメリットと利用シーン
クーファンのメリットは、赤ちゃんを寝かせたまま持ち運べることです。実際に育児をしてるとメリットを感じる人もいるでしょう。
どこでも赤ちゃんが寝るスペースになる
赤ちゃんを近くに置きたいときにベビーラックなどを移動するのは大変ですし、布団を敷くのは面倒です。クーファンなら、どこでもすぐ赤ちゃんが寝るスペースになります。
ちょっとした移動で目が覚めない
「赤ちゃんを2階のベビーベッドに寝かせて、1階のベランダで洗濯物を干す」などはよくあります。本来は目の届くところに寝かせたいですが、移動で起こすと厄介です。
初めからクーファンに寝かせれば、起こさないようにそっと移動が可能です。
外出先でも赤ちゃんのスペースができる
実家ならいいんですが、友達の家に赤ちゃんを連れてったときにずっと赤ちゃんを抱っこするのはつらいですよね。わざわざ布団を用意してもらうのも気が引けます。
クーファンなら、ちょっと物を置かせてもらう感覚で赤ちゃんのスペースを作れます。
お風呂にゆっくり入れる
赤ちゃんが寝ている間に1人でお風呂に入ることはありますね。ただいつ泣き出すかわからないので、急いで5分以内にお風呂から出る人も多いでしょう。
わたしが1番クーファンを使ってたのは脱衣所です。脱衣所にクーファンを置いて、ドアを半分開けてお風呂に入れば赤ちゃんの顔を見ながらお風呂に入れます。
クーファンのデメリットと注意点
クーファンは赤ちゃんが寝るスペースを作れるもので、移動をメインに考えないことが大切です。とくに外出先で使うならまだしも、移動中には使わない方が良いです。
転落事故が怖い
クーファンで最も注意することは赤ちゃんの転落事故です。1997年の国民生活センターの資料によると、5年間で23件の転落事故が起こっています。
クーハンから赤ちゃんが転落・・・頭蓋骨骨折も(発表情報)_国民生活センター
転落事故の多くは外出時の不注意です。クーファンを肩がけして傾いた、引っ掛けて持ち手が取れた、持ち替えようとしてバランスを崩したなどで事故につながっています。
クーファンの持ち手が取れるのは、当時3歳の息子が乗って遊んでたときに経験があるので、わたしもクーファンが丈夫というイメージは持ってません。
コストパフォーマンスが悪い
育児グッズはコストパフォーマンスが悪い物が多いですが、クーファンも安いものではないです。実質3-4ヶ月しか使わないのに1万円近く……やっぱりお高い……(^_^;)
車では使えない
乳児はママが抱っこしたり、クーファンで車に乗っても良いと勘違いしてる人がいます。
道路交通法で6歳未満の乳幼児はチャイルドシートの着用が義務付けられています。クーファンがチャイルドシートの代用になるとは思わないでください。
クーファンが必要かどうかはよく考えて
まーさ
わたしはメリットを感じましたが、クーファンが必要かどうかは生活環境によります。実際わたしの周りでクーファンを使っているママは、いませんでした。
もし「試してみたいけど高いから……。」と考えてる人は、レンタルで済ませるのも1つの手です。興味がある人は近くのお店やネットなどで探してみてください。
クーファンはお手軽で、お家の中だけで使うなら便利な育児グッズだと思います。使用期間は短いですが、その後もカゴとして使えば思い出も残ります。
成長した子供にクーファンを見せて「こんなに小さかったんだよ。」と言うと、「へー」と驚く姿もまた可愛く思えます。なので個人的にはファンが増えると嬉しいな……と。
前述した通り、クーファンはあくまでも小さな赤ちゃんが寝る場所を簡単に作れるもので、移動用の育児グッズじゃありません。
クーファンを使うということは、赤ちゃんはまだとても小さいはず。そのため利用方法を守って、最善の注意をはらって使うようにしましょう。